ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2010/06/25〜26) C
【肩の小屋は営業開始に向けて】
冬季は小屋全体が完全に雪に埋もれてしまうほどの積雪があり、これまで肩の小屋は全ての窓・入口は頑丈な戸板で目張りされていましたが、今シーズンも営業開始に向けて準備が進められるようになって来ました。
小屋周辺を掃除するこちらの方。昨年からスタッフとして働き始め、今シーズンからは肩の小屋の管理人を任されるようになりました。「まだ、わからないことが多くてちょっと心配ですががんばります!」と、にこやかに答えてくれます。
今日は梅雨の中休みの貴重な晴れ間。宿泊者用の布団を屋根一面に干します。こちらの方は今シーズンからスタッフのメンバーに加わりました。山小屋での生活も初めてとのこと...今日は蒸し暑さを感じるほどで、こんな真夏の格好で過ごせる状況ですが、「真夏でもストーブの日が絶えることがないんですよ」と、お伝えすると驚いた様子でした。
こちらは休憩に立ち寄った登山の方々にコーヒーやうどんなどを提供軽食コーナー。
先輩スタッフから段取りなどを教えてもらうこちらの方も初めてスタッフに加わりました。
そして、小屋開け準備がひと段落して、休憩のひととき...
今日は比較的遠景の山並みがはっきりしていて、管理人から山の名前を教えてもらいます。肩の小屋周辺は色々のものが揃った都会とは異なり、自分自身が興味を持って物事を見ようとすれば、数限りなくいろんなものが見えてくるものです。
肩の小屋は6月26日(土)から今シーズンの営業が始まります。10月中旬の三連休までこのメンバーで切り盛りして行くこととなります。
【稜線目指して】
それでは肩の小屋から稜線に向けて出発します。
肩の小屋から山頂方面に向かう夏道(登山道)は、肩の小屋から稜線までの区間で、半分以上で雪解けが完了しています。
昨年の肩の小屋〜山頂の登山道 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2009/06/27〜28) D |
先週の肩の小屋〜山頂の登山道 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2010/06/18〜19) B |
今週の肩の小屋〜山頂の登山道 昨年よりもやや多い |
こちらは肩の小屋から稜線までのちょうど中間付近。先週の画像と比べてかなり雪解けが進んでいる様子がわかります。それでも昨年よりもやや多い状態です。
積雪はこの箇所から。ここを越えると稜線直下となります。
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昨年の肩の小屋〜山頂の登山道 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2009/06/27〜28) D |
今回の肩の小屋〜山頂の登山道 |
昨年よりも積雪が残っている箇所が多い状態。それでもその差はさほどではありません。
摩利支天岳の山肌は箇所によって若干違いがあるものの、昨年よりもやや少ない状態です。(→ Next)
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