ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2010/10/23〜24) B

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4  5  6  7 

(Update:2010/10/28)

 

【雪渓下部】

ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。

 

スキーヤー専用道 ー 赤い実が先週と同様に残る

雪渓上部に向かうスキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド。先週と変わらず赤い実が青空に映える光景が見られます。

 

霜柱 − 午後になっても融けません

三本滝ゲートでも霜柱が見られましたので、こちらでもあちこちで霜柱が立っている様子があり、午後になっても融けることなく残っています。

 

石碑の岩 チングルマ −枯姿

大雪渓エリアで最初に頭を出す岩はモーグルコースの岩で、こちらは大雪渓エリアで二番目に頭を出す石碑の岩。そして、毎週定点でお伝えしているチングルマは先週の段階で枯姿になっています。もう、これ以上の変化は、この後降雪でもなければ見られません。

 

青空と秋の雲 − 水平線から上空への青のグラデーション

紅葉が終わって何もない...そんなことは感じさせない青空と秋の雲が一日を楽しく過ごさせてくれます。光りの差し込み方が平地とは違うのでしょうか?水平線から上空に向かって色合いが深くなって行く青空がここにはあります。

 

綺麗な青空にどこを撮っても絵になる一日

何度も足を止めてそんな光景を振り返る様子が今日は何度も見られます。どの光景を切り取っても今日は絵になる一日でした。

 

【雪渓上部】

雪渓上部全景

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。すでに左側の雪渓しか残っていませんが、おそらくこのまま今シーズンは融けずに残ることともいます。

 

雪渓上部左側

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。

雪渓下部での滑走が困難になり、雪渓上部右側も滑走ができなくなる8月下旬以降は、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットというよりも大きな氷の柱が一面に現れます。また、10月以降はスキーブーツでも登る事ができないほどのハードな状況のため、初心者や初めての方は滑走が困難な状況です。また、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。

したがって、今後は初心者、及び、初めてノリクラのお越しになる方は滑走できませんのでご注意ください。

 

雪渓上部左側 下端 − 先週よりも5メートル以上上昇、まだ雪解けが進む

雪渓上部左側の下端部分は、先週よりもさらに5メートル上昇しています。この時期ともなれば、雪解けがゆっくりとなってきますが、その気配はありません。

 

モーグルコースの名残が残る

モーグルコースが滑走できなくなってからすでに数週間経過しますが、ご覧のようにまだその名残が見られます。

 

数日前の新雪がうっすらと残る

はっきりとは確認できないものの、よく見ると、部分的に新雪が積もっているところが見られます。数日前に降雪があった模様で、それがまだ残っています。

 

先週の雪渓上端
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2010/10/16〜17) B
今週の雪渓上端
先週よりも高さ30センチの雪解け

こちらは雪渓上端。すでに昨年よりも雪解けが進んでいて比較することができません。左は先週の画像。先週よりも30センチほど雪解けが見られます。

 

先週の雪渓上端
ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.23(2010/10/16〜17) B
今週の雪渓上端

こちらも先週の様子と比較しますが、あまり変化がないように見られます。

 

先週よりも雪解けが進む様子がわかる

それでもその周辺では大きな岩が頭を出していて、先週よりも雪解けが進んでいる様子があります。

 

上端から − 下端部分まで49メートル

雪渓上部左側下端までの距離は49メートル。昨年は73メートルが最短でしたので、すでに昨年以上の雪解けとなっています。

 

すっきり澄んだ空

今日は遠景の山並みがいつまでもはっきりと見られる澄んだ空が続いています。

 

左に四阿山(あずまやさん)、右に浅間山 鞍部の奥には武尊山 − 今日は空気がかなり澄んでいる 

左の画像は右側に浅間山。そして、少し鞍部があって四阿山(あずまやさん)が左に見られます。右の画像は四阿山とその右側の鞍部を大きくしたもの。その鞍部の奥には武尊山(ほたかやま)が見られます。天候の良いときは浅間山や四阿山は普通に見られますが、その奥の武尊山まで見られることはあまりなく、今日は一年の中でもかなり澄んだ空気に包まれたことがわかります。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6  7  Next>>