第29回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

(2014/09/06〜07) D

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(Update:2014/09/22)

 

【大会初!レース会場での結婚式】

ゴール脇の限られたスペースで応援

4000名もの選手が出場していますので、レースはまだまだ続いております。むしろ、これからが佳境を迎えるといっても良いでしょう。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は山岳道路を舞台とするレースのため、応援のための観客スペースはコースの途中にはありません。そのため、応援バスという制度がありますが40名に限定され、しかも大雪渓付近での応援に限られています。

 

ゴール付近は山頂や大雪渓を眺めながらの観戦を楽しめる 手にブーケを持つ観戦者(?)

こちらはゴールの大雪渓付近で応援する人々。山頂や大雪渓を眺めながらの観戦を楽しむことができます。右の画像をご覧ください。手に花束(ブーケ)を持つ観戦者の姿がありますね。どうやら、ただ、応援・観戦にお越しになっているわけではなさそう...

 

筧選手、ジャージを脱ぐとワイシャツ姿
「今日は友人代表だから、こういう準備は怠らないんだよ!」
宮崎選手も白いネクタイを

ここにやってきたのは筧 五郎選手。おもむろにジャージを脱ぐとワイシャツ姿...「わはは〜かっこいい!これで走ったの?」と周囲の人々から笑いを誘います。下山用の手荷物にワイシャツと白いネクタイを用意し、「今日は友人代表だから、こういう準備は怠らないんだよ!」

そして、宮崎 新一選手も同様にワイシャツとネクタイを着用...

 

神父さんの姿も 下山途中の金子選手も呼び止められる
「結婚式?どこでやるんですか〜」

神父さんも神妙な顔つきで...そして、下山途中に呼び止められたのは金子 広美選手。「結婚式?どこでやるんですか〜?」と飛び入り参加。

 

真打登場!「森本さん、おめでとうございます」の連呼 社長自らネクタイをつける

そこに真打登場。皆さんから、「森本さん、おめでとうございます」の連呼。

「さぁ〜早く自転車を中に入れて...」と急かされ、「三本滝までは早かったらしいですよ。ここからゴールまで3分ぐらいだから、フルコースだったら54分ペースらしいのでコースレコードだったかな..」と、つぶやきながらネクタイを締めてもらっています。

 

社長挨拶「入社前日に入籍してこれまで隠していたこの男をどう思います?」(笑)
(→森本選手、平謝り...)

そして、森本選手が所属する会社の社長の挨拶が始まります...

「メンバーが揃いましたので、ここで重大な発表を致します。今日は森本君が1番で登ってくれました。僕らの3年間の想いが...この男はやってくれました。みんなの力のおかげ...本当にありがとう!」

「集まった人たちに内緒にしていたことがあります。実は彼...結婚をしていたんです(笑)。隠していたんです..彼は...しかも、入社1日前に結婚して、それでウチに入って来んです...皆さん、コレ、どう思う??(笑)」と、周囲の笑いを誘い、森本選手は平謝りするばかり...

 

花嫁さん入場

「優勝と結婚式をこれから挙行します。結婚式の前に、音楽隊を呼んでますので、演奏してもらいます。」

 

ハンドベル演奏 − 済んだ音色がノリクラの山々に響き渡る

ハンドベルの音楽隊がワーグナーの結婚行進曲をしめやかに演奏され、澄んだ音色がノリクラの山々に響きます。

 

アナタはいつまでもどんなときでも愛し続けることを誓いますか 周りからはやし立てられて誓いのキス

そして、神父が二人の前に立ち...

「ただいまより、森本 誠さんの結婚式を始めます。お越しの方々にはお二人の愛の誓いの立会人になっていただきます。それでは、誓いの言葉を述べていただきます。アナタはいつまでもどんなときでも愛し続けることを誓いますか?」

「ここで皆さんの立会いの下、二人の誓いが交わされました。それでは皆様お待ちかねの誓いのキスを!!」と、結婚式らしいシナリオどおりの進行ですが、突然のことに戸惑う二人...それでも、周囲の人々からはやし立てられて誓いのキスを...

でも、「ホッペじゃねぇ〜だろ!コラ!」と、周囲からさらにはやし立てられて、最終的には...(以下、割愛)

 

歴代ノリクラチャンピオンからの祝福の言葉 「ボクたちっ私たちわ祝福するぞ オォ〜」
=ノリは小学生のお遊戯そのもの!=

「それでは友人代表で歴代ノリクラチャンピオンが来てもらっていますので、祝福のお言葉を頂きます」の案内に続いて、筧選手、宮崎選手、金子選手が二人の前に参上。

そして、こぶしを振り上げて「ボクたちっ、私たちわ〜 二人の結婚を祝福するぞ〜オォ〜!!」
ノリは完全に小学生の学芸会かお遊戯そのもの!誰がどう見ても歴代チャンピオンとは思えないバカバカしさ(←失礼)に、周囲からは大きな笑いが沸き起こりました。

 

そして、全員で万歳三唱して式は無事に終了。

 

最後にブーケトス!

 

「大会優勝者のレース中の結婚式挙行」という新記録を樹立

畳平の乗鞍本宮で挙式を上げるケースはこれまでにもありましたが、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会中に挙行されたのは、おそらく、森本選手が始めてのことかと思います。今後、コースレコードの更新などの新たな記録を樹立されることともいますが、「大会優勝者のレース中の結婚式挙行」という記録は今後も破られることはないでしょう。

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