ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2011/09/22〜23) D

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(Update:2011/09/29)

 

【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★若干色づきが見られる状態★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。なお、ノリクラの紅葉の概要については、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) をご覧ください。

また、ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。

 

トイレ付近 − やや枯れ始める 山頂全景 − 昨年より遅い推移

先週、色づき始めた部分は、残念ながら枯れ始める傾向が見られます。

 

昨年の大雪渓入口
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D
今週の大雪渓入口
昨年より一週間近く遅い状態

大雪渓入口のウラジロナナカマドを見ると、昨年は、ほぼピークに近い色合いとなりましたが、今年はまだ、色づき始めといったところで、一週間近く遅い状態です。

 

昨年の大雪渓付近
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D
先週の大雪渓付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2011/09/15〜16) D

今週の大雪渓付近

この三枚の画像を比較しても、昨年より遅れていることは間違いなく、また、先週色づき始めたところが、枯れ落ちている様子があります。

 

雪渓上部左側より 山頂付近

それでも、まだ、これから色づき始めるウラジロナナカマドも存在していますので、今後の推移も、継続して観察する必要があります。

週を追うごとに、状態の良くないものが増えてきています。紅葉が進む前段階では、葉の色合いが薄くなってくる様子がウラジロナナカマドには見られますが、その状態になってきたものが少なく、枯れてしまった部分と、緑の濃い部分の二極に分かれています。

<参考 − 過去三年間の同時期の状況>
●2010年 − 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D【紅葉情報 − 大雪渓付近】★始まりました(昨年より一週間以上遅い)★
●2009年 − 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E【紅葉情報 − 大雪渓付近】★ピークです(昨年よりやや早め)★
●2008年 − 2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2008/09/27〜28) F【紅葉情報 − 大雪渓付近】★始まりました(全体的に色合いが良くありません)★

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
★若干色づきが見られる状態★

位ヶ原 − 宝徳霊神バス停付近

 ハイマツの緑に対して、ダケカンバの黄色が少し目立つ状態になってきました。昨年よりもやや遅い推移を示しています。

 

ダケカンバ − ハイマツの緑との差がはっきりしてきた

遠目から見ても、ハイマツの緑との違いがはっきりとしてきて、このペースで進めば、一週間ほどで見頃を迎えると考えられます。

 

富士見沢・鶴ヶ沢

富士見沢・鶴ヶ沢でも、ダケカンバに変化がはっきりと見られるようになって来ました。

 

この冷え込みで、ダケカンバの黄色が進行

22日(木)から23日(金)にかけての冷え込みで、ダケカンバの黄色が進行しています。

 

22日(木)のウラジロナナカマド(富士見沢)@
 
23日(金)のウラジロナナカマド(富士見沢)@
一晩で霜枯れ
22日(木)のウラジロナナカマド(富士見沢)A
 
23日(金)のウラジロナナカマド(富士見沢)A
一晩で霜枯れ

その冷え込みが、ウラジロナナカマドにとっては裏目に出た様子もあります。この二組の画像は左側が22日(木)のもので、右側が23日(金)のもの、よく見ると、葉が抜け落ちている部分が見られます。おそらく、冷え込みによる霜枯れが原因と考えられます。

このように、紅葉の進んだ箇所は、霜枯れによる影響を受けやすく、この時期の霜は要注意と言えます。

全体的にこのエリアは、ダケカンバが少しずつ色づいてきました。ウラジロナナカマドは状態の良くないものが目立つ状態。このエリアでも昨年より遅めの推移です。

<参考 − 過去三年間の同時期の状況>
●2010年 − 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】★始まりました(昨年より一週間遅い)★
●2009年 − 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】★ピークです(昨年よりやや早め)★
●2008年 − 2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2008/09/27〜28) F【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】★始まりました(昨年より早め)★

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】
★若干色づきが見られる状態★

それでは、位ヶ原の車道沿いの様子を少し詳しく見てみます。

 

位ヶ原のダケカンバ

先ほどの富士見沢・鶴ヶ沢と同様に、位ヶ原一帯でも、ダケカンバの色合いが一層増しているものが、ちらほらと観察できるようになって来ました。

 

先週の位ヶ原のダケカンバ
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2011/09/15〜16) E
今週の位ヶ原のダケカンバ
黄色が増えるが見頃には至っていない

先週と比べても、明らかに黄色の部分が増えていることがわかります。しかし、まだまだ部分的な紅葉で、見頃には至っていません。

 

昨年の位ヶ原のウラジロナナカマド
2010ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2010/09/25〜26) D

先週の位ヶ原のウラジロナナカマド
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2011/09/15〜16) E

今週の位ヶ原のウラジロナナカマド
完全に落葉

ウラジロナナカマドは、ご覧のように、完全に落葉しています。ただ、完全に抜け落ちたことから、逆に目立たなくなり、今後のウラジロナナカマドに期待したいところです。

 

今週の位ヶ原お花畑 − 昨年よりも一週間近く遅い
 

【比較】 昨年の位ヶ原お花畑
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D

7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。こちらのウラジロナナカマドでは枯れている様子はありません。先週と同様に、昨年以上に遅い状態が続いていますが、葉の色合いが薄くなってきましたので、そろそろ色づき始める状態となってきました。

 

綺麗な青空に穂高連峰と紅葉

綺麗な青空に穂高連峰と紅葉を映しこんだシーンが見られるのも、あと一週間程度でしょうか?

 

今週のツアーコース入口(11号カーブ)
 

【比較】 昨年のツアーコース入口(11号カーブ)
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D

こちらはツアーコース入口付近の11号カーブ。左の画像の手前に映る紅葉したウラジロナナカマドは、完全に枯れてしまいました。しかし、遠景のものは、まだこれから色づく状態で、こちらもあと一週間ほどすると、見頃を迎えるのではないかと考えられます。

 

昨年のツアーコース入口付近
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D
先週のツアーコース入口付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2011/09/15〜16) E

今週のツアーコース入口付近
完全に落葉

ツアーコース入口の一角にあるウラジロナナカマドも、完全に落葉してしまいました。他の箇所は昨年よりも遅い推移を見せていますが、こちらのウラジロナナカマドのように、昨年並みか昨年より早めに色づき始めた箇所は、先週辺りから枯れ始め、今週はほぼ完全に落葉している状態が見られます。Next

ダケカンバが少しずつ色づいてきました。ウラジロナナカマドは葉の状態が良くないものが目立ち、例年通りの推移で紅葉し始めたものは大半が落葉。しかし、全体的には昨年より遅めの状態です。

<参考 − 過去三年間の同時期の状況>
●2010年 − 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】★始まりました(昨年より一週間遅い)★
●2009年 − 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) F【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】★ピークです(昨年より一週間早い)★
●2008年 − 2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2008/09/27〜28) G【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】★始まりました(昨年より早め)★


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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