ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.9(2011/07/07〜09) A

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(Update:2011/07/14)

 

【肩の小屋へ】

畳平を出発 肩の小屋専用道

それでは、大雪渓に向けて、畳平から肩の小屋へと向かいます。今回は県道乗鞍岳線が通行止めのため、乗鞍スカイラインが唯一の通行手段ですが、7月以降の夏スキーシーズンになると、大雪渓へのアクセスは乗鞍高原からのシャトルバスを利用されるスキーヤー・ボーダーの方が多いのが現状です。しかし、お越しになる地域など都合から、乗鞍スカイラインのシャトルバスを利用されるスキーヤー・ボーダーもいらっしゃり、その場合は、畳平から乗鞍高原行きのシャトルバス下り便に乗り換えて肩の小屋口バス停で下車することとなりますが、畳平での待ち合わせ時間を考慮すると、バスを乗り継いでも畳平から歩いても、所要時間は遜色ないといったところでしょう。

 

肩の小屋・コロナ観測所分岐点

畳平から肩の小屋専用道を進むと、肩の小屋・コロナ観測所分岐点に差し掛かります。左が肩の小屋方面、右がコロナ観測所方面です。コロナ観測所は、2010年3月に閉鎖されています。

 

積雪はほとんどなくなる

6月までは周辺に多くの積雪がありましたが、7月になると、ご覧のようにかなり少なくなり、大雪渓につながる急斜面も右の画像のとおり、滑走できる状況ではありません。

 

専用道にはご覧のようはフェンスがあります。

 

5月中旬の肩の小屋専用道
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2011/05/14〜15) F
今週の肩の小屋専用道
 

こちらはノリクラ雪渓カレンダーを開始した5月中旬の画像。約二ヶ月近くの開きがありますが、4メートルほどの積雪があったことがわかります。

 

【肩の小屋】

そして、こちらは肩の小屋。

 

横殴りの雨 緊急避難的に小屋にもぐりこむ

かなり視界の悪い状況ですが、室道ヶ原方面からは横殴りの雨が続いています。まともに前を向いて進むことのできない状況。そんなときに、小屋の入口が開いていると、何も考えずに緊急避難的に入ってしまうものです。

 

軽食コーナー こんな天候でも営業しています

こちらはコーヒーやうどんなどの軽食を提供するコーナー。スタッフの方々の様子が見られます。

 

一通りのことは身につけました!

肩の小屋にやってきてまだ二週間。それでも一通りのことは何とか身に付けて、これから訪れる本格的な夏シーズンも大丈夫ですね〜。

 

肩の小屋スタッフ − 今週から山篭り

そして、こちらの方々は、昨年から肩の小屋のスタッフとして働き、今週から山小屋入りです。

 

まずは料理の勉強から...

厨房で料理の本を片手にするこちらの方...今日は訪れる方も少なく、料理の基本をしっかりと身に付けようとされています。こんな日じゃないとなかなかまとまった時間は取れませんから、一生懸命です。

 

毎日の食事は栄養バランスに気をつけて...

宿泊の方々へ提供する食事はもちろんのこと、従食(スタッフ用の賄いご飯)の管理もなかなか大変...料理が好きでないとできないことです。いくら自動車の往来ができる肩の小屋でも、自由に食材を使うことは困難です。さらに毎日摂取する従食は、野菜類なども気をつけなければなりません。

 

時間は自由に流れても、体調管理は十二分に

自由な時間が流れる山小屋でも、スタッフにとっては、すべての生活の基盤はここにあります。医療機関や薬局などはかなり遠方で、食事の管理はもちろん、風邪など病気・怪我など体調管理にはかなり気をつけない点は、不自由なことかもしれません。 Next

 

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