ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.23(2009/10/17〜18) A

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(Update:2009/10/22)

 

【大雪渓に到着】

気温1℃、冷たい冬の空気感が漂う

シャトルバスが到着した8時の大雪渓の気温は1℃。先週あたりから気温がかなり低めの状態が続き、今週は気温以上に冬の空気感を感じさせる冷たい雰囲気が漂っています。

 

避難小屋

ほとんど人影のない大雪渓駐車場付近でも、避難小屋があるとやはり人が集まってきます。

 

登山の準備 − 霧の中は合羽装着が必須

雨は降っていませんが、濃霧が立ち込めているため、ここで合羽を羽織ます。霧の粒は意外に大きなもので、小雨の中を歩くのと同じくらい、全身びしょぬれになってしまいます。

 

避難小屋で準備体操とストックなど装備の点検を行ってこれから山頂に向けて出発です。

 

山頂へ出発

この時期は、上から降ってくるものは雨ではなく、雪である可能性が高く、また、真冬と異なって、乾いた雪でない可能性が高いことも考慮しなければなりません。冬の乾いた雪は、ウエアからさらさらと滑り落ちますが、湿雪はウエアにべっとりと張り付き、体温を奪って行きます。そのため、真冬以上に注意が必要な時期でもあります。

 

【雪渓下部】

ここからは、いつものように雪渓下部の様子をお伝えします。

 

荒涼とした雰囲気

紅葉がすっかり終わって、ミヤマクロスゲの小麦色の輝きも、もう失ってしまいました。

 

霜柱 ミヤマキンバイの紅葉がまだ残っています

大雪渓エリアに残されているのは、午後になっても消えることのない大きな霜柱。それでも、所々でミヤマキンバイの真紅の紅葉の姿を発見すると、ほっと心が和みます。

 

石碑の岩 チングルマ −落葉が始まりました

こちらは雪渓下部の南側にある石碑の岩。ここにある定点撮影のチングルマは、少しずつ落葉が始まっています。秋から冬へと完全に以降し始めた殺風景な景色となっています。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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