ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版Vol.6(2010/04/29〜05/01) D

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(Update:2010/05/06)

 

【4月30日(金)、春山バス試運転】

快晴の朝

春の嵐のような天候だった4月29日(木)から一夜明けて、4月30日(金)は早朝から力強い太陽の昇る朝を迎えます。

 

青と白の綺麗なコントラストの世界が広がる

気温はマイナス5℃、ノリクラの峰々からは激しく雪煙が舞い上がり、位ヶ原山荘周辺でも西から冷たい風が絶えず吹き抜けます。

 

この好天も一瞬のこと...

雲ひとつない快晴が終日続くと思ってもおかしくないような朝の情景です。

 

天候は急変 − 9時30分には降雪が始まる

しかし、早朝の快晴はものの2時間程度で、8時過ぎには完全に曇り空となって9時30分頃からシャワーのような細かな雪が降り始めます。そして、その雪は次第に粒の大きなものとなり、降り方は勢いを増すばかり...

 

春山バス運行に先立って試運転が実施

県道乗鞍岳線は冬季閉鎖中のため、位ヶ原山荘まで除雪が完了しても、カーブミラーやガードロープなど安全対策がまだ施されていません。5月1日(土)より運行開始が予定されている春山バスは、冬季閉鎖中の道路を特別な許可のもとに通行するため、営業運行開始に先立って、安全に運行できることを確認するための試運転が実施されます。

今年の試運転は4月28日(水)に予定されておりましたが、悪天候のため、本日30日(金)に延期となりました。

 

天候悪化で折り返しが検討されたものの、無事到着

突然の降雪のため、観光センターを10時15分に発車した試運転バスは、道路状況の悪化により途中で折り返すことを念頭において出発しましたが、11時15分に位ヶ原山荘に到着します。

 

関係者がバスから下車

試運転は松本市、松本電気鉄道(株)、乗鞍高原温泉旅館組合、乗鞍高原温泉民宿組合、大野川町会、鈴蘭町会が主体となって実施され、環境省、中信森林管理署、長野県などの関係者の方々が視察に訪れました。

 

あっという間にアウターなどが真っ白に

試運転バスの到着した頃は激しく雪が降り続き、頭やアウターが白くなるほどの状況。

 

新しい時刻表が取り付けられる − 1日3便

そして、春山バス用の時刻表が位ヶ原山荘の壁に取り付けられます。なお、春山バスの運行ダイヤ・料金については、お知らせ − 2010シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘行きの春山バス運行について(2010/04/05)  をご覧ください。

 

除雪状況によってバス1台が何とか通行できる狭いところもあります

県道乗鞍岳線は無雪期でも大型バスのすれ違いが困難な箇所がいくつかあり、さらに除雪作業は通行に当たって必要最小限の幅員しか実施されないため、ヘアピンカーブなどはバス1台が何とか通行できる状況で、バスの運転手の方に通行上の問題がなかったか確認します。

 

山荘横の転回所も雪に覆われ、何度もハンドルを切り返して...

また、三本滝ゲートより上部ではバス転回所は位ヶ原山荘までなく、そのバス転回所もまだ雪がうず高くあって何度もハンドルを切り返しながら、大きな車体を方向転換します。

 

運転手同士でバックエリアの確認

「バスの頭はこの白線から1メートルまでだよ!さらに後に下がるとぶつかるよ!」と、言いながら、バックするエリアの確認をします。

 

運行上の問題箇所はなく、予定通り5月1日(土)より運行開始が決定

運行上大きな問題となる箇所がないことが確認され、当初の予定通り、5月1日(土)から今シーズンの春山バスの運行が決定され、試運転バスは再び観光センターへ戻って行きます。ただ、今日はこの後も降雪が続き、夜半には路面が白くなり始め、明日の運行が気がかりな天候です。 Next

 

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