ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2011/06/04〜05) C

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(Update:2011/06/09)

 

【肩の小屋】

ここからは肩の小屋周辺の様子をお伝えします。

 

昨年の肩の小屋周辺
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2010/06/05〜03) B
今週の肩の小屋周辺
昨年並みの雪解け
昨年の肩の小屋周辺
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2010/06/05〜03) B
今週の肩の小屋周辺
昨年並みの雪解け

肩の小屋周辺は先週と同様に、ほぼ昨年並みの推移です。

 

昨年の肩の小屋周辺
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2010/06/05〜03) B
今週の肩の小屋周辺
 

肩の小屋の西側部分は、昨年と積雪状況がかなり異なっていて、一概に比較できません。肩の小屋の南側部分で先週よりも雪解けが進んでいる様子が見られます。

 

 

【稜線目指して】

それでは肩の小屋から稜線目指して出発です。

 

肩の小屋から山頂への登山道

肩の小屋から始まる稜線への登山道を進みます。肩の小屋から稜線までの間を3分の1ほど進んだあたりまでは、右の画像のように完全に雪解けが終わっています。

 

昨年同時期より二週間遅い 肩の小屋〜山頂の登山道
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2010/06/18〜19) B
今週の肩の小屋〜山頂の登山道
昨年より二週間ほど早い雪解け

ちょうどこの付近が肩の小屋から稜線までの区間を3分の1程度進んだ付近。先週はこの付近から積雪が始まりましたが、今週はご覧のように周辺の雪解けは終わって、昨年よりも二週間ほど早い雪解け状況です。他のエリアでは雪解けのペースは遅くなりつつありますが、この付近はその傾向は見られません。

 

積雪はここから...

先ほどの箇所より10メートルほど進んだところから積雪が始まります。ここから先はシールを使って登って行くことが可能です。

 

昨年同時期より二週間遅い 肩の小屋〜山頂の登山道
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2010/06/18〜19) B
今週の肩の小屋〜山頂の登山道
昨年より二週間ほど早い雪解け

こちらは肩の小屋から稜線までのちょうど中間付近。先週は岩の頭が出始めて、今週は完全に姿を現しています。こちらも昨年よりも二週間ほど早い雪解け状況です。

 

積雪箇所よりも岩場やハイマツ帯の方が目立つ

これまで白一色だった風景も、雪解けの終わった岩場やハイマツ帯の面積のほうが多くなり、夏の登山道の場所も推測できるようになって来ました。

 

先週の肩の小屋〜山頂の登山道
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(2011/05/28〜29) B

先週の肩の小屋〜山頂の登山道
降雪により雪解けが抑えられている

この付近から稜線直下に差し掛かり、右の大岩の先から登山道はつづら折れになってくる箇所です。先週の画像と比べて、30センチほどの雪解けが見られます。先日の降雪の影響から、若干雪解けが抑えられている様子が見られます。

 

お昼近くになると、雪面は柔らかな状態に

午前中はほとんど踏み抜くことのなかった雪質も、お昼近くになるとかなり柔らかな状況になってきました。先日の降雪が降り積もっている箇所では、緩み具合が春雪の部分よりもひどく、シールのグリップが効きにくく、また、ツボ足でも歩きにくい状態です。

 

下山時のスリップに注意!

そのため、アイゼンを装着していても、下山で足を滑らせる方もいらっしゃいました。登りより下山に注意を払うのは、山登りの常ともいえます。

 

摩利支天岳 − 昨年より一週間早い雪解け

稜線に向けてしばらく登ると眼下には摩利支天岳を望むことができます。摩利支天岳は、昨年よりも一週間程度早い雪解け状況ですが、摩利支天岳より手前の部分では昨年よりも二週間ほど早い雪解け状況で、先週までの傾向と変化はありません。 Next

 

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