ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2009/10/24〜25) B

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(Update:2009/10/29)

 

【紅葉情報 − 休暇村〜三本滝】

県道乗鞍岳線 休暇村〜三本滝間 − カラマツの紅葉がピーク

休暇村から三本滝までの県道乗鞍岳線沿線は、カラマツ林が広がり、黄金色の紅葉がピークを迎えています。

 

曇り空でもきれいな色合い − ピークの時期の証

落葉が始まっているものの、まだそれほど多くなく、よく観察すると、まだ、緑色の部分を残すものもあります。広葉樹の紅葉が曇り空で落ち着いた雰囲気を見せるのと対照的に、曇り空ではくすんだ色合いとなってしまいます。カラマツの紅葉に限っては、晴天の青空に光り輝くゴールデンオレンジに勝るものはありません。しかし、今日は曇り空でも比較的良い色合いを見せていることから、カラマツの紅葉が一番良い時期を迎えている証拠でしょう。

 

かもしかゲレンデから

カラマツ林はかもしかゲレンデ付近が上限です。

眼下にはカラマツがまるで燃え盛るような勢いで染まっている様子が見られます。

 

ゲレンデはきれいに草刈が実施

先週までは、ヤマハハコやヤナギランで多い尽くされていたゲレンデも、ご覧のように綺麗に刈り取られています。

 

地元の方々の手で草刈 − 冬への準備

これからスキーシーズンを迎える乗鞍高原温泉スキー場の各ゲレンデは、地元の方々で草刈が行われます。乗鞍高原エリアにとってスキー場の存在は重要なもの。皆さん、自前の草刈機で黙々と作業を進められていました。

 

【最後のヒルクライムや散策を楽しむ】

上部エリアは紅葉は完全に終了

三本滝ゲートから県道乗鞍岳線をさらに先に進みます。すでに紅葉はすっかり終わり、ダケカンバの枝振りだけが目に留まります。

 

訪れる方のほとんどない車道 − 今日はウインターシーズンに向けての足慣らしに登山

晩秋の趣が漂う10月最終週は、訪れる方もほとんどありません。今日は山頂に向かうと予定だったものの、降雪のため足場が悪く途中で引き返してこられたというこちらの方。春先はツアーコースを行き来し、これからのウインターシーズンに向けて、今日は足慣らしでお越しになったとのこと。

 

ツアーコースのシーズンももう少し...その時期にまたお会いできることを楽しみにしています。

 

おしゃれなグラスをおもむろにかけて...いつも周りを和ませてくれます

そして、こちらの方も、グリーンシーズンより冬から春のツアーコースでよくお会いする冬の常連のボーダーの方。お会いした瞬間に、ザックから、おしゃれなサングラスを取り出して記念撮影です。

いつも何かしら周りの雰囲気を楽しませてくれる...ひっそりとした寂しささえ感じさせる状況に、火が灯ったような瞬間です。

さらに進んで、こちらは位ヶ原山荘。

 

冬支度 − 屋外のテーブルを分解

山荘前に並べられた木製のテーブルを分解する作業が進められています。

 

今シーズンの営業は10月末まで
今年も年末年始営業します(12月22日〜1月11日)

今シーズンの位ヶ原山荘の営業は10月末まで。11月に入るとこの周辺でも路面に積雪が始まり、早めに小屋締めの準備を進めないと間に合いません。
11月からしばらくの間、営業を休止する位ヶ原山荘は、年末年始は再び営業が開始されます。そのため、小屋締めの準備と、年末年始に向けた物資搬入の作業が同時進行で行われ、これからしばらくはあわただしい毎日となります。

位ヶ原山荘の年末年始営業は、12月22日(火)から1月11日(月・祝)までの間、連日営業が予定されています。また、来シーズンの営業開始は、2月6日(土)の予定です。

今シーズン最後のノリクラヒルクライム −冬場も毎月1500kmのトレーニングは続けます

毎月1500kmのトレーニングを欠かさず続けていらっしゃるこちらのヒルクライマー。もちろん、8月末に実施された全日本マウンテンサイクリングin乗鞍にも出場され、目標タイムには惜しくも届かなかったと、その時の状況をお伝えくだいました。

今日はノリクラ最後のヒルクライム。ヒルクライムはこれからシーズンオフを迎えますが、毎月1500kmのトレーニングは冬場も欠かさず行うとのこと。「ヒルクライムの体を作るにはまだまだ時間がかかるんです。」と、常に先に目標を見据え、目標に向かって突き進む姿は、目の奥から消えることはありません。

 

正午の位ヶ原山荘付近の気温は5℃。薪ストーブが建物全体をほのかに暖めてくれます。

 

ふと立ち寄ったところ、山荘の雰囲気に飲み込まれる

今日でノリクラ二回目。最初はゲレンデスキーでお越しになり、山頂登山から下山されてきたところ...

この雰囲気にまた浸ってみたい

ふと立ち寄った位ヶ原山荘の室内の雰囲気に包まれて、「また、この雰囲気に浸って見たい!」と、言葉を残しながら、麓へ下山を始めます。ここには何か別の時間と空間が流れています。山小屋という感覚とはまた違った感覚なのです。高山と森林のちょうど境目の森林限界に位置するところが、影響しているのかもしれませんね。

 

「位ヶ原時間」にはまって完全に「まったりモード」

今日は鳥居尾根からやっとの思いで登ってきたこちらの方々も、ゆっくりと流れる「位ヶ原時間」に翻弄され、完全に「まったりモード」に浸っています。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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