第27回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍
 
(2012/08/25〜26) @

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(Update:2012/09/10)

 

今年の夏のノリクラは、天候不順な日が多く、特にトレーニング終盤となるお盆休みの期間中は、天気予報に翻弄された状況が続きました。そのため、練習走行があまりできなかったという選手もかなりいらっしゃったのではなかったのではないでしょうか?ただ、お盆があけた途端、夏らしい日が続くようになり、特に大会前日は灼熱の状況となり、暑さに負けそうなほどの状況でした。しかし、大会当日は気持ちの良い空気が流れ、選手にとっては非常に良いコンディションの下でのレースとなり、レースが終了するまで、きれいな青空とそよ風に吹かれる心地よさに包まれた一日でした。

この大会は、ノリクラにとって季節の大きな節目。この先どんなに暑い日が続いても、「夏のノリクラ」という雰囲気にはならず、ノリクラではこの大会が夏のクライマックスを担っているといっても過言ではありません。ヒルクライムという一つのジャンルを確立したこの大会があってこそ、夏のノリクラが盛り上がるもの。

また、毎年4000名を越える選手が出場する自転車大会ですから、大会運営者、及び、乗鞍高原周辺の旅館・民宿の方々においては、どんなことがあっても乗り切らなければいけない重要なイベントであり、それは出場を重ねる選手の中にも、同じような「胸の内」があるはずです。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【8月25日(土)、大会受付 T】
Page-2 : 【8月25日(土)、大会受付 U】
Page-3 : 【8月26日(日)、レース当日】       【大雪渓 − トップの選手を待ちます】
Page-4 : 【続々と選手がやって来ます】       【それぞれの選手の表情は...】
Page-5 : 【下山誘導が始まります】       【レースはまだまだ続きます。】
Page-6 : 【レースも終盤、いよいよゴール!】
Page-7 : 【表彰式】       <編集後記>

●参考資料●
(地図) − 大会コース図(別ウインドウ)
(表) − 【8月25日(土) − レース前日のスケジュール】   (Page-1)
(表) − 【計測方式の変更 − ネットタイム方式】   (Page-1)
(表) − 【応援バスについて(有料)】   (Page-1)
(表) − 【8月26日(土) − レース当日のスケジュール】   (Page-3)
(表) − 【8月26日(土) − クラス別スタート時刻、出場選手構成】   (Page-3)

 

 

【8月25日(土)、大会受付 T】

大会会場 − 乗鞍観光センター前駐車場

こちらは乗鞍高原の中心地にある乗鞍観光センター。こちらが本大会の大会本部となっています。明日のレースは、標高1460mの大会本部前(観光センター前)をスタートして、ゴールまでは下り箇所の全くない県道乗鞍岳線(通称:エコーライン)をひたすら登り、標高2720mの県道乗鞍岳線終点(県境部分)を目指します。

 

大会コース図(スタート付近)
【拡大(Click − 別ウインドウ)】

全長20.5km、標高差1260mのコースには、途中には三本滝レストハウス前(7km地点、標高1800m)と、位ヶ原山荘前(15km地点、標高2350m)の二箇所のチェックポイント(給水所)が設けられています。

 

選手受付 − 13時から開始

大会会場に訪れた選手がまず最初に行わなければならないのは、選手受付ブースに出向くこと...選手受付ブースのテントには各クラスごとに表示が分かれていますので、ご自身のクラスを確認して受付を行います。

<レース前日(本日)のスケジュール>

明日のレース当日は、選手受付は行っておりません。必ず、前日に現地入りして、選手受付を行ってください。(入金などの事前手続きが終わっていても、大会前日の受付にお越しにならないと、レースに参加することができません。)

【8月25日(土) − レース前日のスケジュール 13:00〜17:00】

会場 : 乗鞍観光センター前駐車場

13:00

受付開始 <選手受付ブース>

14:00

鈴木雷太のヒルクライムライディングテクニック <特設ステージ>

17:00

受付終了 <選手受付ブース>

※ 競技当日の受付はありません。競技前日13:00〜17:00に必ず受付を済ませる必要があります。
※ このほか、出展ブース・飲食ブースの開設・販売、応援バス受付、乗鞍高原トレッキング受付などがあります。

 

