ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2011/10/22〜23) B

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(Update:2011/10/27)

 

【雪渓上部】

雪渓上部左側

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。

 

先週の雪渓上部左側 下端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2011/10/15〜16) B
今週の雪渓上部左側 下端部分
まだまだ雪解けが続く

下端部分から見た画像から、先週よりも岩の頭が多くなり、雪渓の面積もさらに小さくなっています。10月下旬に差し掛かると、雪解けがほとんどなくなるようになって来るはずですが、今年は気温の高い状態が続くため、まだまだ、雪解けが続きます。

 

二週間前の雪渓上部左側 上端部分
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.22(2011/10/08〜09) B
今週の雪渓上部左側 上端部分
1メートル以上の雪解け

二週間前の画像と比較しても、おそらく高さ1メートル以上の雪解けが続いていると考えられます。ただ、今後も雪解けがさらに進行して、雪渓上部左側全体が完全に消滅してしまうことは考えにくく、近いうちに白一面の銀世界が到来することでしょう。

 

滑走の準備

そして、滑走の準備を始める常連のスキーヤー。

 

全面氷結、スキーブーツでは登れません − スキー板を履いて...

先週と同様、岩の頭にスキーのエッジをかけてブーツをビンディングにセットします。氷結したバーンはスキーブーツの硬いつま先も食いつかない状態ですから、歩いて登ることは困難で、スキー板のエッジを効かせて登って行きます。

 

一歩一歩慎重に登る

エッジを食い込ませて登りますが、「先週よりもエッジの食いつきがよく、柔らかいですね〜。」とのこと...「柔らかい」といっても、それは、わずかなフィーリングの差であって、氷結している状態は、先週とまったく変わりません。

 

表面に水の流れ − 雪解けが続いている証拠

バーンをよく見ると、表面に水が流れています。昨晩から明け方にかけて降った雨の雫であることが考えられますが、先週よりも雪渓の面積が小さくなっていることから、雪解けが続いていることが想像でき、また、氷結したバーン表面もテカテカと光っている箇所が少ないことからも、雪解けが続いていることは明らかです。

 

滑走開始!

先週よりも縦溝のうねりが大きくなり、難易度がさらに高くなっています。

 

何とかターンがこなせる...

それでも、先週のバーンよりもエッジの食いつきがよく、何とかターンがこなせる状態です。

 

スキー板をはずすのも岩の上で...

スキー板をはずす際も、ブーツで氷上に立つことは、間違ってもしてはいけません...普段の習慣から、ビンディングからはずした足で雪上に立とうとしてしまいますが、その瞬間に転倒します。バーンに頭を出した岩の上で慎重に板をはずします。

 

ノリクラ通いもあと一日...

今日の滑走が今シーズン159日目を数えました。ノリクラ通いも残すところあと一日...この「氷上スキー」に明日も挑む予定です。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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