第26回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

(2011/08/27〜28) C

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(Update:2011/09/10)

 

【続々と選手がやって来ます】

そして、チャンピオンクラスの選手が続々とやって来ます。

 

真剣そのもの − 目線だけはカメラを凝視して

昨日の受付会場でお会いしたときの表情とは一変して、皆さん、真剣そのもの...それでも、目線だけはカメラを凝視してくださり、その表情がさらに際立つものとなっています。

 

一騎打ち − 中込 由香里 選手と高橋 奈美 選手

そんなチャンピオンクラスの選手の中に、ロード女子の選手の姿が見られるようになって来ました。先頭を行くのは、本大会四連覇を果たしているロード女子Bの中込 由香里 選手、そして、すぐ後ろを追うのは、ロード女子Aの高橋 奈美 選手。

中込選手は、第2戦の「ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会(2011年6月18〜19日)」で優勝、そして、高橋選手は、第3戦の「矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック(2011年7月23〜24日)」で優勝して、どちらも一歩も譲らない戦いとなっています。

 

最終的にこのままのポジションでゴール

さて、第4戦(最終戦)の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、どのような結末になるでしょうか...そして、最終的にはこのままのポジションでゴールし、女子総合一位となった中込 由香里 選手は、1時間11分43秒のタイムで本大会五連覇を果たし、女子総合二位の高橋 奈美 選手は1時間12分25秒のリザルトでした。

 

吉井 玲香 選手

昨年・一昨年と女子ロードAで優勝の吉井 玲香 選手も登場です。今回は本大会出場が三回目で、まだまだ、これからが楽しみです。

 

MTB女子 − 恒田 さよ子 選手

ロードの選手が通過して行く中、MTBの選手の姿も見られるようになって来ました。こちらはMTB女子の恒田 さよ子 選手。

 

【応援にも熱が入ります】

応援ポイント −大雪渓駐車場

大会コースとなっている県道乗鞍岳線は、路肩もほとんどなく、まだ、自然環境保護のため、道路外に立ち入ることはできない状態となっています。そのため、観戦するエリアは限られていて、スタートエリア周辺か、チェックポイントのある三本滝レストハウス前・位ヶ原山荘といった場所しかありません。

しかし、大会コースは前日夕方から通行が規制されて、大会当日はシャトルバスも運休となるため、交通手段がまったくありません。

 

「がんばれ〜!」

そのため、昨年より大雪渓駐車場で観戦を行う方のために、応援バスが手配されるようになりました。かつて、マイカー規制が実施される前は、大雪渓で夏スキーを楽しむスキーヤーが、選手の方々を応援する様子がありましたが、ここ数年は、にぎやかな応援の様子もなく、黙々と選手が通過して行くだけという状態でした。

 

にぎやかな声援に振り向いて...

やはり、にぎやかな声援があると、選手にとっては、モチベーションに違いがあるもの...振り向いて応えてくださる選手もいらっしゃいます。

 

エントリー数は4215名 − コースを埋め尽くすほど... 選手の流れは途切れません

今大会のエントリー数は4215名。実際の応募数はそれよりもさらに多いもので、無作為抽選の結果、出場する選手が選ばれます。さらに多くの選手を受け入れたいところですが、大会コースや各設備の収容人数には限界があり、これ以上、参加者数を増やすことができません。

26回も行われている大会ですので、ある意味、成熟している大会ともいえるのでしょう。

 

県道乗鞍岳線は、年間わずか四ヶ月しか通行できません

大会コースとなっている県道乗鞍岳線は、7月1日から10月31日までの四ヶ月間しか通行できず、年間の3分の2は通行止めという山岳道路で、全国の中で、もっとも遅くまで冬季閉鎖が続く道路となっています。

そのため、冬季閉鎖が解除になった7月からは、週末を迎えると多くの選手がトレーニングに訪れるようになります。また、7月下旬頃までは、梅雨の時期であるため、現地でのトレーニングができるのは、実質的にはわずか一ヶ月程度しかありません。そのため、大会まで数週間となるお盆には、大会本番ではないかと思うほど、次から次へと、この大雪渓前を通過して行く様子が連日見られます。

 

ピースで応える!

週末を迎えると出場する選手が続々と訪れる県道乗鞍岳線ですが、訪れるヒルクライマーの中には、「今年は抽選に落ちてしまいました〜」と、おっしゃる方もたくさんいらっしゃるようです。

それだけ、応募される方もたくさんいらっしゃるということで、国内のヒルクライムレースの草分け的な存在である、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、その人気にまったく陰りなど見せない状況です。

 

目立つ仮装で...

かつては大きなハリボテをつけて、かなり目立つ仮装を施して走行する選手の姿もありましたが、近年は走行には支障のない程度の仮装の選手の様子があります。

いわゆるコスプレと呼ばれるものから、アニメのキャラクターをモチーフにしたものまであって、近年は、少しずつ増えてきているようにも伺えます。

 

静寂なレースに「六甲おろし」を響かせながら

静寂なレースが続く中、「六甲おろし」を響かせながらやってくる選手...この場の雰囲気を楽しく変えてしまう状況は、応援する方々も、迎える拍手がさらに高くなるものです。

 

やはり今年もママチャリで!

そして、何といっても、こちらの選手には目が離せません。ファーストフード店のキャラクターのような仮装ですが、それだけではありません。自転車は変速ギヤーのない純然たるママチャリ。クリートは装着されていますが、それ以外は、女子高生が通学に使用するものとまったく変わりません。

女子高生といえば、こちらの選手はかつてこんな仮装で出場されていました。(参考 → 第17回マウンテンサイクリング イン 乗鞍 Vol.3「下山途中の寄り道」 @ (2002/08/25)

今や、ママチャリでも変速できる機種が多くなり、さらに電動アシストが普及する中、変速ギヤーのまったくない重量車で完走することは、この選手を除いては、まず無理ではないかと思っております。 Next

 

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