第6回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム

(2009/07/12) D

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(Update:2008/07/31)

 

【ゴール後の畳平では】

ゴールを遂げた選手の方々は、隣接する畳平の駐車場で、下山の時間を待ちます。

 

気温7℃ − 急激な寒さに襲われます

10時の畳平の気温は7℃。そして、絶えず西から強い風が吹き抜けていて、汗で濡れた体に、急激に寒さが襲う状態。手荷物を受け取ったらすぐに合羽を着込みます。

 

完走できました!!

ヒルクライムレース初参加で、夏の大雪渓のモーグラーの常連のこちらの方。無事に完走できて何より...パレードスタートで始まったレースについて、「序盤、みんな、あんなに飛ばすから、驚きましした。でも、フリーになって、旧道に入ると、全体のペースが落ちてきて、何とか付いてゆくことができました。」と、今日の感想をおっしゃってくださいました。

 

カテゴリー別2位。総合11位 − 良い成績を残せました

そして、こちらの方ももちろん完走。カテゴリー別で2位。総合でも11位の成績を残しました。「今回のようなコースは、自分向きだったので、良い成績が残せたと思います。ヒルクライムを初めて、まだ2年。体を作り上げるには、3年はかかるといわれていますので、まだまだこれからです。」と、おっしゃってくださいました。

8月下旬に開催される、長野県側の全日本マウンテンサイクリングにも出場されるとのことで、昨年同様、位ヶ原山荘あたりで、トレーニングに励む姿をお見かけできると思います。

 

レースも終盤に差し掛かると、各カテゴリー別にリザルトが発表され始めます。

 

後続の選手が続々とゴールし、そのたびに新しいリザルトに張り替えられます。

10時30分ごろから冷たい雨

トップの選手が到着した9時ごろから、パラパラと小雨が降り続いていましたが、10時30分ごろからは、まとまった雨脚を見せるようになり、雨風とも、強くなって行きます。

 

風雨の中、庇で下山を待ちます

下山は11時を予定されていて、風雨が強まる中、多くの選手が、トイレの庇に駆け込んで、寒さをしのぎます。

 

予定を早めて下山開始

この状況に、下山の時刻を15分ほど早めて、先導者を頭に、数十人ずつ、ゆっくりと下山が開始されます。

 

完全防備で!

次々に下山

ノリクラの状況を良く知っているヒルクライマーは、厚手の手袋に、山用の合羽を着て、完全防備で下山です。

 

風雨がさらに強くなり、バスに選手と自転車を乗せて下山

急激に強まる風雨に、急遽、選手の手荷物を運んだバスに選手と自転車を載せる様子も。大会側は、「自力で下山できる方は、自転車で下ってください!」と、アナウンスするものの、下山バスを待つ選手の列は長くなるばかり...

 

一旦、自力で下山するも強風で引き返してきました

こちらの方々は、一旦、桔梗ヶ原付近まで下山したものの、あまりの強風でとても、自転車に乗っている状態ではなくなったため、再び、登り返してきて、バスで下山するとのこと。相当、ひどい状況であることを察することができます。

 

畳平のバスターミナルの入口では、自転車を輪行バックに収納する選手の姿があります。

 

大会までの道程も自転車で楽しむ

表彰式の行われる殿下平に戻る選手が大半ですが、こちらの方は、この大会のために、塩尻まで電車でやってきて、その後は、自転車で、乗鞍高原までやってきて、さらに、県道乗鞍岳線をヒルクライムして、畳平を経由して会場入りされたそうです。

大会前日に、かなり体力が消耗してしまうのでは、ちょっと心配な面があります。疲れきった様子は全くなく、本当はこれから、塩尻まで自転車で向かう予定だったとのこと。でも、この雨で、自転車は輪行バックに収めて、シャトルバスで乗鞍高原へ下山されるとのことです。

完走することを目的に出場する方、そして、目指すタイムにどれだけ近づけるかと意気込んで出場される方。また、レースだけでなく、その周辺の自転車での旅行も合わせて楽しまれる方。さまざまな、楽しみ方ができるところに、自転車の良さがあるのかもしれません。

 

無事終了

この後も、雨は降り続きますが、大会そのものは、無事に終了して行きました。

 

<編集後記>

マイカー規制の翌年から開催されて、今年で6回目を迎える、乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム。年々、出場者が増加し、エントリー数も600人近くまでになりました。健康志向や環境対策などで、街中でも自転車で移動される方が増えていて、ヒルクライムそのものも、敷居が低くなってきているのではないかと思います。

最初は「見るのとやるのでは大違い!」と、思うほどのつらいものがありますが、ゴールした瞬間に、そのつらさは忘れてしまい、「まだ、登れそう〜」と、いう感覚にすらさせてくれます。

今年は、スタート地点が殿下平総合交流ターミナルとなって、昨年以上に過酷なコースレイアウトになりました。ヒルクライマーにとって、挑戦しなければならない(味わってみなければならない)大会が、また、一つ増えたのではないでしょうか?

 

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