ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2011/04/16) A
【休暇村ゲレンデを出発】
標高1600メートルの休暇村ゲレンデから標高1800メートルのかもしかゲレンデを目指して行きます。
先週は地肌の見えているところは全くなかった休暇村ゲレンデも、ご覧のように一部で地面の出ているところが見られるようになって来ました。それでも登行はもちろんのこと、滑走においても問題になるような箇所はありません。
こちらは第一トリプルリフトから第二ペアリフトに乗り継ぐエリア付近の様子。
休暇村ゲレンデからかもしかゲレンデ、そして、その上部にはツアーコース入口急斜面が折り重なって確認できます。9時の休暇村ゲレンデの気温は10℃。生暖かい空気の流れが感じられ、「まるで5月のような気温ですね。」と、おっしゃりながら先を進んで行きます。
暖かくなってくると汗をかきやすくなってきますが、まだ寒さの残っているこの時期は汗が一気に冷えて、気温以上に寒さを感じる状況となります。このような天候の時は、汗でウェア内が冷やされることのないように、ムレ対策は夏場以上に必要かもしれません。
休暇村ゲレンデが終わり、かもしかゲレンデへと進んで行きます。
【雨の中の三本滝レストハウス】
休暇村ゲレンデとかもしかゲレンデを横切る県道乗鞍岳線は、先週から除雪が実施され、ご覧のように二つのゲレンデは分断されています。
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三本滝レストハウス付近の積雪は80センチほど。昨年は1.3メートルほどありましたので、若干少なめの推移を見せています。
県道乗鞍岳線は休暇村〜三本滝ゲート間の冬季閉鎖が4月21日(木)11:00に解除されるため、マイカーで三本滝レストハウスまで通行することが可能となります。そのため、レストハウス前の駐車場の除雪も合わせて行われています。
上空はご覧のように低い雲が鉛色を呈し、10時前から雨が降り始めます。レストハウスはスキー場の営業終了とともに現在は休業していています。(レストハウスの営業再開は4月29日(金)からです。)
そのため、中に入ることはできませんが、軒先のテラスでは雨宿りの方々がお越しになっています。「このまま雨が止まなかったら、今日はここで引き返すかなぁ〜」と、ツアーコース初挑戦の方をお連れになった左の画像のお二人はちょっとトーンダウン気味...
上空の雲行きを眺めながら、スマートフォンの雨雲レーダーの画面をにらめっこする時間が続いて行きます。ノリクラエリアは電話会社によって状況が異なりますが、電波状況は比較的良好で、乗鞍高原からツアーコースはもとより、位ヶ原・大雪渓や山頂方面など上部エリアでも通年利用可能です。しかし、畳平付近はグリーンシーズンしか利用できませんので、ご注意ください。(→ Next)
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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