第9回 乗鞍天空マラソン

(2014/06/21〜22) A

Top-page > Mt.-Cycling& Marathon-Index > Page: 1  2  3  4  5  6 

(Update:2014/07/04)

 

【6月22日(日)、レース当日】

早朝6時、雨の朝 − 気温14℃、濡れると肌寒い

6月22日(日)のレース当日。時刻は午前6時、ご覧のとおり雨の朝を迎えてしまいました。気温は14℃、傘をさして濡れない状態であれば、寒さは感じませんが、レインウェアがしっかり濡れる程度の降り方で、濡れた表面から体温が奪われる感覚があります。

 

選手が通過する時間帯は通行止め(7:30〜9:30)
=選手駐車場はこの先の第3駐車場=
Mt乗鞍 第3駐車場からシャトルバスで選手到着

レースは観光センター前の道路から8時ジャストにスタートします。そのため、選手が通過する時間帯は、関係車両以外の通行はすべて禁止されます。また、2012年の第8回大会からは、当日受付が実施されなくなり、すべて前日受付が必須となりました。そのため、多くの選手は乗鞍高原内の旅館・民宿で宿泊することになり、会場には旅館・民宿から送迎して頂くことになります。

また、会場にマイカーでお越しの選手については、観光センターから1kmほど先にあるMt乗鞍 第3駐車場(収容台数:400台、別名:シャトルバス乗り換え駐車場「すずらん橋駐車場」)に駐車して、そこから発車するシャトルバスで会場入りとなります。(注釈−Mt乗鞍(マウント乗鞍) : 乗鞍高原温泉スキー場の新名称)

 

【6月21日(土)〜6月22日(日)の大会日程】

<日時> <実施項目>
6月21日(土) 10:00〜16:00 トレイルラン(自由参加、乗鞍高原内)
  14:00〜17:00 選手受付(乗鞍観光センター)
6月22日(日) 6:30 天空ウォーク参加者バス出発(乗鞍観光センター→大雪渓)
  7:00〜7:30 手荷物預かり(三本滝ゴールで受領)
  7:40 開会式(乗鞍観光センター)
  8:00 スタート
  13:00 ゴール制限時間(三本滝レストハウス)
  (ゴール後) 選手送迎(シャトルバス、三本滝→乗鞍観光センター)
  14:00 閉会式・表彰式(乗鞍観光センター)

本日(6月22日(日))のスケジュールはご覧のとおり。
スタートはこちらの観光センターからですが、ゴールは観光センターから7km先の三本滝レストハウスで、スタート地点とゴール地点が異なっています。そのため、ゴール後は、三本滝レストハウスから観光センターへのシャトルバスが随時運行されます。

 

「久しぶりの雨の大会ですね...」

午前7時、シャトルバスが到着すると選手の皆さんがビニール袋を手にして大会会場に降り立ちます。そして、左のアフロヘアの選手の方は、「この帽子は防水対策ですよ!久しぶりの雨じゃないですか?雨のノリクラ...どうなるかなぁ〜」

昨日の段階で、80%の降水確率の天気予報が発表されていましたので、会場にお越しの選手は、雨に濡れることは覚悟の上といった感じのようです。

 

手荷物は配置されたマイクロバスへ(ゴールで受け取り)

さて、選手の皆さんが手に提げているビニール袋は、ゴールの三本滝で受け取るための手荷物。昨日の受付時にマジックで名前とゼッケン番号を記入したものです。会場内にはゼッケン番号ごとにマイクロバスが配置されていますので、そちらに各自でビニール袋を入れて下さい。(7時から7時30分まで)

また、ゴールエリアでの受け取りではなく、こちらの観光センターでの受け取りを希望される場合は、先日の受付会場となっていた観光センター2階のへ持参下さい。

当日は点呼・点検などはありませんが、遅くても手荷物用マイクロバスが発車する7時30分には、来場されたほうがよいでしょう。また、計測チップはランニングシューズの紐に取り付けるタイプとなっているため、レース中に脱落しないようしっかり固定して下さい。

なお、この手荷物の受領場所は、ゴールの三本滝で、折り返し地点の大雪渓ではありません。
そのため、レース途中で必要になる思われるもの(飲料水、防寒着・ポンチョ、手袋など)は、携行しながら走る必要があります。特に今日のように雨降りのレースでは、途中で体が冷えてきて、ポンチョや手袋が必要になることがあります。

 

昨晩、ちょっと飲みすぎて...(笑) アフロでみんな頑張ります

昨日もお会いしたこちらのグループ。雨降りのレースとなってしまい、「開き直りですよ〜。それより、(昨晩の)酒が残っていてつらい。トイレが近くて...」なんて、おっしゃっています。レース自体を楽しむことはもちろんですが、このように仲間が一同に集まることがもう一つの目的になっているようです。

