第8回 乗鞍天空マラソン
 
(2013/06/22〜23) D

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(Update:2013/07/03)

 

【雪の大壁】

雪の大壁(4号カーブ)

さて、折り返し地点の大雪渓に向かう前に、本大会の一番のビューポイントの雪の大壁の様子をお伝えします。

 

乗鞍天空マラソンコース地図
【拡大(Click)】

雪の壁はこちらのガイドマップの「ビューポイント雪の壁」と記されている前後数百メートルの区間です。県道乗鞍岳線のカーブ番号で申し上げると4号カーブから5号カーブの区間に相当します。県道乗鞍岳線カーブ番号は、ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号版 をご覧ください。

 

雪の壁は高さ5.6メートル

こちらは4号カーブ。折り返し地点の手前約500メートルほどの場所です。大会前日の計測では高さ5.6メートルで、昨年より1メートルほど低い状態でした。

 

雪の壁で記念撮影

この大会に出場される選手の多くが、この雪壁を見ることを楽しみにされていて、今回も多くの方がここで立ち止まって記念撮影されていました。

 

「合格} − 息子さんの受験を想って...

そして、雪壁に何か書いていらっしゃる方がいらっしゃいます...「合格?」
「今年、息子が受験をするものですから、それを願って書いてみました。」息子さんの受験勉強の苦労を分かち会えるよう、苦労してここまでやってこられました...願いがかなうことをお祈りいたします。

 

足が前に出ません でもカメラの前だけは...

折り返し地点まであと少し...しかし、もう足が前に出ません。それでも仮装ランナーの意地がありますから、カメラの前だけはポーズを決めて見たりします...

 

「頑張らないけど あきらめない★」

足腰がもう言う事を聞かなくなってきて、歩いては止まり、止まっては歩くを繰り返す状況に...

−お尻に何か書いてありますよ−
すると大きな声で、「頑張らないけど あきらめない★」  まるでご自身に言い聞かせるように答えてくださいました。

そう!天空マラソンは頑張りすぎてはいけないんです...

 

【大雪渓のエイドステーション】

折り返し地点の大雪渓(18km地点)

そして、ようやく18kmの折り返し地点。ちょうど大雪渓の入口です。折り返し地点では、「あと少しでエイドです!」と、最終コーナーを回るような鐘が鳴らされて、選手を迎え入れます。

 

お得意のポーズで!

「今年はかなり早いです!!」と、かなり余裕の笑顔です。

 

乗鞍大雪渓
夏スキーを楽しむ(7〜8月)

こちらが大雪渓。ご覧の通り、夏スキーを楽しむスキーヤーが訪れています。乗鞍大雪渓での夏スキーは7月〜8月が本番です。夏スキーの様子は WebSite 内の 「ノリクラ雪渓カレンダー」 で詳細にお伝えしておりますので、これから涼を求めて、夏スキーにお越しの方はご参考になさって下さい。

 

今年も無事に登ってこられました! 風が涼しかったので走れました

そこへ大きな声で飛び込んできたこちらの方。
「タイム的には遅いんだけど、風が出てきて涼しくなって走れるようになりました。ですので、今回は楽なほうでした。位ヶ原山荘までは何とか走って来ましたが、もうそれから先は歩いちゃってだめ...」

やはり、位ヶ原山荘を越えた森林限界以降は、空気がさらに薄くなることもあって、かなり辛いようです。実際、大雪渓付近から山頂に掛けての気圧は平地の3分の2程度しかなく、お菓子の袋がパンパンに膨れ上がるほどなんです。

 

気温10℃、じーっとしていると肌寒い

ご覧のように大雪渓のエイドステーションは、他のエイドステーションよりも規模が大きく、たくさんの選手で賑わっています。大雪渓の気温は10℃。じーっとしていると寒さを覚えるほど。

 

大雪渓のエイドは充実している

飲料水がメインのほかのエイドステーションと異なり、バナナやおにぎりなど、栄養補給をしっかりと取ることができます。なお、2ページ目でご紹介した山菜の煮物ですが、取材に訪れた時点ではすでに完売していました。

 

「水がおいしい〜〜っ!」

「水がおいしい〜〜っ!」と、思わず大きな声を出してしまうこちらの選手...