受付に参加証を提示 参加証を確認

受付は13時時から開始され、受付直前には長い列が各ブースにできています。事前に郵送されている参加証を係員に手渡してください。なお、車検などはありませんので、自転車の持参は必要ありません。

 

選手への配布品 − ゼッケン番号順に スタッフは地元 乗鞍高原の方

選手に手渡すゼッケンなどの仕分けをするスタッフも、受付に対応するスタッフも、乗鞍高原で旅館や民宿などを営んでいる地元の方々。今日はどこの宿も満室状態で、大忙しの宿泊準備に追われながらも大会運営に出向き、猫の手も借りたいほどの状態です。

 

ゼッケン等を受け取る 黒いタイは足首に巻きつける計測発信機
=今年からネットタイム方式に変更=

選手受付では、レース当日に必要なゼッケンや計測用発信機を受け取ります。今大会の大きな変更点は計測用発信機です。昨年までは自転車のフロントフォークに取り付けましたが、今年は選手の足首に巻きつける方式に変更されました。(ゼッケンの手前に持つ黒いタイ)

スタート方法は従来どおり、ゼッケン番号ごとに分けられた集団でスタートするマスドスタートである点は変わりませんが、今回より計測方式が変更されました(下記のネットタイム方式を参照)。

【計測方式の変更 − ネットタイム方式】

前回の大会までは、一つの出走集団がスタート開始した時点から一斉に計測が開始され、発信機がゴールを通過したのを感知して計測を終了する方式でした。(スタート時点での発信機チェックはない)。今回からは各選手がスタートラインを通過した時点でそれぞれの発信機による計測が開始され、ゴール地点を通過した時点で計測を終了する方式に変更されました(ネットタイム方式)。

ネットタイム方法を導入することにより、スタート位置に関係なく正確・厳正な計測ができるようになりました。そのため、各個人のタイムトライアルとなり、ゴール着順が実際の順位と一致しない場合もあります。

 

応援バスの申し込み

大会コースとなっている県道乗鞍岳線(通称:エコーライン)は山岳路線のため狭小部分が多く、沿道で応援することが困難状況です。また、レース当日はシャトルバスなどの通行が規制されるため、選手以外の応援者が大会コースに出向く手段がありません。

そのため、主催者側で有料の応援バスが用意されています。(下記の応援バスについてを参照)

 

【応援バスについて(有料)】

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の応援バスは予約制で有料です。

● 受付 − 競技前日13時より、受付会場の大会本部に直接出向いて受付を行ってください。電話などでの事前予約はありません。受付は先着順で、今回の受付状況を見ると、受付開始後、すぐに定員に達してしまいましたので、早めに受付されることをお勧めします。

● 料金・定員 − 料金:1500円、定員:40名

● 運行区間 − Mt.乗鞍(まうんとのりくら、旧乗鞍高原温泉スキー場)の第一駐車場 〜 大雪渓駐車場
Mt.乗鞍 第一駐車場は、スタート地点から500メートルほど上部にあります。また、大雪渓駐車場は、ゴール手前1.4km地点にあり、ここからはゴールの様子は見られませんが、トイレ・避難小屋などの設備があり、長時間の観戦が強いられることから、ゴール地点よりもお勧めです。

● 発着地点地図   − 【地図 : 出発場所(スキー場 第一駐車場)】  【地図 : 到着場所(大雪渓駐車場)】

● 運行ダイヤ
<行き>スキー場 第一駐車場 6:00 → 大雪渓駐車場 7:00   <帰り> 大雪渓駐車場 12:30 → スキー場 第一駐車場 13:20
行きのダイヤに関しては、トップ選手が大雪渓に到達するまで十分な余裕がありますが、帰りのダイヤに関しては、表彰式開始時刻(13:00)には間に合いませんのでご注意ください。

● 留意点
応援バスの下山は、レース終了後の12:30です。その間、長時間にわたって、大雪渓駐車場に滞在することとなります。
大雪渓駐車場には、トイレ・避難小屋はあるものの、天候の急変に応じた対策を整えてお越しになることをお勧めします。現地は最高気温が20℃にも満たないため、長袖などの防寒対策はもちろんのこと、悪天候に備えた合羽の準備も忘れてはなりません。また、長時間の滞在のため、飲料水・食料の携行を忘れないようお願いいたします(現地には売店はありません)。

