ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.22(2013/10/05〜06) D

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(Update:2013/10/10)

 

【10月6日(日)は快晴、朝から紅葉見物でにぎわう】

快晴の朝

取材二日目の10月6日(日)は、快晴の朝を迎えます。

 

シャトルバス始発便を待つ列が長く伸びる

観光センター前のシャトルバス乗り場には、ご覧のように朝早くから始発便を待つ方々の列が長く伸びています。シャトルバス乗り場から50メートル離れた観光センター建物まで到達し、さらにその先へと伸びて行きます。

 

最後尾は隣のトイレ付近まで

列の最後尾は観光センターの建物から離れて、隣のトイレ付近まで到達するほどの状況。これほどまでの混雑状況になるのは、夏のお盆と秋の紅葉シーズンだけです。

 

始発便は6台が運行

今日の始発便は6台が運行されました。紅葉がピークを迎えたことと、天候が回復したことが相まって、多くの方がお越しになりました。ちなみに昨日は、天気予報では午前中に雨マークが並んでいて人出は少なく、シャトルバスは午前中の各便は2台程度の運行でした。

また、昨年の紅葉ピークは三連休と重なり、さらに三連休中日の10月7日(日)は快晴に恵まれた上に初冠雪を迎えたこともあり、シャトルバスは昨シーズンの最高乗車人数を記録し、もっとも混雑した一日となりました。しかし、今年は三連休が一週間遅いため、紅葉のピークから外れると考えられ、来週の三連休は昨年ほどの人出にはならないかもしれません。

このように紅葉がピークを迎えていても、天気予報で雨マークが並ぶと人出は極端に少なくなり、晴マークが並ぶと一気に増える現象が見られ、観光業は天候で大きく左右される様子がわかります。

 

【肩の小屋、今シーズンの営業は今日で終了】

肩の小屋

こちらは大雪渓北側にある標高2780メートルにある肩の小屋。

 

たくさんの登山者が訪れる

肩の小屋は剣ヶ峰(乗鞍岳山頂)への登山道上にあり、今日もたくさんの登山者が訪れています。

 

軽食コーナー

宿泊はもちろんですが、軽食コーナーもあって、こちらでお昼休みをゆっくりすることもできます。

 

今シーズンの営業は本日10月6日(日)まで

肩の小屋の営業は本日10月6日(日)で今シーズンの営業が終了します。営業終了後から数日程度は後片付けなどが行われますが、その後は各スタッフはそれぞれの地元に戻ります。「来年ですか〜〜、もしかするとまた来ちゃうかも」と、つぶやくこちらのスタッフ。また、お会いできたらうれしいですね!

 

売店と軽食コーナーを掛け持ちで切り盛り

夏の最盛期を過ぎ、スタッフも少なくなっているため、売店と軽食コーナーを掛け持ちで切り盛りしています。注文を伺うこちらのスタッフは代金を受け取ると...

 

窓越しにレジを打って 先日の紅葉は最高でした

窓越しにレジを打って、そのまま厨房へ...「先日はありがとうございました!本当によい場所でした。あまりにも紅葉がきれいだったので、翌日、もう一度行ってみたほどですよ、」

他のスタッフから「紅葉がきれいだからお昼休みに行ってみたら?」と、言われて、宝徳霊神バス停付近を散策されていたところで先日お会いしました。「絶景ポイントには行ってきましたか?」と たずねると、「絶景ポイントって??」と はてなマークが頭をよぎっていたようですので、ご案内した次第です。(その様子は7ページ目の紅葉情報の中でお伝えしております

ノリクラにやってきても普段は小屋の仕事で一日が終り、出歩く機会がなかなかないもの。少しでもノリクラのことを知った上で、地元に戻っていただけたら幸いです。

 

「今度は遊びでノリクラに来ますよ!」

こちらの方も、ほぼ小屋開けの時期からこちらにいらっしゃるスタッフ。「今度は遊びでノリクラに来ますよ!」とおっしゃっていました。どんな形でもノリクラにもう一度やって来たいという気持ちで今シーズンが終了できればと思っております。

 

「大きなトラブルもなく、何とか小屋締めできそうです。」

「秋になっても気温が高く本当に過ごしやすい日が続いていて助かります。大きなトラブルもなく、今シーズンは何とか終了できそうです。」と、安堵の表情...でも、小屋締めするまでにやるべき作業はまだまだ残っています。

 

来シーズンの営業は翌年7月から − 長い冬眠に入ります

次週末は三連休で登山の方もたくさん訪れることと思いますが、これからの時期は凍結などが頻繁に発生し、水道の配管の水抜き作業などは凍結前に実施しなければなりません。また、秋になると水源地が枯れるため、取材に訪れた時点では山麓から水を運び上げて営業を続けている状況で、営業終了日を延期させることが困難な事情があります。

来シーズンの営業は7月から。毎年、営業期間は7月から10月上旬までのわずか3ヶ月程度しかなく、一年の半分以上は雪の中に閉ざされてしまいます。肩の小屋は比較的積雪量の少ない場所に建てられているものの、もっとも積雪量の多くなる4月下旬には、屋根近くまで雪に埋まり、長い冬眠がこれから始まります。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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