 

来年も仮装で出るぞ〜 おぉ〜っ!

「黒いんですごい暑いし、虫が寄ってくるんですよ。しかも生地がスェットなので、汗でぐちゃぐちゃ...でも来年も仮装で出るぞ!!おぉ〜っ!」

 

歩いちゃったのでくやしい〜...リベンジで来年も来ます!!

エイドステーションの様子をゆっくりと楽しんでいらっしゃるこちらの選手。

「初めて出場しましたが、天気は非常に良いので気持ちよかったです。でも、今日は途中から歩いちゃって全然走れなかったです。でも、来年も絶対出たいです。だって、走らなきゃいけなかったのに、たくさん歩いちゃったので...もっと走りたいから、来年はもう一度リベンジしたいです!!」

まだ、ゴールもしていませんが、もう来年の出場を決意されちゃっているようですよ。走っているときは本当に辛いものですが、終わってしまうと、楽しさだけしかココロに残っていない...そんなところが、天空マラソンの魅力かもしれません。

 

昨日のトレイルだけでもうお腹いっぱい! 来年も会いましょうね!いいとも!!

こちらの方々も初めての出場...
「昨日のトレイル(グレートマウントノリクラ TRAIL TRAIL 12k)も出場しちゃったので、今日はスタート前から足がパンパン...とても走れる状態ではありませんでした。でも、良く頑張って来ました。自分にほめてあげたいです(笑)。」

−どうしてこの大会に出たんですか−
「他のメンバーが昨年出場して、そのときSNSに出した乗鞍大雪渓の写真が、すごく『いいね!』って思って、私がこの二人を誘ったんです。また、トレイルのコースがすごくいい!って聞いたもので、今回はマラソンとトレイルと両方に参加しました。」

−それで昨日のトレイルはどうでした−
「すごい良かった!もうトレイルだけでお腹いっぱいって感じ...できれば、トレイルだけの参加って言うのもあったらうれしいです。」

 前日のトレイルは、当日の天空マラソンとは趣の違った取り組みで、また別の面白さがトレイルにはあるのでしょう...

 

山菜がもう少し欲しかった...

ランナーとしての補給食としてはカロリーのある機能性食品のほうがありがたいものです。しかし、ノリクラという地域性を感じる地元の山菜料理を昨年のように数多く揃えて欲しいという声も選手の中からはありました。

エイドステーションは、選手の体調管理を主体としたものですが、やはり、「乗鞍での大会」を感じさせる演出が、もっとあってもよいのかなと思います。

 

標高2600メートルの空気感... しんどいけど頑張れる!

「めっちゃ楽しい!気候がいいし景色がいいので、しんどいけど頑張れる〜っ。12km地点(荒田沢橋)から、風景にいきなり雪が混じっててすごいい。自分んトコにはこんな景色ないし...」

標高2600メートルの空気感...都市部の市街地とは全く異なるものがあります。何が違うかって、うまく表現できないけれど全然違います。

※ 大会では折り返し地点(大雪渓駐車場)の標高を2700メートルと公式発表していますが、実際には2600メートルです。

 

昨日のトレイル最高! 地ベタがあんなフカフカなんて、他にはないですよ!

−こちらの方々も昨日のトレイルでコメントをくださいました−
「昨日のトレイル最高!走るところフカフカ、地元の山とか走るけどあんなにフカフカなところはない。葉っぱとか根っことか踏むとフカフカ。緑の中を走っているし、コケが木とか岩とかにも生えていてて..ええ〜っと、あっ!ジブリ!!(隣の二人が「あぁ〜〜共感」)。すごい楽しかったです。2日で42kmって言うのが面白いし...
大会じゃなくても、走りに来たいですね。でも、云うてもシンドイですけどね〜ほんまに...」

どうやら、天空マラソンそのものよりも、昨日のトレイルのほうが強烈に印象深かったようですね。大会以外でも、トレイルやマラソンでノリクラにお越しのランナーが増えてくることを期待しています。Next

 

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