ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.3(2013/05/24〜26) A

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(Update:2013/05/30)

 

【位ヶ原山荘から屋根板・位ヶ原】

位ヶ原山荘周辺

8時過ぎの位ヶ原山荘の気温は9℃。ご覧のとおり雲ひとつない快晴が続いています。

 

屋根板 − 位ヶ原山荘までの下山滑走は6月下旬まで可能

位ヶ原山荘から100メートルほどのところに屋根板入口があり、ここから稜線方面に向けて出発します。まだまだ広大な雪原があって、位ヶ原山荘までの下山滑走は問題ありません。

かもしかゲレンデに滑り降りるツアーコースは雪解けで下山滑走ができませんので、稜線方面からの帰りは、こちらの屋根板を滑り降りて位ヶ原山荘に戻り、ここから春山バス下り便を利用して下山します。なお、屋根板は例年6月下旬頃まで滑走可能です。春山バスの下り最終便は位ヶ原山荘15時34分発です。お乗り遅れのないようご注意ください。

そのほかのダイヤについては、おしらせ − 2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)行きの春山バス運行について(2013/02/07) をご覧ください。

 

屋根板から位ヶ原の台地に向かいます。

 

青空の濃さと空気の爽やかさが充満 − 一年を通しても今日ほどの天候はめったにない

広大に広がる位ヶ原からは南アルプスや中央アルプスなどの遠方の山並みがくっきりと浮かんでいます。位ヶ原の気温は8℃。今日は青空の濃さと空気の爽やかさが充満していて、そよ風が全身を吹き抜ける爽快感はこの上ない至福の時です。おそらく、一年を通してみても、今日ほど気持ちのよい天候・気候にめぐり合えることはないでしょう。

例年、5月下旬は今日のように晴天とすがすがしい空気に包まれる時期で、この時期を逃さずにお越しになることをオススメします。

 

一年でどの季節が一番好きですか? 今日はまさにプライベートゲレンデ

「一年でどの季節が一番好きですか...?」

四季を通してそれぞれの景色があって、どの季節にも美しい光景がノリクラにはあります。今日は風景もすばらしければ空気感がすばらしい...
平日ということもあって、訪れる方は少なく、ほとんどプライベートゲレンデといった感じです。

 

【大雪渓に向けて道路除雪の様子】

除雪 − 位ヶ原山荘から大雪渓へ

県道乗鞍岳線(エコーライン)は、冬季は休暇村より先は積雪のため通行止めとなっていて、スキー場の営業終了する4月上旬から除雪が始まります。そして、乗鞍高原から乗鞍岳春山バスの終点である位ヶ原山荘までの区間の除雪は、運行開始に間に合うようにゴールデンウィーク前までに急ピッチで実施されますが、それより上部の除雪も継続実施され、位ヶ原山荘から大雪渓へ、さらには最上部の県境へと進みます。

 

取材日(5月24日(金))も除雪作業が行われていました。現在、作業が行われている場所は、大雪渓まであと数百メートルというところまで迫った4号カーブ手前部分。

4号カーブは「通称:大カーブ」とも呼ばれ、最も積雪量の多い場所でもあります。
積雪量は高さ10メートルにも及び、ご覧のようにロータリーで雪を飛ばしていますが、ロータリー本体は雪の壁に阻まれてその姿が見えないほど...

 

ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号版(別ウインドウ)

4号カーブや大雪渓駐車場の位置など、県道乗鞍岳線カーブ番号は、ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号版 をご覧ください。なお、肩の小屋より稜線方面の状況については、ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 大雪渓・山頂版 をご覧下さい。

 

4号カーブ(通称:大カーブ)の除雪 「通常であれば3稼動日程度で完了しますが...」

除雪を請け負う担当者の方にお話をお聞きすると、通常であれば、あと3稼働日程度で大雪渓まで除雪が完了するとのこと...

 

除雪は難航 − 思ったように進まない

ただ、夕方になっても午前中とほぼ同じ箇所の除雪を行っていて、予想以上に作業が難航しているようです。
例年ならゴールデンウィークの数日前には完了する位ヶ原山荘までの除雪も、積雪量が多くて今年は若干遅れました。さらに上部の位ヶ原山荘から大雪渓方面も積雪量が多いため、昨年よりも1週間以上遅れています。

 

今週末に大雪渓までに完了できるか...

今日の進捗程度をみて、今週末(今月末)に大雪渓まで除雪が完了するかどうか微妙な状況です。
大雪渓まで除雪が完了して、大型バスが安全に走行できるかどうかの確認が実施されれば、大雪渓まで春山バスが延長運行されることになっています。

道路の除雪状況や春山バスの大雪渓延長運行などの状況は、今後、WebSiteにてご案内いたしますので、しばらくお待ち下さい。 Next


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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