ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2010/07/17〜18) C

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8

(Update:2010/07/22)

 

【高山植物】

ここからは大雪渓エリア周辺の高山植物の様子をお伝えします。

 

大雪渓エリアも雪解けが進むにつれて、種類が少しずつ増えてくるようになってきます。

 

シナノキンバイ(花) コバイケイソウ(葉)

左の画像はシナノキンバイ。つぼみが開花を始めています。昨年とほぼ同じ推移です。そして、その傍らに見られるのはコバイケイソウ。大雪渓エリアでは葉が大きく開き始めた段階で、つぼみはまだ見られません。数年に一度しか開花しないと言われていますが近年は毎年開花し、今後の推移が楽しみです。

 

こちらはベニバナイチゴ。

 

ベニバナイチゴ(左:花期、右:花が終わった所)

先週あたりから開花を始めました。そして、今週はご覧のように完全に花を落としてしまったものもあります。8月下旬から9月上旬には実がなり、このような高山植物もクマなどが生きて行くための糧となります。

 

イワツメグサ(花)

そして、ブーケのように可憐に咲く花はイワツメグサ。10枚の花弁は実は5枚のものが二つに裂けたもの。かつて、梱包材として利用されていたことから、「詰め草」と名づけられています。

 

クロクモソウ(花)

こちらはクロクモソウ。高山帯よりも少し標高の低い亜高山帯〜低山帯の湿り気の多い岩場に自生することが多く、大雪渓エリアでは見かけることが少ない高山植物です。

暗紫色の花が黒い雲のたなびく様子に形容されて「黒雲草」と呼ばれています。

 

高山植物は一概に小さなものが多く、こちらはその代表格とも言えるでしょう...

 

ミネズオウ(花)

ミネズオウ(峰蘇芳)。葉の形がイチイ(別名:ズオウ)に似ているところから命名されています岩場にびっしりと張り付いていますが、花は直径3ミリ程度で、。花の時期でないとミネズオウであることが分からないほどです。

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景 − 昨年よりも一週間遅い雪解け

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。今週になって、上部エリアと下部エリアの分離が見られるようになって来ました。昨年よりも一週間遅い雪解けです。

 

雪渓上部から下部への滑走 − これから上部・下部が分離

上部エリアから下部エリアの滑り込みご覧の二箇所はまだ滑走可能ですが、右の画像の箇所は来週にはほぼ完全に雪解けが完了していることと考えられます。

 

今回初めてノリクラデビュー

親子で練習に励むこちらの方々。息子さんは今回初めてノリクラデビューです。

 

ゆっくり登って、しっかり滑る

トレーニングを目的にノリクラにお越しになっていますので、滑走に支障が出ないようあえてゆっくり登り、滑りに集中します。

 

今シーズンはしばらくノリクラ通いを続けたいとおっしゃっています。

 

これから自分自身のペース配分を掴んで練習に励む

なかなか初めてだとペース配分が分からないものですが、何回か通うことで自分自身の体力に見合った練習量がわかってくるものです。 Next

 

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6  7  8  Next>>