ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2010/10/09〜10) E

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4  5  6  7 

(Update:2010/10/14)

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】
★ピークをやや過ぎたところ(昨年より一週間遅い)★

位ヶ原お花畑(2010/10/06)

 こちらは7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。先週あたりから色づき始め、ほぼピークの状態となってきました。

 

位ヶ原お花畑(2010/10/10)
ピーク目前のものはさらに色づき、ピークだったものは落葉

上記の画像から四日後の10月10日(日)。この四日間で左の画像ではピーク目前のウラジロナナカマドは完全な色づきとなりました。また、右の画像では四日前にピークとなったウラジロナナカマドは、すでに枯れ始めています。また、ダケカンバについては多くの物が落葉が目立っています。

このエリアでも、紅葉がピークを迎えるとかなり寿命が短いことがわかります。

 

ハイマツ帯に点在する紅葉は上部エリアならではの光景

ツアーコース上部エリアに当たるこの箇所は、現在はハイマツ帯に紅葉が点在する見事なロケーションですが、冬ともなると白一色の世界。そんな状況はあと二ヶ月ほどもすれば訪れてしまいます。

毎週お届けしているノリクラ雪渓カレンダーは、10月末で今シーズンの連載を終了いたしますが、ツアーコースなどの冬の状況は、12月頃よりトップページの速報にてお伝えする予定ですので、ウインターシーズンもご愛読くださいますようお願いいたします。

 

ツアーコース入口 − 11号カーブ付近

こちらはツアーコース入口付近の11号カーブ。

 

先週のツアーコース入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2010/10/02〜03) D
今週のツアーコース入口
ほぼ完全に落葉

先週の予測どおり、こちらのウラジロナナカマドはほぼ完全に落葉しました。大雪渓エリアと同様に、位ヶ原周辺でも、まだ、紅葉しているウラジロナナカマドがありますが、次の週末にはほぼ完全に終了することと思います。

位ヶ原エリアは10月6日(水)頃にピークを迎えましたが、9日(土)の風雨でかなり落葉が目立つ状況となり、ピークは数日で過ぎてしまったように感じます。例年よりも早めに紅葉が始まった2009年より一週間遅い状態で、例年よりもやや早かった2008年よりも一週間以上遅く、2007年とほぼ同じ推移です。

葉の状態は猛暑の影響などであまり良い状況とはいえませんでしたが、それでも日差しの当たり方によってはまずまずの光景が今年も繰り広げられたのではないかと思います。

<参考>
● 昨年同時期 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2009/10/10〜11) D 【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】★完全に終了(昨年並み)★

 

【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】
★ピークをやや過ぎたところ(昨年より二週間遅い)★

位ヶ原山荘周辺(2010/10/06)

 標高2350メートルの位ヶ原山荘周辺もピークを迎えました。

 

先週の位ヶ原山荘周辺
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2010/10/02〜03) D
今週(2010/10/06)の位ヶ原山荘周辺
さらに色濃くなりピークを迎える

先週と10月6日(水)の状況を比較してみると、ダケカンバの色合いがさらに濃くなっている状況がわかります。

 

先週の位ヶ原山荘周辺
ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.21(2010/10/02〜03) D

今週(2010/10/06)の位ヶ原山荘周辺
すべてのダケカンバが色づく

先週の段階では一部のダケカンバに色づきが見られませんでしたが、ご覧のようにこの三日間ですべてのダケカンバがピークの状態となっています。

 

ダケカンバの黄色の壁が聳え立つ

位ヶ原山荘周辺は燃えるようなダケカンバの黄色の壁が聳え立ち、その様子は圧巻です。

 

今週(2010/10/10)の位ヶ原山荘周辺 − 9日(土)の風雨で一気に落葉

その状況も長くは続きません。こちらは10月10日(日)の状況。9日(土)の晩の風雨で多くのダケカンバが落葉してしまいました。特にダケカンバは風による落葉が目立つ木々であることから、その変化はかなり大きな物となってしまいます。これからはダケカンバのグロテスクでダイナミックな幹の動きを楽しむ時期となってくるでしょう。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6  7  Next>>