ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2010/06/30〜07/04) B

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(Update:2010/07/08)

 

【剣ヶ峰山頂への神祠上げ V − 山頂に到着】

山頂に到着した神祠は...

 

古い神祠跡 − ここに新しい神祠をまつります

山頂に昔からまつられていた神祠はすでに山麓の神社に移され、御霊代(みたましろ)を新しい神祠に遷し奉る祭儀(遷座祭 − せんざさい)が執り行われております。

こちらの木彫りの像は古い神祠の奉られていた不動明王と思われます。

 

清めの塩と米をまいた後、いよいよ備え付けの行事。

 

神祠は総檜づくり

この神祠には、伊勢神宮に奉納された檜や木曽檜が使用されました。

 

台座も腐食しにくい木材を

基礎部分の台座の木材も腐食しにくいものを選ぶなど、これから末永くノリクラを見守っていただくように作成されました。

 

御神札

御神璽(おみたま)の正遷座祭(せいせんざさい)が平成二十二年六月三十日に齋行された旨と、建主及び大工棟梁の氏名が記された「乗鞍朝日神社薪殿祭」の御神札を神祠に納めます。

 

最後に大工棟梁の手で封をして...

 

お神酒を頂く

参加した方々全員でお神酒を頂き、無事に神祠上げが完了します。

 

建主から参加者へお礼の言葉 新しい神祠の前で拝礼

そして、最後に建主から参加された方々へ「今度(次の神祠上げ)はいつになるかわかりませんが、人のつながり・皆さんの力が一つになれば、何でもできることがわかりました。」とお礼の言葉を頂き、新しい神前での拝礼を執り行って、神祠上げという神事を無事に執り行うことができました。

 

神祠製作の大工さん − 「標高3000mの場所に自分の作品が納められ感無量です」

今回、神祠を製作された大工さんは、「自分の作品を標高3000m以上の場所に納めることなど、この先もまずないでしょう...本当に感無量です。」と、感激ぶりはひとしおのようです。

そして、「このような木製品は人の手を定期的に加えることで保存状態が大きく左右されます。これからノリクラに通いその様子の確認を続けるとともに、これからも守り続けるようにその取り組みを後世にも伝えて行きたいものです。」と、おっしゃってくださいました。

 

新しい神祠に見守られる日々が始まります

これから雨の日も風の日も、そして、雷に打たれたり、吹雪の日も、ノリクラを見守ってくださる日々が始まりました。 Next

 

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