ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.23(2013/10/12〜13) H

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(Update:2013/10/17)

 

【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】
★色付き始めです(例年の見頃:10月中旬)★

ようやく色付き始める

標高1500メートル付近の乗鞍高原も少しずつ色付きが見られるようになって来ました。

 

昨年の乗鞍高原(善五郎の滝駐車場〜鈴蘭橋)
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2012/10/13〜14) H
今週の乗鞍高原(善五郎の滝駐車場〜鈴蘭橋)
やや色付きが遅い

昨年よりも少し色付きが遅い箇所がみられます。ただその差はわずかです。

 

昨年の鈴蘭橋
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2012/10/13〜14) H
先週の鈴蘭橋
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2013/10/05〜06) G
今週の鈴蘭橋
先週からあまり進まず、昨年よりやや遅い

鈴欄橋は山頂付近まで一望できる代表的な紅葉スポットの一つです。先週の段階では昨年よりも早めの進捗でしたが、ご覧の通り、今週はあまり色付きが進んでいない状況で、昨年よりもやや遅れています。

一の瀬園地

こちらは一の瀬園地、観光センター前の県道乗鞍岳線と乗鞍上高地スーパー林道が交差する十字路を南へ約2kmほど進むと、この場所に到達します。

 

色付きが始まる

まだ色付きが始まった段階です。昨年よりもシラカバの葉のボリュームがやや少ないように感じられます。

 

大カエデ

そして、一番気になるのが一の瀬園地の奥にある大カエデ。大カエデの場所がわからないという方がいらっしゃいますが、先週の ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2013/10/05〜06) で、 【一の瀬 大カエデへの行き方】 (Vol.22 Page-8) を掲載しておりますので、ご確認ください。

 

昨年の大カエデ
2012ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2012/10/13〜14) H
今週の大カエデ
色の深まりが遅い

昨年よりも色の深まり方が若干遅い状況です。

 

まだ青い部分が残っている

よく見るとまだ青い部分もあります。昨年は青い部分はすでになくなっていましたので、色付きの進捗が遅いことは間違いないようです。鮮やかな紅色に輝くには、少なくともあと1週間程度は必要かと考えられます。

 

【昨年の今ごろは?】

2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2012/10/13〜14)

今週は、近年まれに見る見事な紅葉を迎えた三連休の翌週ということもあり、人出が少ないかと思われたものの二日ともよい天気に恵まれたこともあって、多くの方が沿道の散策を楽しまれる様子がありました。

取材一日目の10月13日(土)は、早朝6時の段階で0℃。今期一番の冷え込みとなりました。観光センター前駐車場では霜が降りている様子が見られました。先週ほどの賑わいではなかったものの、今日もシャトルバス始発便は定刻の1時間も前から列ができるほどで、紅葉散策に多くの方が訪れました。天候は上層の高い雲がややかかる程度で、まずまずの青空。冷え込んだ空気に包まれていて、日が高くなっても日差しの暖かさを一向に感じない状況でしたが、沿道を歩いて散策される方々の中にはアウターを腰に巻きつける様子もありました。晩秋の雰囲気が少しずつ感じられる状況で、穏やかな静かな一日を楽しむことができました。

取材二日目の10月14日(日)は、昨日ほどはないものの、2℃まで冷え込んだ朝を迎えます。そして、昨日と同じくシャトルバス始発便の定刻1時間前から列ができ始める状態。しっかりとした青空に恵まれてきたこともあり、今日も沿道の散策を楽しむ方々の様子があちこちでみられました。昨晩の冷え込みで、上部エリアの紅葉はすっかりと落葉してしまい、見るべきポイントに乏しい状態となっていますが、青空に遠景の山並みがしっかりと映しこまれ、特に穂高連峰はその山肌すら手に取るほどはっきりとしています。そして、グリーンシーズン開幕とともに「ノリクラ通い」を毎週続けてきた夏スキーの常連の方々も今日でシーズン終了。穏やかな一日が今日も終わって行きました。

今回も 紅葉情報(6ページ目〜) をお伝えします。先週の三連休までピークが続いていた大雪渓・位ヶ原エリアは、完全に落葉して紅葉は終了しました。取材時点で見頃のエリアは冷泉小屋〜摩利支天で、こちらも落葉が目立つ状態でピークの時期は過ぎつつあります。また、色付きが遅れていた山麓の乗鞍高原ではようやく見頃の時期を迎えるようになり、一の瀬園地の大カエデもピークの色付きまでもう少しという状況です。

 

<編集後記>

「今回の三連休」

今回の三連休中日 10月13日(日)はかなりの混雑となり、シャトルバスの乗車人数は2695名をカウントし、2003年の運行開始以来過去最高を記録しました。これまでの最高は2012年10月7日(日)の2128名で、やはり10月三連休中日でした。かつてはお盆に最高人数を記録することが多かったものの、ここ数年は紅葉シーズンに最高記録となるケースが多くなっています。

さて、今年の10月三連休と昨年の10月三連休を比べると、昨年は三連休初日もまずまずの人出(シャトルバス1523名)でしたが、今年の三連休初日は普段の週末並みで三連休の割には少ない状況でした。

そして、翌日の三連休中日は昨年も今年も朝はかなり冷え込み、昨晩から早朝に掛けて両年ともに今シーズン初めての降雪に見舞われました(昨年は初雪・初冠雪を記録)。昨年は山頂付近の初冠雪にもかかわらず乗鞍スカイラインは路面凍結などがなく通行可。それとは逆に、今年は目立った積雪はなかったものの、路面凍結のため10時30分まで通行止めとなりました。また、三連休中日のシャトルバスの運行台数を見ると、昨年は7時の始発便が8台、8時便が6台、9時便が5台運行と時間の経過と共に運行台数が少なくなるものの、今年は7時の始発便が10台、8時便が9台、9時便が9台運行と昨年を上回る状況で、さらには日中になっても一向に少なくなる気配が見られませんでした。

今年の三連休は中日に来場者が集中した原因として考えられるのは、三連休初日の10月12日(土)の天気予報が数日前の段階で雨マークが出ていたため、三連休初日が敬遠されて三連休中日に変更されたこと。また、三連休中日に乗鞍スカイラインが通行止めとなっため、シャトルバス利用者が岐阜県側から長野県側に流入・集中したことが考えられます。

グリーンシーズンは残すところあと2週間ほど。次の繁忙期は年末年始のウインターシーズンになりますが、人出に影響される要因には、お正月休みとカレンダーの土日の並び方、Mt.乗鞍のゲレンデ積雪状況と年末年始寒波による天候の影響。さらには他のスキー場の積雪状況による来場者の流出・流入などが考えられルのではないかと思います。

 

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