ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.25(2012/10/27〜28) D

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(Update:2012/11/01)

 

【ノリクラサミット− 今シーズン最後の夜は位ヶ原山荘で】

大雪渓から戻り、夕方の位ヶ原山荘。

 

薪ストーブを囲んで − ゆっくりとした時間の流れ

薪ストーブを囲んで、刻々と日が暮れてゆく様子を楽しむことは、非日常的な時間の流れです。

 

乾杯 − 暖かな薪ストーブを前に生ビール

今日は冬のノリクラの常連のメンバーを中心に、「ノリクラサミット」と称して、定期的に位ヶ原山荘に集う催しです。今回はグリーンシーズン最後の締めくくりに集まってくださいました。

暖かな薪ストーブを前にして、冷たい生ビールは最高でしょう...

 

夕食が始まります

「サミット」と称しても特別なことをするわけではありません。普段、フィールドで毎週のように出会う常連同士が、お互いに語り合う場面を提供しているだけに過ぎません。

参加される人数が多ければ、たくさんの出会いや多くの語らいがあります。また、参加人数が少なければ、深く掘り下げた話題で盛り上がります。山小屋というフィールドですから、もともと知らない人同士が偶然出会って、話が弾むという雰囲気を持ち合わせていて、知らない人と一緒だからという不安は全く無用なものといえるでしょう...

 

話に花がさけば、さらにさけが進む

「飲料水」が入れば入るほど、口が滑らかに回るようになることはよく知られた事実...話に花がさけば、さらにさけが進むもの...

 

鍋が出来上がる前に「出来上がってしまう」

鍋が出来上がる前に「出来上がってしまう」ことになってはいけませんが、長い夜はまだまだ続き、語りあった話も脳裏の片隅に単なるイメージの欠片としてしか、残っていかない状態になって行くのです。

 

長い夜はまだまだ続きます

でも、それでいいんです。ノリクラの良いイメージが人々の脳裏にインパクトを与えるのと同じように、ここには「良いノリクラがある」という雰囲気が大切なのだと思うのです。

 

【10月28日(日)、位ヶ原山荘は吹雪の朝】

吹雪の朝

取材二日目の10月28日(日)、早朝6時の位ヶ原山荘。まだ夜明け前の薄暗い中、夜中から降り始めた雨が、横殴りの吹雪へと変わって行きます。

 

路面は白く凍てつき、轟々とうなりを上げる暴風

前を向いて歩くこともままならない状況で、路面は白く凍り始めて来ました。周囲の木々も轟々とうなりを上げるほどの暴風で、この状態で下山できるかいささか不安な雰囲気にもさせられるほどです。

 

出発の準備

しかし、この吹雪も次第に止んで、小雨が断続的に降る程度に収まってきます。レインウエアーを着て出発の準備です。

 

嵐は収まってきた 位ヶ原山荘 − 今日で今シーズンは営業終了
年末年始営業は12月22日(土)より

気温は3℃まで上昇し、早朝に見られたアスファルトの凍結も解消されつつあります。

位ヶ原山荘の今シーズンの営業も今日まで。しばらく休業したのち、年末年始営業はクリスマス前の2012年12月22日(土)からはじまり、成人の日の2013年1月14日(月)まで毎日続けられます。その後は一旦休業し、2013年2月2日(土)より再開して10月末まで毎日営業されます。

 

「雨に降られないうちに下山しないと...」 屋根板、富士見沢

「雨に降られないうちに下山しないと...」 幸運にもほとんど雨に降られることなく、午前中を過ごすことができます。すぐ目の前には、ウインターシーズンのステージである屋根板と富士見沢が広がっています。

 

下山する前見届けて...

下山する前にその様子をしかと見届けます。

 

現在、積雪10センチ − 「真冬はどれくらい...」 「おそらくあそこまでは積もるんじゃないですか」

位ヶ原山荘から先の直線部分はご覧のように完全に根雪状態。積雪は10センチ以上もある状態です。

「真冬はどれくらいの積雪になるんでしょうね〜」
厳冬期になると毎週のようにここを通う人間にとっても、まるで異なる風景に想像できないほど。道路の法面を指差しながら、「おそらくあそこまでは積もるんじゃないですか...」

 

初冬の位ヶ原山荘前の直線部分
2011ノリクラ 雪渓カレンダー番外版(2010/12/25〜26) A

こちらの画像は年末の初冬の光景です。画像では雪面がまだ水平になっていますが、厳冬期になればさらに積雪が増えて、左上から右下への急斜面となり車道の存在はまったくわからなくなります。場所によってはかなりの傾斜で、急斜面をトラバースするのも慎重に進まなければならない状態となります。(トラバース : 斜面を横切ること。急斜面になればなるほど、困難になります。)

早くそんな季節が来ないかと、胸の中で唱えながら、名残惜しくも下山して行くのです。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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