ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2011/09/22〜23) A

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(Update:2011/09/29)

 

【通行止めの三本滝ゲート】

こちらは三本滝レストハウス。

 

三本滝ゲート − 通行止め

台風15号の大雨のため、この先は通行止めの処置がとられています。

 

路面に流れ込んだ土砂の撤去作業に

すでに雨はやんで雨量規制上の問題は解消されましたが、降雨に伴って、路面に土砂が流れ込み、撤去作業の委託を受けた業者が現場に向かいます。

 

三本滝で足止め − 乗鞍スカイラインを検討(タクシー運転手が道案内)

先ほど、観光センター前駐車場を出発したヒルクライムの方々もここで足止め...開通は土砂撤去作業の完了後で、現段階では見通しが立たない状況です。しかし、この日は乗鞍スカイラインの雨量規制が8時に解除されたことから、ヒルクライムのコースを乗鞍スカイラインに変更しようと計画されます。そして、同じく足止めされているタクシーの運転手から道案内を受けます。

 

三本滝ゲートを後にします...

台風15号による通行止めは、上高地・平湯方面に向かう国道158号でも行われましたが、こちらはすでに解除されていて、乗鞍スカイラインの入口である平湯峠まで、問題なく通行できそうです。

 

土砂撤去作業終了 10時40分、通行止め解除

この日の作業は二時間ほどで完了し、道路管理者による安全確認の後、10時40分に三本滝ゲートは開門しました。

 

開門と同時にタクシーが行く

開門を待っていたタクシーが、乗客を乗せて出発です。大雨による土砂の流出は、山岳路線では度々見られ、7月上旬には、三本滝ゲートから数百メートル先で、道路を支える法面部分が雨で崩れ、四日間にわたって通行止めとなりました。

これからの時期は、路面凍結・積雪で通行止めとなる日が頻繁に訪れるようになり、10月下旬になると、ほとんど通行できない場合も、シーズンによっては見られるようになります。

 

【大雪渓までの沿道の風景 U】

晴れているのに霧雨 − 不安定な天候に

それでは三本滝ゲートを通過して、大雪渓へと続きます。先ほどまで晴れていた天候は、次第に雲がかかり、霧雨の降る不安定な状況。空の青さも次第に雲に飲み込まれて行きます。

 

気温は徐々に低下 − 台風が巻き込んだ寒気

朝のきれいな青空からは想像できない天候になってきます。気温は徐々に低下をはじめて、とても台風一過とは思えない状況ですが、台風が巻き込んだ寒気によるもので、台風の置き土産とでも言えるかもしれません。

 

こちらは位ヶ原山荘、視界が低下している様子が見られます。

 

晴・霧雨・曇 − めまぐるしく変化

晴れたり曇ったりする中でも、霧雨は終始続き、はっきりしない状況。

 

大きく掛かる虹のアーチ

例年なら、紅葉がきれいに色づき始めても良い時期を迎えますが、そんな遅れ気味の山々に彩を添えてくれたのは、大きく架かる虹のアーチ。そこにレインボーカラーがデザインされたシャトルバスが、そんなアーチを眺めるように走り抜けて行きます。

 

位ヶ原 − 初冬の冷たさ

森林限界を抜けた位ヶ原に到達すると、冷気はさらに強くなり、秋を通り越して初冬を思わせる気温。霧雨に濡れてウェアーから冷たさが、じんじんと身にしみます。

 

大雪渓 − 気温2℃

位ヶ原付近では気温が4℃でしたが、大雪渓ではさらに低下して気温は2℃。寒さで手が悴むほどの状況。今シーズン一番の冷え込みとなりました。

この気温ですが、霧雨はまだ雪になっていません。しかし、このままの冷え込みが続くと、おそらく明日の朝は、路面凍結による通行止めとなることは間違いないでしょう。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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