ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2009/07/04〜05) A

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(Update:2008/07/09)

 

【大雪渓に到着】

大雪渓に到着すると...

 

板の搬出

スキー・ボードの搬出から始まります。乗車人数が多い時は手分けして行ったほうがスムーズです。また、搬入・搬出時の傷などを気にされる場合は、スキー・ボードをケースに入れることをお勧めします。ただし、雪渓は砂・石が散乱していますので、滑走面やエッジの多少の傷はある程度致し方ないと考えられます。

 

肩の小屋口バス停で折返し運転 − 下り便の発車時刻を待ちます

そして、シャトルバスは大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での折り返し運転となっているため、7時45分に到着した後、下り便の出発時刻である8時15分まで車掌さん・運転手さんは周辺の風景を眺めながら待機します。

 

気温10℃ − 車内に引き返して上着を羽織る

8時の大雪渓駐車場の気温は10℃。半袖の状態では、しばらくの間は良いものの、すぐに寒さを感じ始めます。車内に戻って上着を羽織ります。大雪渓をはじめ、畳平や山頂方面に出向くときは、山麓の乗鞍高原では半袖でも蒸し暑さを感じる真夏であっても長袖を持参することをお勧めします。

 

マイクロバスで...

県道乗鞍岳線はマイカー規制となっていますが、路線バス以外にも11名以上のバスは通行ができます。そのため、スキークラブやスキーキャンプなどでマイクロバスに乗り合ってお越しになる方々もいらっしゃいます。

 

基礎スキーキャンプの方々 久々の再会の挨拶は
「今年は雪の状態がよいですね〜」

今日は基礎スキーのキャンプの方々がたくさんお越しになりました。そして、こちらのお二方の先生は、それぞれ開催する基礎スキーのキャンプに生徒さんを連れてやってこられました。一年ぶりにお越しになったノリクラに、「今年は雪の状態が良いですね〜」という言葉から、再会の挨拶が始まります。

例年、この時期となると降雨の影響から、雪渓表面を雨水が流れて縦溝が深くなったり、雪解け水がしみこんで再氷結したたけのこ状の氷柱が出現して、滑走しにくいバーンになってきます。今年は降雨が少ないことから、そのような現象が少なく、滑走し易いバーンコンディションが保たれています。

 

準備を整えれば、一本でも多く滑走できるよう、雪渓上部に向かいます。

 

【雪渓下部 T】

ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2008/07/05〜06) B

今週の大雪渓入口
雪渓下端から車道まで20メートル − 昨年並み

こちらは大雪渓入口付近の様子。昨年の画像と比較しながらお伝えします。先週の段階では、大雪渓入口に設置される「高山植物等の採取は禁止されています」などのお願いの記載された看板の5メートル近くまで雪渓の下端がありましたが、ご覧のように急激に雪解けが進んでいます。今週の雪渓下端は車道から20メートルほど離れています。雪解けが急激に進んでいるように見えますが、状況としては先週と同様に昨年並みです。

 

雪解け水の水量が徐々に増えてきます

大雪渓の雪解け水も少しずつ増えてきて、今日のような曇ったときでもせせらぎの流れが絶えずあります。

 

基礎スキーキャンプ − 今日も練習に励みます

こちらの基礎スキーキャンプの方々も準備ができ、今日の練習テーマに沿ったバーンをに向けて出発です。

 

時折、青空が見え隠れする状況で、少しばかりひんやりとした空気に包まれ、ほとんど蒸し暑さを感じさせない程よい気候が続きます。

 

スキーヤー専用道 − ウラジロナナカマド 若葉の中につぼみが膨らみます

大雪渓入口付近では、雪渓上部に向かうスキーヤー専用道を示す杭が姿をあらわしてきましたが、道そのものはまだ積雪の中です。そのスキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマドはようやく新芽が出始めた先週の段階から、さらに一歩進んで、若葉の内側につぼみが見え始めてきました。

県道乗鞍岳線の道中など、山麓ではすでに花をつけていますので、こちらのウラジロナナカマドも もう少しすれば、たくさんの白い花を見つけることができるはずです。

 

登山道入口 − 登山道の一部が見え始めます

こちらは大雪渓入口から50メートルほど北にある肩の小屋へ向かう登山道。ここから始まる登山道は、大雪渓の北側を肩の小屋に向かって登り、肩の小屋で畳平からのルートと合流します。ご覧の通り、登山道の一部が見え始めています。

 

昨年の登山道入口付近
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2008/07/05〜06) B
今週の登山道入口付近
昨年よりやや遅い雪解け

登山道入口付近の様子を昨年の画像と比較すると、昨年よりやや雪解けが遅い状況がわかります。

積雪があるため、登山道のルートがわかりませんが、画像左上のモーグルコースの岩の左側へ進む必要があります。しかし、大半の方がそのまま直登して、モーグルコースの岩の右側を進んでしまいます。モーグルコースの岩の右側はハイマツ帯に覆われて行き止まりとなります。

次のページ でお伝えしますが、撮影の翌日にはグリーンサポートスタッフの方々によって、ポール・誘導ロープの設置がされました。

 

車道との間は1メートル − 昨年並み

雪解けとともに、雪渓下端部分は車道から少しずつ離れるようになってきます。南寄りの大雪渓入口付近では20メートルほど離れていますが、北寄りの登山道入口付近はこの画像の通り1メートルほどで、ほぼ昨年並みです。 Next

 

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