 

会場内のトイレ − 屋外・屋内の常設に加えて仮設も設置

さて、そのトイレですが、会場には観光センターの屋内トイレと屋外トイレの2ヶ所があります。しかし、これだけでは不足しますので、屋外トイレの横に仮設トイレが設置されています。ただ、開会式間際になると、混雑しますので、できる限り、宿泊先で済ませるようにされたほうがよいでしょう。

なお、レース中のコース内にはトイレは4ヶ所あります。(3km先の休暇村、7km先の三本滝、15km先の位ヶ原山荘、18km先の折り返し地点 大雪渓)。エイドステーションの詳細については、3ページ目のこちら でご案内しております。

 

カエルの仮装で ハイタッチで「無事にカエル」を誓う

昨年もカエルのキャラクターで出場されたこちらの選手。怪我のないように、そして、無事に完走できることを願い、「無事にカエル(帰る)」に掛けたキャラクター。

ご家族の方は、天空ウォークに参加されるとのこと...
「この天候で、家族も大変ですが、途中ですれ違えることを楽しみにしています。」と、おっしゃって下さいました。

今回は天候が芳しくないため、仮装で出場される方が若干少なめに感じられましたが、「仮装の選手は、どこの会場に行っても必ず会えるので、『あの人来てるかな〜』と、思いながら会場入りするのが楽しみです。」

そして、場内から、天空ウォークに参加される方はお集まり下さいとのアナウンスがあり、最後にみんなでハイタッチ...
「昨年は天気が良過ぎた...来年以降も晴れる日が当たるまで出場し続けないと...」と、おっしゃっていました。

 

天空ウォークの点呼

天空ウォークに出発する前の点呼が始まります。

「皆さん、雨は天の恵みです。雨が降ると緑がよりきれいに見えます。雪もたっぷり残っています。上に行くと標高が高くなり別世界になります。これからバスで大雪渓に向かいますが、到着して「これは無理だな...」と、思ったらバスで帰ってきてください。スタッフが誘導していきますので、スタッフより前に出ないようにし、一列で歩くようにして下さい。受付のときにも申し上げましたが、到着後は絶対に傘はささないでください。選手との接触で事故になる可能性があります。万一、体調不良になった場合は、早めにスタッフにお伝え下さい。
また、天空ウォークの名物になっている、選手とのハイタッチですが、最初は恥ずかしいものですが、ぜひともよろしくお願いいたします。」

 

参加者を送り出すときもハイタッチで

そして、バスに乗車する際にはハイタッチで参加者を送り出します。
これまで出場された選手の方々からは、「一番辛いところで天空ウォークの方々の声援・ハイタッチを受けて、最後の踏ん張りを効かせることができました。」という声もありました。

 

軒先で雨宿り WebSiteの情報が参考になりました!

早朝の雨は変わらず降り続きます。会場に集まった選手の方々は、観光センターのひさしに身を寄せ合うように雨宿りです。

「上に気温は何度くらいでしょうか?冬の雨降りの大会に出場したときもレインウェアを着用せずに走ったので大丈夫かなぁ〜。もしかして、乗鞍大雪渓WebSiteの方ですか?今回で3回目の出場ですが、最初は様子がわからないので、WebSiteが参考になりました。」

場内アナウンスでは折り返し地点の大雪渓の気温は5℃とのこと。WebSiteでは、レース中の模様だけでなく、これから出場を検討している方への参考となる情報もできる限り掲載しております。

 

こちらのブースでは...

雨はそれほど強いものではなく、もともとレインウェアなしで問題ないとおっしゃる方もいれば、レインウェアを持ってくるのを忘れたという方もいます。こちらのブースでは、各グッズの販売が行われていますが...

 

選手が手にするものはポンチョ 手に入ってよかった...

やはり、選手の方々が手にするのはポンチョ...「このまま走るつもりでしたが、手に入ってよかった...」

 

会場内がにぎわってくる

そして、開会式の時間が近づくにつれて、会場内はたくさんの選手でにぎわい始めます。

 

仮装で参加のグループ

会場内で一番盛り上がっているのは、やはり、仮装のグループ。例年のような着ぐるみのスタイルよりも、走りやすい衣装での仮装が多かったようです。

 

クラブ一同で記念撮影

クラブ一同で記念撮影する様子が会場のあちらこちらで...

「もともと走るつもりでした。もし、土砂降りだったら止めようかと思いましたが、これくらいなら...乗鞍天空マラソンは2回目です。だから雨の天空マラソンは初めてです。」

森林限界を超えた先の標高が2600メートルでは、山麓とはまるで異なる天候状況となります。実際にこちらの観光センターの気温が14℃に対して、折り返し地点の大雪渓では5℃しかなく、その気温差は10℃程度に及んでいます。これは珍しいことではなく、ノリクラではごく普通のことです。また、気圧も平地の3分の2しかなく、しかも今日は体温を奪う雨が降り続ける状況です。体調不良を起こしやすい条件がそろう中でのレースになるかもしれません。

 

雨で折り返し地点が引き下げられないかと心配しました 初参加 − 本当に完走できるか心配...

