ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.8(2012/06/30〜07/01) D

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(Update:2012/07/05)

 

【肩の小屋、今シーズンの営業開始】

こちらは肩の小屋。

 

肩の小屋南側 − 登山者がベンチで休憩

肩の小屋の南側の広場にはベンチなどが置かれて、登山者の方々がゆっくりとお昼休みを過ごされています。

 

肩の小屋周辺 − キバナシャクナゲが見頃

そして、肩の小屋周辺では、キバナシャクナゲが見頃を迎えています。

 

間近でキバナシャクナゲを見る

周辺は登山者の立ち入りを制限するためのロープが張られていて、キバナシャクナゲに近寄ることのできるスポットはごく限られています。入山者が剣ヶ峰など一極に集中する傾向の強いノリクラでは、たくさんの登山者が土壌を踏み荒らしてしまうと、高山植物への影響が懸念され、立ち入りを制限するロープの設置はやむをえないものと考えられます。

 

クリーム色の強い状態から(左画像)、ややピンクがかった色合いに成熟、雌しべもピンク色へ(右画像)

クリーム色の強いキバナシャクナゲが少しずつ成熟して行くと、花弁は白っぽくなってさらにピンクへと変化します。そして、雌しべも同じようにピンク色へと変わってゆきます。

肩の小屋 − 今日から営業開始

さて、こちらは肩の小屋の売店。今日から営業開始ですが、まだ、準備が継続されているようです。

 

レジの指導 − 何度も間違えながら...

管理人にレジの打ち方を指導されていますが、思ったようにはなかなか行かない様子。何度も同じ失敗を繰り返し、最後には二人で苦笑する様子も...

 

日々、色々なトラブルが続出...

「水が枯れた...」「冷蔵庫が壊れた!」などと、アクシデントが無いほうが不思議なくらい、日々、色々なトラブルが続出し、それを何とかクリアーしながらの毎日です。

 

最終日までスタッフ一同がんばります

今日から今シーズンの営業が始まりました。かつては地元の人々の多くがここで働いていて、「私は何十年前に肩の小屋にいた。」という話を何人もの地元の人から聞くことができます。

ノリクラを代表する山小屋である肩の小屋。その火を絶やさないよう、今年一年を支えて行きます。

 

【雪渓上段】

雪渓上段全景 − 朝日岳から滑り降りる箇所(青丸) 朝日岳からの滑走ライン(青線)

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。先週までの春スキーのシーズンでは朝日岳方面から大雪渓に滑り込むと、ちょうど左の画像の青丸付近に到達し、ここから大雪渓入口方面へと滑り込む形となります。

今週は朝日岳直下からの積雪はまだつながっていて、最後の春スキーを楽しむ様子もありました。朝日岳直下からの滑走は、雪解けで今週が最後となります。

 

雪渓上部右側全景

雪渓上部は、今後雪解けが進んでくると、中央から尾根が出始めて、左右に分かれてきます。現段階ではまだ中央の尾根は小さく、左右のどちらも同じ一枚になっています。

例年、8月中下旬には左右が完全に分かれます。右側よりも左側のほうが急斜面で、しかも、大雪渓の中で最も遅くまで雪が残ります。

 

雪渓上部右側上端 − 昨年より1.5メートル多い積雪量

こちらは雪渓上部右側の上端部分。昨年よりも1.5メートルほど積雪量が多い状態が見られます。

 

2011年の雪渓上部右側上端
2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2011/07/01〜02) E
2010年の雪渓上部右側上端
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2010/06/30〜07/04) F
2009年の雪渓上部右側上端
2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2009/07/04〜05) C
2008年の雪渓上部右側上端
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2008/07/05〜06) E
=今週は過去4年間で最も多い積雪量=

2011年〜2008年までの上端部分を比較しても、最も積雪の多かった2009年よりも今週のほうが若干多く、過去4年間で最も多い様子がわかります。

 

上端から − 雪渓下端まで527メートル、過去4年間で最長

上端から雪渓下端までの距離は527メートルです。2011年は511メートル、2010年は520メートル、2009年・2008年は510メートルで、こちらも過去4年間で最長の記録です。

 

雪渓上部上端付近 − この付近はたけのこ氷柱ができやすい、しかし、今年はまだその兆候はない

大雪渓エリアの中で上端付近は、たけのこ状の氷柱ができやすいエリアですが、この時期になっても、まだその兆候は見られず、6月中の春スキーの柔らかなコンディションを保っています。

 

綺麗な鰯雲 − あくせくせずのんびりと

上空には綺麗な鰯雲。こんなときにあくせくと滑るよりも、この雰囲気に浸ることが最も正しいすごし方かもしれません。

 

久しぶりのノリクラを楽しむ

夏も冬も毎月1度は必ずスキーをすることを目標とされているこちらの方。6月最後の今日、久しぶりのスキーにお越しになり、とりあえず6月中の目標は達成です。

 

いつもWebSiteを見ているから、久しぶりという感じがしない...

今シーズンのノリクラ入りは今日が始めて...「でも、WebSiteを毎週見てますから、今年始めてという感覚がしないんですよ〜」と、普段の生活の中にもノリクラが浸透していて、その手助けにWebSiteが役立っているということはうれしいものです。

これからも、ノリクラ好きの方々に密着したWebSiteになっていけるよう、これからも「今のノリクラ」をお届けしたいと思います。 Next

 

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