ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2014/08/09〜11) D

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(Update:2014/08/14)

 

【畳平、お花畑】

畳平バスターミナル − 夕方から風雨が強くなる

こちらは15時の畳平。大雪渓よりも天候はひどく、台風11号の影響がより強くなっています。

 

視界10〜20メートルの濃霧

視界は10〜20メートル。ヘッドライトを点灯していても、バスの近くまでやってこないとわからないほど。時折突風も吹いて、傘はいとも簡単に骨が裏返って、あっという間に「使用不能」状態に...

多くの場合は、大雪渓よりも畳平や乗鞍スカイラインの方が天候が厳しい場合が見られ、長野県側で通行止めでなくても岐阜県側で通行止めということは、頻繁に見られます。

 

畳平お花畑

さて、ここからは畳平のお花畑の状況をお伝えします。

 

入口付近 − ハクサンイチゲがまだ咲いている 唯一のコバイケイソウの花

こちらは入口付近の様子ですが、例年ならすでにハクサンイチゲが終わっている時期ですが、今年は咲き始めから遅い状況でしたので、現時点でも見頃が続いています。右の画像はコバイケイソウ。先週は一株しか花が見られませんでしたが、今週は数株咲き始めました。ただ、咲いているのはこの一角だけで、他のコバイケイソウは葉は立派に茂っているものの、花は全くありません。

 

ミヤマキンボウゲ ミヤマクロユリ

今週、特に多くなってきたのは左のミヤマキンポウゲです。ミヤマキンバイはもうほとんど見られません。また、先週満開となったミヤマクロユリは今週も見頃が続いています。

 

クマ出没の看板 − 8月に入ってお花畑でも目撃情報

遊歩道には「クマ出没 通行注意」の看板が立てられています。7月下旬からクマの目撃件数が急増していて、8月に入ってからはお花畑でもクマが出没しています。例年、お盆過ぎの8月下旬までは目撃件数が多い状態が続きます。

 

周回コース分岐点

そして、周回コースをさらに進みます。この先がお花畑のメインのエリアとなりますが、お花畑の奥から順番に花が咲く関係から、そろそろ、見頃が終りに近くなってきています。

 

チングルマ

これまで白い花はハクサンイチゲばかりでした。今週はハクサンイチゲが終りになったところにチングルマが数多く見られるようになっています。

 

今年はハクサンイチゲが長く楽しめる

それでも、まだハクサンイチゲが大勢を占めていて、今年はかなり長くハクサンイチゲを楽しむことが出来ます。

 

折り返し地点

周回コースの折り返し箇所。この付近が最も雪解けが早く、開花の早いエリアです。

 

ミヤマゼンコ ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマゼンコが数多く見られるようになり、ミヤマアキノキリンソウが秋を先取りしています。

 

ミヤマクロユリには実が出来始める

この付近が最もミヤマクロユリが早く開花した関係から、すでに実が出来始める物も見られます。

 

まだまだこれから咲く高山植物が見られます

今回は天候がかなり悪化した中での取材・撮影のため、ご紹介できない高山植物も多数あります。そして、これから開花する高山植物もありますので、まだまだ、見頃が続きます。

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