「どうですか〜、今日は大雪渓まで開催しますか?」と、おしゃるのは今回で8回連続出場されている左の方...と、おっしゃるのも、かつては大雨で折り返し地点が、位ヶ原山荘や冷泉小屋に引き下げられた経験があるからです。多くの選手は、大雪渓付近の雪の壁を見るのが楽しみで参加されていて、折り返し地点が引き下げられてしまうと、楽しみが半減してしまうわけです。

右の方は今年初めて天空マラソンに参加されます。会社の業務命令(?)で、マラソンやトレイルランを始めて、連日走り続ける状態とのこと...「でも、ノリクラのコースは走ったことがないので、本当に完走できるか心配です。」

大会コースとなっている県道乗鞍岳線(通称:エコーライン)は、6月末まで冬季閉鎖中のため、立ち入りが禁止されています。そのため、現地で練習することもできず、初めて参加する選手は、本当にぶっつけ本番しかない状態です。なお、7月になれば、冬季閉鎖が解除されますので、大会コースを走ることが可能になります。

 

【開会式】

スタート地点(観光センター前)

7時40分、観光センター前のスタートエリアに集まるよう場内アナウンスが流され、開会式が始まります。

コース内には各所で関門時間(制限タイム)が設けられています。
第一関門は三本滝(第1エイドステーション)で9時30分。第二関門は大雪渓(折返し地点)で11時40分に、第三関門は荒田沢橋(第6エイドステーション)で12時20分。最終的にゴールの三本滝の通過時刻は13時00分となっています。関門時間を超えた場合は失格となり、後続の収容車両に乗車していただくことになります。

 

テーマソング「ココロノママニ」を歌う
高橋 あず美 さん(乗鞍高原出身)
乗鞍アルプホルン愛好会の演奏
(もちろん乗鞍高原出身)

乗鞍天空マラソンのテーマソング「ココロノママニ」を熱唱されるのは、乗鞍高原出身のシンガーソングライター 高橋 あず美さん。もちろん「ココロノママニ」の作詞作曲も高橋 あず美さんの手によるもの...そして、恒例となっている地元 乗鞍アルプホルン愛好会の方々による演奏が乗鞍高原に響き渡ります。

 

開会式が始まる中、ストレッチを繰り返したり、体を温めようと動かし続ける様子があり、じーっとしているとレインウェアを通して冷たさが伝わってくる状況です。

 

佐々木 跡武 選手(昨年男子優勝) 杉浦 美由紀 選手(昨年女子優勝)

そんな中、やや緊張した趣でスタートラインに立つのは、昨年男子優勝の佐々木 跡武 選手。そして、「雨対策、全くしてないんですよねぇ...」と、昨日おっしゃっていたのは、昨年女子優勝の杉浦 美由紀 選手。それでも、ポンチョにアームウォーマー・グローブと防寒対策もバッチリ...

佐々木選手も杉浦選手も、昨年大会では2位の選手とは5分もの大差をつけて優勝を果たし、今年もやはり期待したいところですね!

 

大会の開会宣言(大会長 奥原満登氏) レースの注意点説明(レースプロデューサー 三浦誠司氏)

そして、大会長の奥原 満登 氏(のりくら観光協会長)より、「皆さんようこそ乗鞍へ...大会の無事故安全を祈念すると共に、選手の皆様のご健闘を心からお祈り申し上げ、緑の高原から残雪の乗鞍を駆け巡る 第9回乗鞍天空マラソンの開催を宣言いたします。」との大会宣言が会場内に響き、今回の大会が正式に始まりました。

その後、レースプロデューサーの三浦 誠司 氏より、レース中の注意点など説明がなされ、天候が悪い中の開催について、「当初のとおり、30kmコース(大雪渓折り返し)で、コースを変えずにスタートします。皆様に雪の壁を見ていただきたかったので、コース短縮せずに開催します。」とのコメントがありました。

 

エントリー数2174名 −8時00分に一斉スタート

レースは8時00分に一斉にスタートです。

今回のエントリー数は2174名で、昨年とほぼ同じ人数です。昨年までは数百人単位で参加者が増えていましたが、今年は定員2000名に早々に達したため、期日前に応募が締め切られました。今年のエントリー期間は2月15日〜4月12日で、ランネットより応募でしたが入金先着順ですので、次回大会の出場をご検討の方は、エントリー開始後、早めにクリック&入金をオススメします。

■ Next>>  Page3 【大雪渓に向けてスタート】 ■

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6  Next>>