ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2011/09/29〜10/01) D
【紅葉情報
− 大雪渓付近】
★ほぼ終了★
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。なお、ノリクラの紅葉の概要については、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) をご覧ください。
また、ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。
トイレ付近 − ほぼ終了 | 山頂全景 − ほぼ終了 |
標高2700〜2600mの大雪渓周辺のウラジロナナカマドは、ほぼ完全に終了です。
それでも、大雪渓入口のウラジロナナカマドでは、これから色づき始めたものもあります。ただ、葉の状態は良くなく、紅葉がこれ以上の色合いに進展することは、期待できないかもしれません。
雪渓上部左側より | 山頂付近 |
ピークを迎えると、ハイマツ帯を縁取るようにウラジロナナカマドの赤色や黄色が見られますが、今年はその状態がほぼ皆無で、今後も期待できそうにありません。
葉をつけているウラジロナナカマドも、ほとんどが枯れています。この数年の中では、ひどくダメージを受けた状態といえるでしょう。
枯れずに残っているウラジロナナカマドに期待を持ちましたが、大半のものが枯れてしまいました。週の半ばにかけて、強い寒気が流れ込む様子ですので、枯れずに残っているものがあっても、週末までには霜枯れしてしまうことが予測されます。
<参考 − 過去三年間の同時期の状況>
●2010年 − 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2010/10/02〜03) C【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★見頃を迎えました(昨年より一週間以上遅い)★
●2009年 − 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) E【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★完全に終了(昨年より1週間早い)★
●2008年 − 2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2008/10/04〜05) D【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★大半のものが枯れ始めています★
【紅葉情報
− 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
★ウラジロナナカマドは終了、ダケカンバは見頃に★
10月1日(土)の速報でもお伝えしたように、位ヶ原付近のダケカンバは一晩で色濃くなった様子が見られました。上段は9月29日(木)の様子。そして、下段は10月1日(土)の様子。この二日間で一段と紅葉が進み、その違いも一目でわかるほどです。
⇒ | ||
位ヶ原
8〜10号カーブ(9月29日) |
位ヶ原
8〜10号カーブ(10月1日) ダケカンバの変化が顕著にわかる |
9月29日(木)では、緑色の部分を多く残していました。しかし、10月1日なると、大半のダケカンバは黄色に変化しています。
富士見沢・鶴ヶ沢でも同様な傾向が見られます。
ウラジロナナカマド(富士見沢) − ほぼ終了 | ダケカンバ(富士見沢、鶴ヶ沢) − 黄色がはっきりと |
ウラジロナナカマドの紅葉は、ほぼ終了。色づきが見られる部分もありますが、大半が枯れています。そして、ダケカンバの黄色がはっきりとしてきました。
前述のとおり、ダケカンバは葉が残っているものの、大半が褐色に変化しています。
こちらは昨年同時期のもの。枯れている部分も見られるものの、今年ほどの状況ではなく、今年のウラジロナナカマドは、異常なほどの状況と言えます。
秋は空が高いものですが、こんな青空に錦の織りなす絶景の紅葉が映し出されたら最高でしょう。(→ Next)
ウラジロナナカマドは大雪渓エリアと同様の傾向で、大半が枯れています。しかし、ダケカンバの黄色がしっかりしてきて期待できそうです。また、例年よりも推移は遅めです。
<参考 − 過去三年間の同時期の状況>
●2010年 − 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2010/10/02〜03) C【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】★見頃を迎えました(昨年より一週間遅い)★
●2009年 − 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) E【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】★ほぼ終了です(昨年より一週間近く早い)★
●2008年 − 2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2008/10/04〜05) D【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】★枯れ始めています★
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |
|