ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.2(2014/03/29) @

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(Update:2014/04/03)

 

各地のスキー場から営業終了の声を耳にするようになり、また、各地で桜の開花・満開の情報が飛び交うようになると、一気に春の気配となります。「春に3日の晴れ間なし」という言葉があるように、これからの季節は天候が周期的に変化します。そんな中、今回は何とか晴れ間に恵まれて、穏やかな一日を過ごすことができました。これからの時期は、天候のよいタイミングを逃さないようにバックカントリーを楽しまなければなりません。

Mt乗鞍の営業が来週(4月6日(日))で終了するため、ツアーコース入口までリフトで向かうことができるのは、今回と次週のあと2回だけです。その後は、道路の開通までは山麓から全山登行を強いられますから、ツアーコース入山はリフト営業が終了する前にお越し下さい。


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【3月29日(土)、観光センター前駐車場】       【第3駐車場から】
Page-2 : 【リフトに乗ってツアーコースへ】       【ツアーコース入口】
Page-3 : 【ツアーコースT(入口急斜面)】       【ツアーコースU − 1〜6番標識付近】
Page-4 : 【ツアーコースV−位ヶ原急斜面】       【位ヶ原】       【大雪渓下部】       <編集後記>
 
●参考資料●
(ツアーコース概要) − ノリクラガイドマップ(冬〜春スキー版)
(位ヶ原・大雪渓・山頂方面 概要) − ノリクラガイドマップ(春〜夏スキー山頂版)
 

 

【3月29日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは朝6時過ぎの観光センター前駐車場。

 

雲の隙間から日の出 朝日が差すのがいつもよりも遅れる

日の出時刻は5時40分ごろですが、東の空に少し雲がたなびき、その隙間から今日の日の出を迎えました。そのため、少し遅れて山頂に朝日が差し始めました。

 

6時22分 − ピークから徐々に明るくなる 6時24分 − ほんの数分で山全体に朝日が広がる

日の出が始まると一気に光が広がります。一日の幕開けの様子を実際に体験すると清清しいもの...今日は残念ながら朝焼けにはなりませんでしたが、しっかりとした朝日が差す日は朝焼けに燃えるノリクラが見られます。その日の条件によって異なりますので、何回か早起きして実際にご覧にいただければと思います。また、朝焼けはほんの数分(1〜2分程度)ですから、チャンスを逃さないように...

 

日が差し始めるとすぐに寒さはなくなる

6時の気温は0℃。日の出前は少し曇っていましたから、おそらく、夜間はこれ以上低かったとは考えにくいと思います。一旦、日が昇ると一気に気温が上昇し、それが厳冬期と春との大きな違いでしょう。今日はアウターの全くいらない一日が始まります。

 

先週の観光センター前 − 積雪は1メートルも
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.1(2014/03/22) @
今週の観光センター前 − 積雪は急速に減少

こちらは観光センター前のテラスの積雪状況。先週は1メートル近くあったものが、今週は半分程度まで少なくなりました。冬の間は増えることはあっても、このように急激に減少することはなく、やはり、この1週間で大きく春へとシフトしたことが良くわかる一端です。

 

「春に3日の晴れ間なし」 − 今日は貴重な青空

今日の予報は午前中は晴で午後から曇。そして、夜遅くには雨となり明日は終日雨...ですから、今日だけが勝負で特に午前中が一番ということになります。ここ数日よい天気が続きましたので、「春に3日の晴れ間なし」という言葉どおりに、春の天気は早い周期で変化します。

 

【第3駐車場から】

Mt乗鞍 第3駐車場

観光センター前駐車場から1kmほど進むとMt乗鞍第3駐車場に到着です。スキー場の駐車場はこのほかにもありますが、こちらは収容台数は400台もあって一番大きく、メインの駐車場といっても良いでしょう。

 

もう路面の積雪はありません

駐車場には積雪はもうありません。この先、降雪に見舞われて一時的に積もることはあっても、これまでのようにガチガチに凍りつくようなことはないと思います。

 

道路も積雪凍結はない − 冬タイヤ・チェーンはまだ必要 雪解けの中から木々が顔を出す(栃の木)

スキー場周辺の道路も完全にドライ状態です。ただ、天候によっては、積雪凍結する日もありますから、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)やタイヤチェーンは、まだまだ手放せません。そして、道路周辺の雪解けも進み、雪の中からは木の枝が見え隠れしています。良く見るとこちらは栃の木。ワックスをかけたようなツヤの冬芽が特徴です。芽吹きまではまだ時間がかかりそうですが、雪解けと共に少しずつ姿をあらわす木々の様子にも目が離せません。

 

ゲレンデ整備 この1週間で春の雪質に変化

ゲレンデでは、今日も圧雪車による整備が終わって、綺麗なバーンは営業開始を待っています。時刻は7時を過ぎたところで、気温は5℃まで上昇しています。そのため、バーン表面は硬くなく、適度に緩んだ春の雪質です。

朝一番からバーンが緩むと、日中はグサグサになるケースが多いものの、標高1600メートルもあるため、日中の緩み方も少なく、これがMt乗鞍のバーンコンディションのよいところでしょうか?

 

チケットセンター

そして、8時過ぎからチケットセンターもオープンしました。

 

8時15分から販売開始 3月30日(日)より料金割引

Mt乗鞍の今シーズンの営業は次週末の4月6日(日)まで。窓口の方が見せてくださったのは明日の3月30日(日)からの1週間は特別料金の案内。一日券が1000円引きとなります。4月から消費税が5%→8%へと上昇する中、うれしい限りです。なお、レストランやまぼうしは、今シーズンは4月以降もこれまでの料金で据え置くとのことです。

ツアーコース入口に行くためには、1回券×3枚購入します。(ただし、チケットセンターから夢の平クワッドまで歩く方は2枚購入です。)

 

定刻どおりにリフト営業開始

リフトの営業開始時刻は8時30分。今日も定刻どおり、リフト営業が始まりました。

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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