ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.6(2014/04/24〜27) @

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(Update:2014/05/01)

 

いよいよゴールデンウィークが始まりました...乗鞍岳春山バスの運行も始まりました。そして、春山シーズンが本格的なハイシーズンを迎えました。とにかく、この時期は色々なものが一斉に芽吹く時期でもあります。本コーナーのノリクラ雪渓カレンダーは1週間ごとにノリクラの様子をお伝えしていますが、これからの時期が一年の中でもっとも変化の激しい様子を見せてくれます。雪解けのスピードが日に日に増して、新緑の明るさが知らないうちに優しく目に届くようになってきます。

今回のノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6は、プレリリース版の最終号で、乗鞍岳春山バスの運行開始とゴールデンウィーク前半の様子をお伝えします。ゴールデンウィーク後半の様子については、トップページの速報のみ掲載致します。また、ノリクラ雪渓カレンダー正式版の連載開始は、岐阜県側の乗鞍スカイラインが開通する5月中旬からの予定です。

 


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【4月24日(木)、観光センター前駐車場】       【乗鞍高原 水芭蕉が見頃に】
Page-2 : 【乗鞍岳春山バス試運転】       【乗鞍岳春山バス試運転 − 観光センターを出発】       【乗鞍岳春山バス − 三本滝からが本番!】
Page-3 : 【乗鞍岳春山バス − 位ヶ原山荘に到着】       【乗鞍岳春山バス − 雪はさらに多くなる】
Page-4 : 【4月25日(金)、ツアーコースを登る最後の日】       【ツアーコースT(入口急斜面)】       【ツアーコースU − 1〜6番標識付近】
Page-5 : 【ツアーコースV−位ヶ原急斜面】       【県道乗鞍岳線、除雪作業】       【大雪渓下部】
Page-6 : 【4月26日(土)、乗鞍岳春山バス運行初日】       【春山バス、位ヶ原山荘へ − 車窓に迫る雪の壁】
Page-7 : 【位ヶ原山荘に到着、山頂方面に一斉に出発】       【屋根板から位ヶ原へ】
Page-8 : 【4月27日(日)、上高地開山祭 乗鞍アルプホルン愛好会が演奏】       <編集後記>

 
●参考資料●
(乗鞍岳春山バス) − 2014シーズン 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘・大雪渓)の運行について
(ツアーコース概要) − ノリクラガイドマップ(冬〜春スキー版)
(位ヶ原・大雪渓・山頂方面 概要) − ノリクラガイドマップ(春〜夏スキー山頂版)
 

 

【4月24日(木)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは7時前の観光センター前駐車場。気温はちょうど0℃、日差しの暖かさを感じる朝です。

 

駐車場内の残雪はほぼなくなる 鳥居尾根コースもかなり雪解け

日の出時刻は5時を過ぎたころまで早くなって来ましたので、7時ごろになると朝日を浴びているという感覚よりも、日中の眩しさを感じます。そして、駐車場内の残雪はご覧のように猫の額の状態となり、鳥居尾根のダウンヒルコースも積雪がほとんどなくなってきました。雪解けは進み始めると本当に早いものです。

 

周辺の林 − 春の息吹が

観光センター周辺の林もほとんど雪が消えています。それに呼応して、春の息吹をを感じさせるこのが、あちらこちらで発見できるようになってきました。

 

タラの木

こちらはタラの木、先端の新芽はまだまだ硬そうですが、先端の新芽だけは残しておいてあげてください...

 

もうすぐゴールデンウィークが始まる

あと数日でゴールデンウィーク前半が始まります。この静けさがウソのような賑やかな一週間がすぐそこまでやってきています。

 

【乗鞍高原 水芭蕉が見頃に】

宮の原 水芭蕉群生地(観光センターから約4km)

さて、観光センターから離れて国道158号方面(山麓)へ車を走らせて約4km、こちらは乗鞍高原 宮の原地区。
ゴールデンウィーク前後の乗鞍高原の見所といえば、やはり水芭蕉です。左の画像には水芭蕉群生地の看板がありますが、走行中には気がつきにくいかもしれません。また、看板の奥には大野川学校前のバス停があって、道路の右側は大野川小中学校があります。ですから、大野川学校前バス停や大野川小中学校をナビに設定してみるとよいと思います。

また、水芭蕉の時期になると、ポイントごとに右の画像のような地図・案内が設置されていますので、それも参考になさってください。

 

水芭蕉が見頃を迎える − 周辺は道路が狭く徒歩がよい

先ほどの看板の場所から入る道路はかなり狭いため、現地へは徒歩で来場されることをオススメします。ご覧のように道路脇でいくつもの水芭蕉が見頃を迎えています。

 

「この先にもっとあるだよ」 宮の原群生地

「ここもいいけど、この先にもっとあるだよ。行ってみましょー!」というアドバイスどおりにさらに50メートルほど進むと、宮の原群生地にたどり着きます。

 

池の中の木道から間近に楽しめる

池の中には木道が架けられていて、たくさんの水芭蕉を間近に楽しむことができます。平日の早朝にもかかわらず、カメラを携えた方が訪れていました。

 

「例年よりちょっと遅いかな...」

こちらの方のお話では「例年よりちょっと遅い」とのこと...ゴールデンウィークまで見頃が楽しめると思います。

「折角いい天気だから、今晩泊まって行って、明日もヤマ歩いたらいいずら!」今回はあまりお時間がありませんでしたが、奈川渡ダム建設当時の話など、今となっては貴重な昔のノリクラについてお聞きすることができました。

 

一の瀬園地 − もう一つの水芭蕉スポット

さて、もう一つの水芭蕉の見所スポットは一の瀬園地。

 

まいめの池 − まだまだこれから

こちらはまいめの池ですが、咲いているものも、芽を出しているものも まだまだ少ない状況。また、先ほどの宮の原は標高約1200メートルに対して、一の瀬は標高約1500メートルと高いため、宮の原よりも幾分遅い状況であることはしかたありません。

 

どじょう池に至っては水面に氷が − 見頃はゴールデンウィーク後半以降

そして、どじょう池に至っては、水面に氷が張っているほどですから、芽吹きもこれから...見頃はゴールデンウィーク後半か、それ以降になるかと考えられます。水芭蕉の見頃が終わると、ヤマブキやムラサキヤシオツツジ、またスモモやコナシが咲き乱れ、6月になればレンゲツツジと、乗鞍高原の春が一斉に訪れることと思います。

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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