第25回 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍

2010/08/28〜29 D

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(Update:2008/09/10)

 

【下山誘導が始まります】

下山

県境のゴールエリアは大変狭く、選手が待機する場所がほとんどありません。そのため、しばらくするとレースが終了した選手の下山誘導が始まります。

 

下山は400名程度を一つのグループとして先導車が誘導します。

 

下山誘導のスタッフ − 皆さん一般の選手です

そのグループの前後には数名ずつ自転車の誘導者も一緒に下山します。大会スタッフのウインドブレーカーを身にまとっていますが、こちらの方々も下山する選手と同様、競技を終えた選手です。事前に大会主催者から電話連絡で依頼があって、下山誘導のスタッフとして一役を担っています。

 

綺麗な筋状の雲が絵筆をふるう

レース途中ではゆっくりと眺めることのできなかった光景が続いています。いつもなら、時間の経過とともに山麓から雲が湧きあがりますが、今日は綺麗な筋状の雲が空に絵筆をふるい、最高の景色が広がります。

 

このまま下山するのがもったいないほどの絶景

「このまま下山するのはもったいないなぁ〜」と、言いながら沿道でシャッターを切る下山の選手の姿...その先にはまだこれから登ってくる選手が続々と続く様子も見られ、さすがに4000名超の規模の大会であることが、このロケーションからもわかります。

続々と選手が登る位ヶ原は9月20日頃になると、綺麗な紅葉が始まり出します。その頃のヒルクライムは秋のさわやかな空気に包まれ、そして、今日のような高い空に包まれ、夏とは違ったヒルクライムを楽しむことができます。

 

下山途中で再会

レース中はそれぞれ一人ずつの孤独な世界ですが、下山途中に再会でき、少しずつ仲間が増えてゆくもの。

 

今度は紅葉の時期にまたお会いしましょう!

「今度は紅葉の時期にお会いしましょう!」と、言い残しながら下山されて行きました。先ほども申し上げたように、秋のヒルクライムもまた最高です。大会が終わっても、ノリクラのヒルクライムのシーズンはまだまだ続きます。

9月20日前後から始まるノリクラの紅葉の概要については、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) をご覧下さい。また、紅葉シーズン中の最新情報については、週末ごとにお届けする トップページの速報 と、毎週掲載の ノリクラ雪渓カレンダー の 各号の 【紅葉情報】 のコーナーをご覧下さい。

 

【レースは終盤を迎えて】

ゴールまであと1km

大雪渓からさらに進んで、こちらはゴールまであと1km地点。

 

ママ − 立ちゴケしちゃったよ〜〜

ゆっくりと登って行くこちらの方は、昨日の大会会場で吉井 玲香 選手といつも一緒のママ...「さっき、立ちゴケしちゃったんだよ〜」と、ちょっと痛そうな様子。それでも元気にゴールを目指されましたが、実は8針も縫う大怪我。それでも、「今日抜糸でき、明日から練習開始です!」と、元気なご連絡をいただきました。

いつも元気な笑顔で周りの雰囲気を盛り上げるママ。その元気さが怪我の回復力となっているのかもしれませんね!

 

足、攣っちゃって...

標高差1260m、距離20.5kmはなかなか過酷なレースであることは間違いありません。中には足が攣ってしまう選手もいます。「両足が攣ってしまうと、自転車から降りることもできないんですよ〜」と、しばらく辛そうな様子でしたが、すぐに復活して再びスタートされて行きました。

昨日の鈴木雷太さんのライディングテクニック講座でも、「攣らないようにするにはどうしたらいいんですか?」という質問がありましたが、やはりどの選手も悩みの一つであるようです。

 

そして、こちらが県境に設置されたゴール。

 

標高2715メートル − 日本一高いヒルクライムゴール地点

ここを過ぎると皆さんホッとした安堵の顔を見せてくれます。標高2715mのゴール地点は自動車道で日本最高標高地点と言われる2702メートルの畳平よりも高く、自転車で登れるもっとも高い地点で、この地点がゴールであるということでも、やはりこの大会は日本でもっとも有名なヒルクライム大会ということが言えるでしょう。

 

出場女性の中で最高齢の選手 − ゴールしても疲れた様子も見せません

現在69歳で女性選手の最高齢での出場。「ちょっと調子がふるわなかった」と、おっしゃりながらもゴール後もそんな疲れた様子も感じさせません。最高齢の記録は10年前から続いているとのことですので、ぜひ、来年もここでお会いできたら幸いです。

 

制限時刻間近 − 必死で登る

レースも締め切り時刻と近くなって、スタッフの方々も必死で登る選手への声援も大きくなります。

 

そして、こちらの選手が通過して今年もレースが終了します。 Next

 

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