ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.22(2012/10/06〜07) B

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(Update:2012/10/11)

 

【大雪渓までの沿道の風景 V − 位ヶ原登山道、紅葉絶景ポイント】

報告霊神バス停付近から

こちらは位ヶ原5号カーブ、宝徳霊神(ほうとくれいじん)バス停付近からの様子。ヘアピンカーブを登った先に白いガードレールがあるため、撮影ポイントには適さないかもしれませんが、山頂までウラジロナナカマドの真紅が点在するオススメのビューポイントです。

 

リカンベントの方が下山 − 「畳平まで3時間もかかっちゃったよ〜」

そこにやってきたのは先ほどのリカンベントの方。「畳平まで3時間もかかっちゃいましたよ!いや〜疲れた...明日はもう乗れないかも...」 やはり、通常のロードバイクよりもはるかにハードな乗り物のようですね...

 

位ヶ原山荘方面への登山道 − 紅葉散策にオススメ

さて、宝徳霊神バス停から位ヶ原山荘方面へ登山道が続いています。この登山道も紅葉散策としては絶対にオススメです。

 

紅葉撮影にははずせないポイント

多くのカメラマンは車道沿いからの風景を狙い、あまり登山道まで足を踏み入れることはありませんが、この登山道だけははずせないポイントでしょう。

 

「先週も来たから今日は...」と乗り気でなさそう 絶景を前に「わぁ〜、ダメだ!スイッチが入っちゃうよ〜」

「先週も来たからここはもういいかなぁ〜...」と、あまり乗り気でなさそうな様子ですが、絶景ポイントが目の前に広がると「わぁ〜、ダメだ!スイッチが入っちゃうよ〜」と、わき目も振らずにお決まりの撮影ポジションへ...

 

曇天でも見事な色合いを放つ

確かに先週も綺麗な錦絵の広がり、近年まれに見るな色彩でした。しかし、今週はダケカンバの黄色を中心に一段と深みが増した見事な色合いとなっています。通常、今日のような曇天では日差しがないため、くすんだ色合いとなってしまいます。しかし、今日は曇天の弱い光線でも、しっかりとした色調を放ってくれて、カメラマンも露出調整に苦労しなくてもよいほどです。

 

乗鞍一番の絶景ポイントに陣取ってランチタイム

昨日突然乗鞍に来ることを決めて、乗鞍高原の友人宅で乗鞍の紅葉情報をチェックしていたのが実はこのWebSite。「穂高が見られるのはこの付近だけですか〜」とおっしゃりながら、登山道脇に荷物を降ろしてちょっと遅いお昼休みです。

乗鞍一番の絶景ポイントに陣取ってランチタイムは、乗鞍一番の贅沢とも言えます。

この周辺で穂高がよく見られるのは、位ヶ原エリアなら7号カーブ付近の位ヶ原お花畑や6号カーブ付近。そして、大雪渓下の4号カーブ付近がオススメです。また、大黒岳もすぐ隣に感じられるほど近く見られるはずです。

 

絶景をカメラに食べさせる いつも自然体で楽しむ

ランチタイムの合間に、カメラにもこの絶景を食べさせます。いつも自然体のスタイルで人々との偶然の出会いがあって、そんなつながりから人生を楽しんでいる様子はうらやましいとも感じ、また、そんな自然体が色々なつながりを誘い出しているのかもしれませんね。

 

さて、先ほどのカメラマンのお二人。先週もここでの撮影をされましたが...

 

「これ見たら、撮らないわけにはいきませんよねぇ〜」

ため息の出るような光景に遭遇して、一通りの撮影を終えると ほっとひと段落...そして、紅葉の配色を素直に目で追う時間が、次のモチーフ作りのアイデアにヒントを与えてくれます。

 

「来てよかった〜!もし来なかったら一生公開してたかも...」

「いや〜やっぱり来てよかった。もし、今日ここに来なくて、あとでWebSiteでコレを見たら一生後悔してと思います...もしそんなことがあったら、しばらくはWebSiteを見ることができないほどショックを受けていたでしょうねぇ...」と、安堵と満足とが交錯する様子でした。

宝徳霊神バス停から登山道を歩いて、ものの10分足らずのところにあるこの絶景を、「先週、行ったから、まぁ〜いいか〜」といった一瞬の迷いでためらってはいけません...

 

たかが紅葉、されど紅葉...

わずか10分程度の登山をためらうことで一生後悔するなんて、「たかが紅葉」に大げさすぎるように思いますが、カメラマンにとっては結構大切なことなんです。

ノリクラには毎年秋になると紅葉が訪れます。しかし、そのときの天候状況によって、紅葉の時期が前後することはもちろんのこと、紅葉の品質(ボリューム・色付きなど)は「天然モノ」だけあってばらつきがあり、今年のように「高品質の紅葉」になることのほうが稀です。そして、さらにその「旬の時期」に照準を合わせて訪れることができるかどうかと考えると、「一生後悔する」というコメントが決して大げさではないわけです。

「今回の記事もどのように仕上げられるか楽しみですが、今後もWebSiteを楽しみにしています。」と、言い残して次の撮影ポイントへと向かいました。また、来年もこの場所でお会いできることを楽しみにしています。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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