ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.12(2012/07/28〜29) D

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(Update:2012/08/02)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。

 

2010年の雪渓上部全景
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2010/07/31〜01) D
2009年の雪渓上部全景
2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2009/08/01〜02) D
2008年の雪渓上部全景
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2008/08/02〜03) D
2007年の雪渓上部全景
2007ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2007/07/28〜29) E

=各年との積雪量の差が少なくなり、今週は2007年よりも少なくなる=

こちらの画像は2010年〜2007年までの同時期のもの。これまでは、各年よりも積雪量の多い状態が続いていました。しかし、徐々にその差が少なくなり、雪渓上部の全体的な積雪量は例年と変わらない状況になってきて、2007年よりも若干少ない様子も見られます。

 

昨年の雪渓上部右側
2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2011/07/28〜29) D
先週の雪渓上部右側
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) E
今週の雪渓上部右側
昨年より一週間遅い雪解け

こちらの画像は雪渓上部右側で、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。昨年より一週間ほど遅い雪解けです。

 

2010年の雪渓上部右側
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2010/07/31〜01) D
2009年の雪渓上部右側
2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2009/08/01〜02) D
2008年の雪渓上部右側
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2008/08/02〜03) D
2007年の雪渓上部右側
2007ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2007/07/28〜29) E
=例年より多い積雪状況から例年並みへと減少=

雪渓上部右側についても2010年〜2007年の各年と比較してみます。雪渓上部全景と同様、今週は2010年・2007年よりも積雪量の少ない状態となっています。これまで、例年よりも積雪量の多い状態が続いていましたが、雪解けが進んで例年並みになり、さらに今後も同様の雪解けスピードで進むと、例年以下となることも予測されます。

 

昨年の鉄塔土台
2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2011/07/28〜29) D
先週の鉄塔土台
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) E
今週の鉄塔土台
昨年より一週間遅い雪解け

雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。先週から比べて高さ1〜1.5メートルの雪解けで、昨年よりも一週間遅い状況です。

 

肩の小屋方面 雪渓上部から雪渓中段への連絡部分

左の画像は肩の小屋方面の積雪はご覧のとおり完全になくなりました。また、右の画像は鉄塔土台の下部で、雪渓上部右側から雪渓中段へと滑り降りるエリアです。十分な積雪量があるように見られますが、次週末にはほとんど雪解けが終わっている状態になるかと思います。

 

雪渓上部右側上端

こちらは上端部分。

 

雪渓上部右側上端−先週より1メートルの雪解け

上端部分は先週よりも高さ1メートルほどの雪解けです。

 

2010年の雪渓上部右側上端
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2010/07/31〜01) D
2009年の雪渓上部右側上端
2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2009/08/01〜02) D
2008年の雪渓上部右側上端
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2008/08/02〜03) D
2007年の雪渓上部右側上端
2007ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2007/07/28〜29) E
=例年よりも多い積雪量がまだ続く=

積雪量の多かった2010年・2007年と比べると2010年より50センチ以上多く、2007年より1メートルほど少ない状況です。先週は2010年・2007年と同水準を示しましたが、今週はその傾向に大きな変化はないと推測されます。

雪渓上部は全体的には例年並みの積雪量ですが、部分的には例年以上の積雪量の箇所もまだあります。

 

上端から−雪渓下端まで453メートル
過去5年で最長

上端から雪渓下端までの距離は先週より33メートル短くなって453メートルです。2011年は天候不良で測定できませんでしたが、2010年は319メートル、2009年は271メートル、2008年は255メートルで、過去5年で最も長い状態を示しています。

各年と比べて今週の距離が格段に長い状態ですが、これは雪渓上部と雪渓下部がまだつながっていて、測定した雪渓下端を大雪渓入口付近としているからです。そのため、次週末以降は雪渓上部と雪渓下部が分離すると予測されるため、上端から下端までの距離が大幅に短くなってくるはずです。

 

乗鞍大雪渓の醍醐味はこの雰囲気に浸ること

大雪渓にお越しになるスキーヤーの目的は、単にトレーニングを主体としたものから、この雰囲気を味わいながらスキーも一緒に楽しむなど様々です。無限遠をボーっと眺める環境は、普段の生活の中ではなかなか遭遇できないもの...

大雪渓のトップまで登って雪を眺める感覚は、登山で山頂に到達する感覚とはまた違った趣があります。雪渓を流れるひんやりとした空気感も、そんな雰囲気を作り上げているのかもしれません。

 

下部方面の賑やかさとは隔離された静かな一日

そして、雪渓をシールで登ってくるスキーヤーの方も上端に到着。多くのスキーヤー・ボーダーが果敢に滑走している下部方面から隔離されたこのエリアは、静かな一日が流れています。

雪渓上部右側 − ポールレッスンに最適なバーン

雪渓上部右側は、ポールレッスンに最適なバーンで、今日も数レーンのポールが林立しています。

 

日差しが戻れば、完全な夏模様

終日にわたって晴れ上がる天候ではありませんでしたが、日差しが戻れば、ご覧のような完全な夏模様が広がります。この光景を待ち望んでいた常連の方も多かったことでしょう。

 

山篭り生活が始まる

今回も肩の小屋での連泊による山篭り生活が始まりました。初めて参加のメンバーは体全体が重そうな様子。平地の3分の2程度の気圧ですから、慣れるまでは、体が思うように動きません。

 

トレーニング最終日にはきっと良い想い出が残るはず

体が順応して行けば、徐々に身の軽さが戻ってきます。そして、最後には良い思いでだけが残って行くはずです。

 

【雪渓上段 U − レーシングキャンプ】

ビデオ撮影 今日も始まってるよ〜

先週に引き続き、今日もトレーニングが始まっています。

 

「しりとり、やろうか!!」

滑るためには登らなければならないノリクラですが、みんな一緒になって登る様子を見ていると、「しりとり、やろうか!食べ物でつないで行くよ〜。りんご...」「ゴリラ...」「ゴリラは食べ物じゃない!」

そんなやり取りをしていると、あっという間にスタートラインに到着します...というよりも、到着できてしまいます。

 

トレーニングを続けるにはちょっとした「遊び要素」も必要

モチベーションを維持し続けることが、トレーニングには最も必要な要素。それを低下させないための「遊び要素」を自ら取り入れながら、一日を続けます。

 

国内で雪上トレーニングが容易に実施できるのは乗鞍だけ

通年を通して実施できる競技と異なり、スキーなどのウインタースポーツは環境に大きく左右されます。国内で雪上トレーニングできるという恩恵を、これほど容易に受けられる場所は、ノリクラ以外にはないといってよいでしょう。

 

「すぐに追いついてみますよ!」 「ばか!!、十年経ってもムリだよ〜」

スキーは生涯スポーツ...古いものの上に新しい技術を積み重ねてさらに進化を続けます。それまでの感覚を捨てて、新しい感覚を取り入れる...

進化を継続させるという実績のない若い人には、スキーが生涯スポーツであるということを肌身で理解することは、現段階では困難でしょう。「すぐに追いついてみますよ!」と、鼻息の荒いメンバーに、「ばか!!、十年経ってもムリだよ〜」...

その言葉の意味を理解するだけでも十年は必要でしょう。

 

目標を明確にトレーニング

大会で通用する技術レベルは何か...それを明確にしながらトレーニング続けられます。

 

ノリクラはまだまだ続きます!

今年も夏休みの思い出はノリクラ...世間の喧騒から離れた一日が非常に貴重なものだったと気付く時がいつか必ずやってくることでしょう。 Next

 

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