ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2010/09/24〜26) D

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(Update:2010/09/30)

 

【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★始まりました(昨年より一週間以上遅い)★

大雪渓付近

23日(木)あたりから冷え込みが見られるようになり、大雪渓エリアでもようやく始まったといえる状態となってきました。昨年よりも一週間遅い状況です。また、ノリクラの紅葉の概要を記載した 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) は、2010年版に更新いたしましたので、ぜひご覧ください。

 

26日(日) − 山頂付近に霜
大雪渓・位ヶ原エリアは霜枯れのものが目立つ

こちらは26日(日)朝の山頂付近の様子。ご覧のように霜が降りております。そのため、大雪渓エリアから位ヶ原エリアまで霜枯れ状態のウラジロナナカマドが多く見られます。これからご紹介する画像は24日(金)・25日(土)に撮影したものですので、状況は画像よりも若干悪化している箇所も見られますので、あらかじめご了承ください。

 

トイレ付近 山頂全景

左の画像のトイレ付近のウラジロナナカマドをご覧いただくとお分かりのように黄色に変化を始めたものが多くなってきました。

 

雪渓上部左側より 山頂付近

ただ、ハイマツ帯を縁取るウラジロナナカマドにはあまり変化が見られない様子で、全体的にはっきりと始まったといえるかどうか微妙なところです。昨年よりも一週間以上遅い状態です。

 

大雪渓入口 ピークに近い色づき

大雪渓入口のウラジロナナカマド。明らかに変化が見られ、ご覧のようにほぼピークに近い状態のものも見られるようになって来ました。

 

昨年同時期より一週間早い大雪渓付近
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2009/09/19〜20) E
今週の大雪渓付近
昨年より一週間以上遅い状況

こちらは昨年同時期より一週間早いものと比較した画像。左の画像のほうが赤い部分が多く、この状態からも昨年より一週間以上遅い状況と言えます。

 

現段階の大雪渓エリアは、例年よりも早めに紅葉が始まった2009年より一週間以上遅い状態で、例年よりもやや早かった2008年よりもやや遅い状態で、2007年よりやや早い推移です。23日からしっかりとした秋の気候となってきて、25日(土)はさらに色あいが濃くなってきましたが、26日(日)は霜枯れの影響が見られます。それでも、まだ青いウラジロナナカマドは残っていますので、もう少し期待ができそうです。

<参考>
● 昨年同時期 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E 【紅葉情報 − 大雪渓付近】   ★ピークです(昨年よりやや早め)★
● 昨年同時期の一週間後 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) E 【紅葉情報 − 大雪渓付近】★完全に終了(昨年より1週間早い)★

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】
★始まりました(昨年より一週間遅い)★

宝徳霊神バス停付近

位ヶ原エリアでもようやく色付きヶ見られるようになって来ました。こちらでも全体的に昨年より一週間以上遅い状態です。

 

富士見沢・鶴ヶ沢

富士見沢・鶴ヶ沢も黄色や赤に変化を始めた箇所がわかるようになって来ました。

 

昨年同時期より一週間遅い富士見沢・鶴ヶ沢
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2009/09/19〜20) E

こちらは昨年同時期より一週間遅い富士見沢・鶴ヶ沢の様子。やはりこちらでも一週間以上遅いことがわかります。

 

先週の富士見沢のウラジロナナカマド
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2010/09/18〜19) E

今週の富士見沢のウラジロナナカマド − 冷え込めば確実に紅葉が進む

富士見沢のウラジロナナカマドを先週と比較して見ると、先週よりも明らかに紅葉が進んでいることがわかる。これまではほとんど変化が見られなかった状況でしたが、冷え込めば確実に紅葉が訪れることがわかります。

 

9月24日(金)の富士見沢・鶴ヶ沢 9月25日(土)の富士見沢・鶴ヶ沢
一日ごとに色合いが濃くなっている

24日(金)と25日(土)と一日違いの富士見沢・鶴ヶ沢の様子ですが、若干ではあるものの、色合いがはっきりとしてきている様子がわかります。一日ごとに色合いに変化が見られるようになってきます。

それでは、位ヶ原の車道沿いの様子を少し詳しく見てみます。

 

先週のウラジロナナカマド
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2010/09/18〜19) E
今週のウラジロナナカマド
やや枯れはじめる

ウラジロナナカマドは葉の状態が良いものとそうでないものがはっきりとしていて、先週まではさほど悪くなかったものの、こちらのウラジロナナカマドは少し枯れ始めています。そのため、現段階では問題なくても、紅葉が進むと枯れてしまうものが現れる可能性があります。

大雪渓エリアのコーナーでも申し上げたように、26日(日)に霜が降りた影響から、位ヶ原エリアのウラジロナナカマドも影響を受けているものが見られます。

 

先週のダケカンバ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2010/09/18〜19) E
今週のダケカンバ
ウラジロナナカマドよりも霜の影響は少ない

ダケカンバについても前述のウラジロナナカマドと同様のことが言えますが、こちらに関しては26日(日)の霜の影響は若干少ないようです。

 

それでも状態の良いものを見つけることができます

状態のよいウラジロナナカマドはご覧のように真紅に変化していて、大雪渓・位ヶ原エリア内を少し散策すれば見つけることが可能です。

 

見頃を迎えたものもあります

また、ご覧のような黄色のウラジロナナカマドあり、こちらも見頃といえる状態といえるでしょう。

 

位ヶ原お花畑 − 紅葉が若干始まる

こちらは7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。少し変化が見られ、紅葉が始まったといえる状況になって来ていますが、まだ、はっきりと色付いた箇所は少ない状況です。こちらも昨年よりも一週間以上遅い状況です。

 

ツアーコース入口 − 11号カーブ付近

こちらはツアーコース入口付近の11号カーブ。

 

今年の推移

先週のツアーコース入口付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2010/09/18〜19) E
今週のツアーコース入口付近
昨年より一週間以上遅い状況

<参考>昨年の推移

昨年同時期より一週間早い(先週)ツアーコース入口付近
 
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2009/09/19〜20) F
今年同時期(今週)のツアーコース入口付近
枯れ始めてピークを過ぎる
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) F

大雪渓・位ヶ原エリアでもっとも紅葉が早く進んでいるのは、ツアーコース入口付近のウラジロナナカマド。昨年の画像と比較してみると、右上の今週の画像よりも、左下の一週間早い昨年の画像のほうが紅葉が進んでいることがわかります。

そのため、ピークまでもう少しといった状況ですが、次週末は右下の昨年同時期の画像のように枯れ始めているかもしれません。

 

雲海のベールが押し寄せる

今回はご覧のように非常に重厚な雲海が続き、位ヶ原から大雪渓にかけても、時折、その雲海のベールに包まれます。

 

曇った日も綺麗に紅葉を写しこむ

晴れた日の紅葉はくっきりとしたコントラストで美しく映えますが、こんな曇った日も雲海をバックに紅葉を映しこむもの良いかもしれません。

現段階の位ヶ原エリアは大雪渓エリアと同様に、例年よりも早めに紅葉が始まった2009年より一週間遅い状態で、例年よりもやや早かった2008年よりも遅く、2007年とほぼ同じ推移です。ダケカンバの色づきが徐々に多くなってきています。

26日(日)の霜の影響が若干見られますが、ダケカンバなどは次週末あたりは綺麗な紅葉を見せてくれると思います。 Next

<参考>
● 昨年同時期 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E 【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】   ★ピークです(昨年よりやや早め)★
● 昨年同時期の一週間後 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) E 【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】★ほぼ終了です(昨年より一週間近く早い)★


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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