ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2011/07/01〜02) @

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(Update:2011/07/07)

 

いよいよ、一年も半分終了し、夏山シーズンの7月に突入しました。7月からは県道乗鞍岳線の冬季閉鎖も解除され、一日三便だった春山バスから毎時一便運行されるシャトルバスへと変更し、畳平まで向かうことができるようになりました。そして、シャトルバスの運行開始とともに、大雪渓の夏スキーシーズンも到来し、これから多くのスキーヤー・ボーダーの方がお越しになるようになります。

すでに速報などでもお伝えしているように、7月から当面の間、雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、土曜日・日曜日から木曜日・金曜日に変更いたします。曜日変更移行のため、金曜日・土曜日の変則スケジュールとなっています。また、一部の画像については、6月30日(木)に撮影したものも合わせてお伝えいたします。

それでは、この二日間の様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【7月1日(金)、観光センター前駐車場 シャトルバス出発式】
Page-2 : 【沿道の風景 − 新緑のヒルクライム、位ヶ原山荘】
Page-3 : 【雪渓下部 T】       【雪渓下部 U】
Page-4 : 【雪渓下部 V − モーグルコース】
Page-5 : 【雪渓中段】       【肩の小屋、営業開始】
Page-6 : 【雪渓上部 T】       【雪渓上部 U − 基礎キャンプ】
Page-7 : 【畳平、お花畑】       【昨年の今ごろは?】       <編集後記>
 

 

【7月1日(金)、観光センター前駐車場 シャトルバス出発式】

観光センター前駐車場

こちらは朝6時の観光センター前駐車場。

 

曇〜晴、山頂付近に雲がかかる

気温は18℃。曇〜晴の天候で、剣ヶ峰の山頂付近にはごらんのように雲がかかっています。

 

人出はまばら

今日から7月となり、県道乗鞍岳線の冬季閉鎖が解除され、シャトルバスも運行が開始されます。しかし、平日ということもあって、観光センター前駐車場にお越しの車はまばら...

 

ヒルクライムの準備

それでも、初日の観光センター前駐車場には、ヒルクライムに出かけようとされる方の姿があります。ノリクラはもちろんのこと、ヒルクライム初体験というこちらの方。全日本マウンテンサイクリングのトレーニングを兼ねてやってきた方と一緒に出発の準備をされています。

経験者の方に「タイヤ、空気入れた?」と、問いかけられて、細かな自転車の整備などもすべて整えて準備万端です。

ちなみに、タイヤの空気調整は出発間際に再度チェックすることをお勧めします。特に自宅が乗鞍近郊にある場合は、、標高差で空気圧が変化している場合があります。もっとも、遠方からお越しの場合は、空気漏れの懸念もあります。空気圧のチェックは必ず現地で行うことが大切でしょう。

 

タクシー乗り場

7月になると、観光センター前駐車場内にはタクシー乗り場が設けられます。シャトルバスと同様に、大雪渓・畳平までタクシーを利用することも可能です。

ビューポイントに車をとめて、運転手さんからの観光案内を聞くことができるなど、タクシーならではのサービスもあります。

 

どの運転手さんも顔なじみの方々ばかり

シーズン初日ですから、「今年もよろしくお願いいたします...」の挨拶から始まります。どの運転手さんも顔なじみの方々ばかり...やはり、市街地での勤務よりも、のんびりと仕事ができるノリクラのほうが性にあっているという方々ばかり...

利用客の中には、「運転手さん、次回もお願いしますね...」というケースもあるようで、「のんびり」を求めてノリクラにお越しになる方々には、のんびりした雰囲気を醸し出す運転手さんが求められているのかもしれませんね〜。

 

シャトルバスも運行開始 こちらの車掌さんとも久しぶりの再会

さて、こちらはシャトルバス。こちらの車掌さんも八ヶ月ぶりの再会です。10月末までの四ヶ月間、観光センターから大雪渓までの間のどこか、毎週お会いすることとなるでしょう。

 

山岳路線の運行研修

観光センター内のシャトルバス乗車券発売所も今日から窓口がオープンしました。6月までの春山バスでは、係員が天売していましたが、7月からはシャトルバスの乗車券をこちらで購入することとなります。

窓口前にバス会社の方々がたくさん集まっています。今日は、毎時一便のシャトルバス運行とは別に、研修運転が行われました。研修の運転手さんの前で最終確認を行っています。

安房トンネルの開通により、安房峠を走る路線もなくなり、また、乗用車でもハンドルをいっぱいに切らないと曲がれない、通称「Zカーブ」と呼ばれる急峻なカーブが連続する県道白骨温泉線も、現在は改良工事中で通行ができません。そのため、この県道乗鞍岳線での山岳路線の研修は欠かせないかもしれませんね。

 

シャトルバス9時便を待つ

そして、こちらは観光センター前駐車場内の乗車エリア。9時便を待つ乗客の方が20名ほどお待ちになっています。

 

のりくら観光協会より乗客の方々へ

毎年、運行初日の9時便を対象に、のりくら観光協会の方々による、シャトルバス出発式が行われます。

 

手作りの木工細工のプレゼント

9時便に乗車する方々全員に、手作りの木工細工などがプレゼントされました。

 

シャトルバスの到着を待つ

そして、のりくら観光協会、地元の方々、乗鞍アルプホルン愛好会の方々がシャトルバスの到着を待ちます。

 

9時便のシャトルバスが到着。

 

運転手の方へ花束贈呈

のりくら観光協会から、シャトルバス運転手の方へ花束の贈呈です。

 

堅苦しさのない手作り感いっぱいの出発式

「シャトルバス発車式」と申し上げておりますが堅苦しい行事ではなく、地元の方の手作り感がやわらかく伝わってくるところが、このノリクラの雰囲気を正直に表現しているようにも感じます。

 

シャトルバスへの乗車

そして、乗車券の改札の後、乗客の方々はバスの車内に乗り込んで行きます。出発式を始める直前から小雨が降り始めます。観光センター付近の気温は20℃ですが、これから向かう大雪渓付近の気温は10℃。

気温差は10℃もあり、夏とは思えない状況です。また、真夏になっても20℃を超えることのない大雪渓エリアですが、灼熱の太陽光線は平地以上に強烈で、気温は確かに20℃でも、「涼しくないじゃないの!」と、期待はずれの感想をおっしゃる方もいます。しかし、一旦、日陰に入ると、避暑に最適であることをすぐに実感できます。

逆の言い方をすれば、灼熱の太陽の下の大雪渓エリアは、平地と同様に水分補給などの、熱中症対策が必要ということになります。

 

アルプホルンの響き渡る中を出発

アルプホルンが周囲の山々に響き渡る中を、シャトルバスが出発します。悪天候や道路状況によって運休の場合もありますが、今日から10月末までの四ヶ月間、毎日走り続けます。 Next

 

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