ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2010/09/24〜26) C

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(Update:2010/09/30)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。雪渓上部右側は確認できない状態ですが、雪渓上部左側は先週と同様、昨年よりも一週間から二週間ほど早い雪解けを見せています、雪渓上部左側の状況は次のコーナーの 【雪渓上部 U − モーグルコース】 にてお伝えします。

 

昨年の雪渓上部右側
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) B
今週の雪渓上部右側
積雪が確認できない

 こちらは雪渓上部右側。昨年は何とか積雪が残っている状態を確認することができますが、この位置からでは今年は積雪が残っていないように見られます。

 

昨年の雪渓上部右側
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) B
今週の雪渓上部右側
小さくなってもまだ残る

しかし、昨年よりはちいさいものの、ご覧のようにまだ残っています。

 

1メートル×1メートル

大きさは1メートル四方しかありません。数日中には完全に積雪が完了しますが、最終的にほぼ昨年並みの状態で雪解けが完了しました。

過去の雪渓上部右側の雪解け完了は、2008年は今年より一週間遅く、2007年・2006年は二週間早い状況。2005年は今年より四週間早く、2004年にいたっては六週間も早い状態で、今年は雪解けが遅かったということがわかります。

 

【雪渓上部 U − モーグルコース】

雪渓上部左側 − 昨年より1〜2週間早い雪解け

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。

雪渓下部での滑走が困難になり、雪渓上部(左側・右側)がメインの滑走エリアとなって来ていますが、今後、さらに雪解けが進んで雪渓上部右側も滑走ができなくなる8月下旬以降は、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットというよりも大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況です。また、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。

したがって、今後は初心者、及び、初めてノリクラのお越しになる方は滑走できませんのでご注意ください。

雪渓上部左側は、昨年より一週間から二週間程度早い雪解けが続いています。

 

雪渓上部左側下端 − 昨年より二週間早い雪解け

こちらは雪渓上部左側下端部分。落書きの岩から55メートル離れています。下端の位置は昨年より二週間ほど早い雪解けです。

 

モーグルコース

今日もモーグルコースには常連の方々がやってきています。

 

コース整備 お昼はのんびりと

いつものようにコースの整備をしたり、のんびりとお昼休みを取ったりとそれぞれの時間を過ごします。

 

完全なアイスバーン − 板をはずすのも一苦労、階段で足場を確保

9月も下旬となると、日差しがあっても気温が低いと、表面は緩んでいても、下地が完全にアイスバーンの状態となってしまいます。そのため、スキーブーツでも足場がないと体勢を保持することすらできず、何とか残っている階段のところで足場を確保しながらスキー板をはずす必要があるほどです。

 

階段もテカテカのアイスバーン

その階段もステップが残っているものの、そのステップもアイスバーンですから、かなり注意が必要な状態です。

 

昨年同時期より一週間遅い雪渓上端
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) C
今週の雪渓上端
一週間近く早い雪解け
昨年同時期より一週間遅い雪渓上端
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) C

今週の雪渓上端
一週間早い雪解け

それでは上端部分の様子をお伝えします。二週間前にかなりの雪解けを見せていて、先週の段階で昨年よりも一週間以上早い雪解けを見せましたが、今週は少し落ち着いて、一週間か もしくは一週間ちかく早い状態です。

 

昨年同時期より二週間遅い雪渓上端
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2009/10/10〜11) B
今週の雪渓上端
二週間早い雪解け

こちらはさらに南寄りの上端部分。先週は二週間以上早い雪解けでしたが、こちらも少し落ち着いて昨年よりも二週間早い状態です。

 

先週の雪渓上端
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2010/09/18〜19) D
今週の雪渓上端
上端の位置が2メートル以上も下がる

そして、上端の位置は先週は1.5メートルから2メートル下がりましたが、今週は2メートル以上も下がっています。

 

上端から − 下端部分まで61メートル
昨年より三週間以上早い雪解け

雪渓上部左側下端までの距離は先週の79メートルから61メートルと、18メートルも短くなっています。下端部分の雪解けに起因するものと思われますが、昨年同時期より三週間遅い段階で73メートルで、その後は降雪があって正確に測定できませんでしたので、少なくとも昨年よりも三週間以上早い雪解けとなっています。

 

一部バーンが真っ白に − おそらく降雪

上端付近を良く見ると、ご覧のように一部真っ白になっているエリアがあります。おそらく、23日(木)に降雪があったものと思われます。ただ、夜間に降雪があった場合、降雪の確認がなされないため、これが初雪だと断定はできないかと思います。

ちなみに昨年の初雪は10月8日で、2008年は9月27日でしたので、そろそろ、降雪があってもおかしくない時期であることは間違いありません。

 

それではここからモーグルコースの様子をお伝えします。

 

滑走できる状態とはとてもいえません

とりあえず、雪渓下端までラインは残っていますが、実際にはスタートから数ターンしか滑走できる状態ではありません。

 

スタートエリアもご覧のように凍り付いています。

 

長さ35メートル×7コブ − どこもアイスバーン

コブラインの長さは35メートル×7コブ。バーン表面はやわらかいものの、コブの一番深いところはご覧のようなアイスバーン。

 

紅葉を眺めながらの秋スキーを期待してきましたに... また来シーズンお会いしましょう!

今日は紅葉スキーにやってきましたが、紅葉が遅れていて残念...今シーズン最後のノリクラ入りだったこともあって少し残念そうです。今年は天空マラソン出場などスキー以外でもノリクラに通われたシーズンでした。また、来年もここでお会いできることを楽しみにしています。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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