しかし、今回は灼熱の炎天下での応援になりました。前述の防寒対策とは逆に日傘なども必要となる場合もあります。

お揃いのチームジャージで

大会会場では、各チームの選手の方々がお揃いのジャージで集まり、こんな風景が大会そのものを盛り上げてくれます。

 

皆さん同じジャージなんですが... 衝突実験用のマーク − 高校生の時から愛用
小山田 智也選手

さて、こちらは自動車企業のクラブのメンバー。お揃いのウェアーの中に、よく似ていてちょっとデザインの異なるジャージを着る小山田 智也選手の姿があります。

衝突実験用の車に貼るマークをあしらったこちらのサイクルジャージ。「実はこのジャージ、高校生の頃からずーっと着ているんですよ。当時はシャレのつもりで購入したこのマークのジャージなんですが、今ではそれが自分の仕事になっているですよ〜〜。」

もちろん、明日の本番では「衝突」しないように、チームジャージで出場されるとのことでした...

 

今年もこの日のために積み重ねてきました!
(なおっき選手・小山内 選手・広瀬 選手)

そのメンバーの方々とお話をされていたのはなおっき選手。「トレーニング全体の量は昨年よりも少ないんですが、終盤に何とか通常通りの練習量をこなすことができるようになりました。でも、やはり総走行量が絶対的に少ないという不安はありますね。あとは減量と筋力とのバランス...これが明日のレースにどう出るか...」  ヒルクライムは、軽量の選手のほうが有利とされていますが、筋力の維持・増強も重要で、そのバランスがなかなか難しいようで、各選手共通の悩みどころでしょうか...

大会コースとなる県道乗鞍岳線の冬季閉鎖が解除される7月1日からは、週末を迎えるたびに多くの選手がトレーニングに訪れます。今回もピースサインで応じてくれるのは小山内 選手と広瀬 選手。

※ ご氏名に一部間違いがありましたので訂正いたしました。関係者の方々には大変ご迷惑をおかけいたしました。お詫び申し上げます。(2012/09/15 訂正)

 

朝から綺麗な青空に包まれる 明日は少しでもよいタイムが...
(松本 雪子選手)

昨年の大会前日は、時折小雨に見舞われる状況でしたが、今日は朝から綺麗な青空に包まれて、明日の天候も全く心配ない状況。そんな中、今日の太陽の明るさに負けないくらいの笑顔を見せてくださったのは松本 雪子選手です。(7月8日(日)開催の第9回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム ロードレーサー女子の部 優勝)。

今回3回目の出場とのことで、「明日はひとつでもよいタイムが出せれたらよいです。」と、控えめな様子...「だって、歳も一つずつあがって行くんですから、結果も一つずつね...」

今回も笑顔いっぱいのワンショットを決めてくださり、明日のレースでも笑顔を期待していますよ!

 

出展ブース

選手受付が無事に終われば、自転車関連のショップ・メーカーが立ち並ぶ出展ブースが気になるところです。

 

自転車関連のグッズが並ぶ ショッピングを楽しむ

自転車本体からウェアー・シューズなどの関連商品まで並び、それぞれ自由に手にとってショッピングを楽しんでいる様子があります。

 

そんな中、最も注目を集めているブースは...

 

無料メンテナンス これでタイムが落ちたら...(苦笑)

バイクをメンテナンスしてもらえるこちらのブース。整備してもらったこちらの方も「これでタイムが落ちたら、言い訳なんて絶対できないですね〜」と、苦笑されていました。

 

恒例のレースクイーンとの記念撮影

無料メンテナンスに並ぶ方々の列に負けないくらい長蛇の列になっているのは、レースクイーンとの記念撮影。レース中の様子を選手同士で撮影することはなかなか難しい中、大会の記念に撮影される方も多いようです。

 

ママチャリ&コスプレも記念撮影に応じる 元祖ママチャリの方...

ここ数年、「ママチャリ&コスプレ」の選手の姿が少しずつ多くなってきているようです。こちらでも他の選手からの記念撮影に快く応じていらっしゃる様子が見られます。

「いや〜、最近はこちらの方々のほうが流行ですよ〜」と、おっしゃりながら選手受付に訪れたのは元祖ママチャリの方。少し謙遜されたご様子ですが、急坂の続く県道乗鞍岳線で、変速なしのママチャリを操れる唯一無二の存在であると思います。Next

 

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