ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2009/07/18〜19) D

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(Update:2008/07/23)

 

【雪渓中段】

雪渓中段

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。

昨年同時期より一週間遅い雪渓中段
2008ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.11(2008/07/26〜27) B

今回の画像だけではどこを撮影しているのか、全くわからない状況のため、昨年の画像と比較しながらお伝えします。こちらは、上の二枚と同じ位置の画像で、昨年同時期よりも、一週間遅い週のもの。

ほぼ同じような雪解け状況で、昨年より一週間早い雪解けで、雪解けの推移としては先週と同じです。

 

昨年同時期より一週間遅い 肩の小屋への登山道T
2008ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.11(2008/07/26〜27) B

肩の小屋への登山道T
昨年より一週間早い雪解け

大雪渓北側にある、肩の小屋に向かう登山道は、先週から比べると、高さ1.5メートルほどの雪解けが見られます。

昨年同時期より一週間遅い 肩の小屋への登山道U
2008ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.11(2008/07/26〜27) B

肩の小屋への登山道U
昨年より一週間早い雪解け

登山道付近は先週の段階では、昨年よりやや早い雪解け状況でしたが、今週はやや雪解けスピードが速くなって、昨年より一週間早い状況です。

 

【雪渓上部】

昨年の雪渓上部全景
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.10(2008/07/19〜20) D

雪渓上部全景

ここからは雪渓上部の様子をお伝えします。濃霧で全体の様子はまったくわかりませんが、右の画像の今週の様子は、昨年よりも雪解けが激しく、画像左上の雪渓上部左側から、右下への滑り込みができない状況です。

 

昨年同時期より一週間遅い リフト土台
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2008/07/26〜27) C

今週のリフト土台
昨年より一週間早い雪解け

こちらは雪渓上部右側の右下(北東)付近にあって、雪渓中段の上部に位置するリフト土台。先週から2メートル近い雪解けが見られ、昨年より一週間早い雪解けです。

 

昨年同時期より一週間遅い時期の 
雪渓上部から雪渓中段への連絡部分
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2008/07/26〜27) C

今週の雪渓上部から雪渓中段への連絡部分
昨年より一週間早い雪解け

リフト土台から雪渓中段への連絡部分についても、昨年より一週間早い雪解けです。

 

今週の雪渓上部右側の上端 − 昨年より一週間早い雪解け
(↓)

昨年同時期より一週間遅い雪渓上部右側の上端
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2008/07/26〜27) C

そして、こちらは雪渓上部右側の上端部分。先週までは昨年並みの雪解け状況でしたが、今週は、他のエリアと同様に、昨年より一週間早い様子が見られます。

 

昨年の雪渓上部を左右に分ける尾根
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.10(2008/07/19〜20) D

今週の雪渓上部を左右に分ける尾根
ほぼ昨年並み

雪渓上部を左右に分ける尾根沿いに先週から岩の頭が出始めてきて、今週はかなり大きくなってきます。他のエリアが、昨年よりも一週間早い推移を見せる中、ここだけは、ほぼ昨年並みの状況です。

 

雪渓上部を左右に分ける尾根
まだ、上部とつながっていません

雪解けが進むと上部とつながって、雪渓が左右に分断されます。ご覧のように、まだ、上部とつながっていません。この様子からも、ほぼ昨年並みといえます。

 

【昨年の今ごろは?】

2008ノリクラ雪渓カレンダーVol.10(2008/07/19〜20)

今年の三連休は、悪天候でシャトルバスが二日間も運休になってしまいましたが、昨年は連休初日の19日(土)に関東甲信地方で梅雨明けして、すでに12日に梅雨明けした東海地方に足並みをそろえるかのように、綺麗な青空が広がりました。

翌日の20日(日)は、快晴とまでは行かないものの、まずまずの天候で、連休中日ということもあって、多くの人で賑わい、シャトルバスの下り便は、畳平を出発する時点で、満席状態となり、大雪渓から下山しようとするスキーヤーは、一時間以上も待つほどの状況でした。

 

<編集後記>

三連休最後の海の日は、よい天候になったものの、週末の二日間は、シャトルバスが運休となり、取材そのものも ままならず、苦労させられました。

岐阜県側の乗鞍スカイラインの通行止めと連動して、長野県側のシャトルバスも運休の措置が、昨年からとられるようになりました。乗鞍高原から大雪渓や山頂方面に向かう方の大半が、シャトルバスを利用しようとお越しになっている中、畳平への乗り入れができないことから、シャトルバスを運休する体制は、納得できる点と理解に苦しむ点の両面を感じます。

6月の春スキーバスは、畳平の手前の大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)で、折り返し運行が実施されましたが、その頃の乗客は、スキーヤー・ボーダー、そして、登山客が大半で、ある程度、山の装備を整えてやってきている方ばかりでした。その時と比べると、7月からのシャトルバスでは、一般の観光客の方も多く、今回のような措置は、安全面なども考慮されてのことと推測されます。

ただ、マイカー規制後の代替交通手段という位置づけでもあるという重要性も考慮すべきと感じられます。

 

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