ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.19(2009/09/19〜20) D

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(Update:2008/09/24)

 

【通行止めが解除されて】

こちらは大雪渓入口付近。

 

雲ひとつない紺碧の空 − 水平線から上空へのグラデーションのつながりが見事

ご覧のように、雲ひとつない快晴に剣ヶ峰から富士見岳まで、ノリクラの主要な峰々がくっきりと横たわっています。もちろん、八ヶ岳や南アルプスなどの遠景の山々がはっきりと眺められ、水平線近くから上空へと紺碧のグラデーションが続く様子は、見事なほどの美しさです。

 

10時30分に通行止めが解除されて

昨日出没したクマ以外に別の個体は確認されず、畳平周辺の安全確認が完了したことから、岐阜県側の乗鞍スカイライン・長野県側の県道乗鞍岳線は、10時30分から通行止めが解除され、シャトルバスは11時便から運行が開始されました。

 

シャトルバスは11時便から運行開始

始発の11時便は合計8台が運行され、多くの方が運行開始を待ちわびていたことが分かります。そして、いつものようにトランクからスキー板などを搬出する光景が見られます。

 

到着できて安堵の雰囲気

いささか出鼻をくじかれた感もありましたが、何とか、お昼前には大雪渓に到着でき、急いで準備です。

 

わき目もふらず、急いで出発

そして、スキーヤーも登山者も、我先にと、わき目も降らずに目的地に向かいます。

 

【畳平は平穏を取り戻して】

さて、こちらは畳平。

 

シャトルバスは正常運行

シャトルバスの運行はいつものように行われていて、正常どおりの体制となっています。

 

観光バスもいつものようにやってきます

観光バスもいつものようにやってきて、普段どおりの状況。

 

ただ、バスターミナルの内部は...

 

軽食コーナーは営業中止

待合コーナーは普段どおりですが、軽食コーナーは営業を中止しています。

 

土産物コーナーも閉鎖

そして、クマを閉じ込めた土産物コーナーは、完全に閉鎖され、中の様子すら伺えない状態です。

 

パトロール詰め所 − 扉などに損傷が見られる

こちらは、最初にクマが侵入したパトロール詰め所。扉や窓に損傷が見られ、クマ出没の注意書きが新たに貼付されています。

 

報道機関の取材 − 関係者へのインタビュー

今日も畳平周辺では、報道機関の方々が取材にやってきて、パトロールやタクシーの運転手など、現場に居合わせた方々へのインタビューの姿がありました。

 

畳平は、ほぼ、普段どおりに − バスターミナルも21日(月)から全面復旧

クマが最初に発見された魔王岳にも多くの観光客が訪れ、畳平は、普段どおりの週末を取り戻そうとしています。なお、営業を中止していたバスターミナル内の売店や土産物コーナー、2階のレストランは、21日(月)より、営業を再開し、全面復旧しております。

畳平以外にも、大雪渓や富士見沢などの上部エリアで、クマが出没するケースは、今までにもよく見られており、また、乗鞍スカイラインでは、出没頻度がさらに多くなっているようです。餌の少なくなるこの時期は、冬眠前にたくさんの食料を蓄えたいクマにとって、高山植物などの実が多くなる高所に現れるようになっても不思議ではなく、クマと鉢合わせしないよう、クマ鈴などの携行など、各個人レベルでの対策を講じるしかない状況でしょう。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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