ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2009/10/03〜04) @

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(Update:2009/10/08)

 

【大雪渓】

10月最初のノリクラ雪渓カレンダーをお伝えします。

先週は、近年まれに見る紅葉に恵まれ、その余韻を楽しもうと思ったものの、やはり、その美しさは短命なものでありました。週末にお越しになる方のために、今回も10月1日(木)に臨時で紅葉の速報をお伝えしましたが、その中でも記したように、落葉が目立つようになり、さらに2日(金)は、その状況にさらに追い討ちをかける強い風雨にさらされ、全山に渡って落葉が激しい状態です。

3日(土)は、昨晩、一旦止んだ雨が、再び降り始める生憎の朝を迎えるものの、10時ごろから一気に快晴となり、雨量規制で通行止めとなっていた乗鞍スカイラインは、11時45分から規制解除されました。青空がきれいというだけで、楽しい一日を送ることができように感じます。午前中の大雪渓より上部のエリアは、シャトルバスがまったく通行しないため、のんびりと車道を散策でき、静けさが青空を一層美しく感じさせてくれたのかもしれません。

そして、4日(日)は、朝から快晴の青空が広がります。少しばかりひんやりとした雰囲気が漂い、それまでの暖かい状況から、この時期らしい気候となっています。そして、シャトルバスは、どの便も4〜5台体制の運行され、上部エリアで降車された方が位ヶ原付近を散策する様子は、終始快晴の続いた青空の下、まるで歩行者天候のごとく道路を往来する様子が、終日にわたって続きました。

紅葉の見頃は、摩利支天付近の中腹に完全にシフトしていますが、ピークを過ぎて大半が落葉した位ヶ原付近でも、コントラストの強い日差しに、点在するウラジロナナカマドの紅葉が、再び輝きを取り戻し、そんなスポットに多くのカメラマンが三脚を並べる様子が見られました。なお、紅葉情報は 6ページ目の 【紅葉情報】 でお伝えいたします。

それでは、秋空の週末のノリクラの様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【10月3日(土)、観光センター】       【車窓から】
Page-2 : 【大雪渓に到着】
Page-3 : 【雪渓下部】       【雪渓上部 T】
Page-4 : 【雪渓上部 U − モーグルコース】
Page-5 : 【10月4日(日)、観光センター前駐車場、快晴の朝】       【位ヶ原は、カメラ携えて、散策にヒルクライムに...】
Page-6 : 【紅葉情報 − 大雪渓付近】        【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
Page-7 : 【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】        【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】 
Page-8 : 【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】
Page-9 : 【紅葉情報 − 魔利支天〜三本滝付近】       <総括>今週の紅葉は       【昨年の今ごろは?】        <編集後記>

  

 

【10月3日(土)、観光センター】

観光センター前駐車場

早朝6時30分の観光センター前駐車場。夜明け前の4時ごろから再び雨が降り始め、現在は小雨が続いています。気温は14℃。この時期としては高めの気温で、やや蒸した感じです。

 

昨日の荒天を引きずるかのような低く垂れ込める雲 − 激しい風雨で落葉が散乱

上空には低く垂れてこめた雲が流れ、近隣の山肌すら飲み込んでしまうほど。そして、駐車場は、至るところで落葉が散乱し、昨日の風雨の激しさを物語っています。

 

乗鞍スカイライン通行止めで、肩の小屋口バス停折り返し運転

こちらはシャトルバス乗車券発売所。昨日からの降雨で、岐阜県側の乗鞍スカイラインが通行止めとなっていて、畳平への乗り入れができないことから、一つ手前の大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での折返し運転となります。

訪れた方は、係の方から説明を受けています。係の方への質問の内容は、「歩いて畳平までどれくらいかかりますか?」や「肩の小屋口から山頂までどれくらいかかりますか?」と、いったことが大半です。

大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)から畳平まで徒歩で30〜45分程度ですが、乗鞍スカイラインが通行止めとなっているため、畳平の各施設の営業は行われていませんので、その点は注意が必要です。また、大雪渓駐車場付近にある登山口から肩の小屋まで25分程度ですから、山頂までは約1時間30分ほどでしょう。したがって、大雪渓駐車場(肩の小屋口)から山頂に向かうのと、畳平から山頂に向かう場合とは、時間的にほとんど大差はありません。

 

10月より始発便は7時。再び大粒の雨

シャトルバスは10月より、ご来光バスと6時便が運休となり、始発は7時便です。その7時便が到着した頃に、再び激しい雨の降り方を見せるようになります。

また、最終便も1時間繰り上がり、観光センターから畳平へ向かう登り便は15時10分、畳平から観光センターへの下り便は16時10分が最終便となります。

 

大半の方が山頂への登山の方のため、大雪渓駐車場での折り返し運転でも大きな支障はなさそうです。

 

それでは大雪渓に向けて出発です。

 

【車窓から】

三本滝ゲートから先は、濃霧に覆われたあいにくの天候が続きます。

 

山肌からは滝のような激しい流れ

そして、三本滝上部や周辺の山肌からは、激しく沢水が流れ落ちる様子が見られ、昨日の雨の激しさが分かります。

 

昨日の風雨で落葉が目立つ

前述の観光センター前駐車場と同様、昨日の風雨で激しく落葉し、その落ち葉で、路面が一様に覆われているところもあって、せっかくの紅葉も、一気にピークを失ってしまいました。

 

位ヶ原山荘を過ぎた森林限界を超えた先も雨は続き...

 

ピークは過ぎるものの、所々できれいな色合いが残る

残念ながら、先週とはやや趣を異にした光景となっています。それでも、所々では、まだ、綺麗な色合いが車窓を走り抜けて行きます。

 

そして、今日はここが終点の大雪渓に到着です。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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