ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2014/09/27〜28) C

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(Update:2014/10/02)

 

【雪渓上部 U、モーグルコース】

雪渓上部左側 − 上級者限定

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。

大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。

したがって、8月下旬以降になって雪渓上部左側しか滑走エリアがなくなるとノリクラデビューは出来ませんので、初めての方は雪渓下部や雪渓上部右側が滑走できる8月中旬までにお越しになったほうが良いでしょう。

 

昨年の下端部分
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2013/09/28〜29) C
先週の下端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2014/09/20〜21) C
今週の下端部分
昨年より2週間早い雪解け

下端部分は落書きの岩から30メートルほどのところに位置し、昨年より2週間早い雪解けです。

 

モーグルコース

先週はモーグルコースが2本ありましたが、今日は左側(南寄り)の1本のみ。右側(北寄り)はラインが残っていますので、整備すれば滑走可能な状態です。

 

「10時30分ごろまで、見事な雲海でしたよ」 いつもの撮影位置へ...

朝一番から滑走しているこちらの常連の方。「10時30分ごろまで、見事な雲海でしたよ!今日はこの1本で最後にしますから、いつもの撮影位置へ...」

 

2009ハイマツ帯を縁取るウラジロナナカマドの紅葉
2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) C
2012年のハイマツ帯を縁取るウラジロナナカマドの紅葉
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2012/10/06〜07) C
2013年のハイマツ帯を縁取るウラジロナナカマドの紅葉
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2013/10/05〜06) C
今年のハイマツ帯を縁取るウラジロナナカマドの紅葉
例年より1週間早い

「いつもの撮影位置?」
それは、毎年、大雪渓の紅葉が進んだ時期に同じシーンの撮影をするからです。今年は昨年より紅葉が早く進んだため、1週間早い撮影となりました。今回はちょっと濃霧がかかってしまったのが残念...例年は翌週の10月最初の週末に撮影していますから、次週末も紅葉が残っていれば、もう一度撮影したいと思います。(いつも取材協力有難うございます!)

 

13メートル×49メートル(ピッチ:3.8メートル)

コブの長さは先週より2コブ短くなって、13メートル×49メートル(ピッチ:3.8メートル)。おそらく、次週末も滑走可能かと考えられます。

 

上端部分

上端部分の積雪状況を確認します。

 

昨年の雪渓上端
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2013/09/28〜29) C
先週の雪渓上端
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2014/09/20〜21) C
今週の雪渓上端 −昨年より1週間遅い雪解け

先週からの雪解けは30〜50センチ程度で、昨年と比べて1週間遅い雪解けです。上端の積雪量がかなり少なくなってきましたので、今後は、少しの雪解けでも積雪面積が大きく減少するため、次週末は上端の位置がかなり変化するかもしれません。

 

上端から−下端部分まで92メートル、例年よりやや長い

雪渓上部左側の上端から下端までの距離は92メートル。2013年は108メートルです。2012は53メートル。2011年は35メートル、2010年も60メートル、2009年は82メートル、2008年は100メートル、2007年は72メートルでした。昨年よりは短いものの、例年よりもやや長い状態です。

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