ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2014/10/04〜05) D

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(Update:2014/10/09)

 

【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★見頃が終わりました(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。先週は近年まれに見る見事な紅葉を見せてくれましたが、ピークから1〜2日程度で落葉が始まり、今週は見頃のエリアがかなり限定される状況となってしまいました。全体的に昨年より1週間早い状況です。なお、一部の画像については、10月1日(水)に撮影したものを掲載しております。

 

<紅葉関連情報>

■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  
■ ビューポイント(地図) − ノリクラガイドマップ紅葉上部エリア版(大雪渓〜摩利支天)   ノリクラガイドマップ紅葉下部エリア版(三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)

 

昨年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2013/10/05〜06) E
先週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E
今週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
見頃は過ぎて枯れてしまう

こちらは大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。先週ピークを迎え、今週は残念ながら、枯れてしまいました。昨年はかなり落葉が目立つものの、まだ発色のよい状態が続きましたが、今年は落葉は見られないものの、完全に褐色へと変化して枯れてしました。

 

先週の宝徳霊神〜大雪渓登山道
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E
今週の宝徳霊神〜大雪渓登山道
完全に落葉

比較的早期から発色し始めた箇所に関しては、ほぼ完全に落葉です。左の画像と右の画像ではたった3日間(中2日)しか経過していない状態。上部エリアの紅葉は色付きのスピードが速く、また、終了するスピードも早い傾向がありますので、年によって、見頃・ピークがどちらの週末にもかかってもないというバターンも見られる程です。

 

大雪渓全景 − 一部で紅葉が残る

先週末」と比べれば、状態のよくないとところが目立ちますが、遠景からの様子ではそれほどひどいとは感じません。

 

探し回れば発色のよいウラジロナナカマドが見つけられる

ご覧のように、結構発色のよいウラジロナナカマドにめぐり合うことができます。ただ、かなり少なくなってきて、歩き回って探さないと見つけられないかもしれません。

いずれにしても、大雪渓エリアの紅葉はこの週末で終了です。今年は9月下旬の一気に見頃・ピークを迎え、1週間も持続できずに収束しました。今年は近年まれに見る状態のよい紅葉シーズンを迎えただけに、もう少し長く楽しみたかったと感じるところです。

 

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近) T】
★見頃が終了しました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

位ヶ原 − 宝徳霊神バス停付近

標高2500メートル付近の位ヶ原エリアでは、ダケカンバの色づきは先週よりもさらに深くなるものの落葉も目立ち、ピークはすぎてしまいました。

 

落葉が進んでダケカンバの枝振りがはっきりと

落葉が進んだことで、ダケカンバのグロテスクな枝振りがはっきりと確認でき、また、色濃くなった紅葉と枝振りを一緒に楽しむことができます。

 

先週の位ヶ原
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E

昨年の位ヶ原
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2013/10/05〜06) E

上段は先週の様子、そして、下段は昨年の様子。今週の画像と比べると、先週よりも黄色が色濃くなって落葉が進んでいることがよくわかります。また、先週の段階では、昨年より1週間早い進捗状況でしたが、今週は昨年よりもやや早い程度にとどまっています。

 

先週の富士見沢
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E

今週の富士見沢
昨年より1週間早く、見頃は過ぎる

富士見沢に関しては、ウラジロナナカマドは先週の段階でかなり枯れてしまいましたので、大きな変化はありませんが、ピークを迎えたダケカンバで落葉が目立ち、進捗としては昨年よりも1週間近く早い状況です。いずれにしても、ピーク・見頃は終了です。

 

富士見沢のウラジロナナカマド - 完全に落葉

先週はかろうじて残っていた富士見沢のウラジロナナカマドは完全に落葉し、先端に残る赤い実が目立つ状況です。

 

ここからは標高2500メートル前後の位ヶ原の車道沿いの様子をお伝えします。

 

昨年のウラジロナナカマド(位ヶ原)
2013ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2013/10/05〜06) F

先週のウラジロナナカマド(位ヶ原)
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2014/09/27〜28) E

先週のウラジロナナカマド(位ヶ原)
完全に落葉

先週は枯れた状態でも落葉せずに残っていましたが、今週はすべて葉が落ちてしまいました。位ヶ原エリアのウラジロナナカマドの中には、綺麗な紅葉を見せているものが残っていますが、大半はご覧のように落葉してしまいました。

 

昨年の宝徳霊神バス停前 − ほぼピーク
2013ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2013/10/05〜06) F

先週の宝徳霊神バス停前 − ほぼピーク
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2014/09/27〜28) E

10月1日(水)の宝徳霊神バス停前
ピークから3日後、落葉が始まる
10月4日(土)の宝徳霊神バス停前
ピークから6日後、完全に落葉

宝徳霊神バス停付近では、10月1日時点では、発色は先週よりもやや落ちるものの、他のエリアと比べると比較的良好な状態を保ちましたが、3日後の10月4日(土)には、手前のガードレールのウラジロナナカマドをはじめ多くが落葉してしまい、全体的に昨年より1週間早い状況です。今年の紅葉は見頃を迎えてから落葉までのスピードが例年以上に早い状況です。

 

10月1日(水)の位ヶ原お花畑 − 左側で落葉が始まる

10月4日(土)の位ヶ原お花畑 − 右側でも落葉が始まる

こちらは位ヶ原お花畑、上段の10月1日(水)時点では、まだ紅葉が残っていましたが、下段の10月4日(日)にはほぼ完全に落葉してしまいました。なお、今年は左画像のウラジロナナカマドのほうが右画像のものより先に落葉しています。

 

昨年同時期の位ヶ原お花畑 − ほぼピーク
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2013/10/05〜06) F

その1週間後の位ヶ原お花畑 − 右側から落葉が始まる
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2013/10/12〜13) F

上段は昨年同時期の様子です。下段はその1週間後です。今年は、左画像の箇所のウラジロナナカマドが先に落葉していますが、昨年は右画像のほうが先に落葉しました。同じエリアのウラジロナナカマドでは、大体、毎年同じような進捗を見せますが、このような変化を見せる場合もあって、興味深いところです。

 

10月1日(水)の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口

10月4日(土)の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
右側のウラジロナナカマドの紅葉が残る

こちらは11号カーブ、厳冬期のツアーコース入口です。例年、左画像のウラジロナナカマドは進捗が早く、右画像のウラジロナナカマドは進捗が遅い状態で、先ほどの位ヶ原お花畑のような逆転現象は、ここでは見られませんでした。

また、3日後の10月4日(土)になっても、右画像のウラジロナナカマドは落葉せずに残っていました。

 

昨年の11号カーブのウラジロナナカマド
2013ノリクラ 雪渓カレンダーVol.22(2013/10/05〜06) F

先週の11号カーブのウラジロナナカマド
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2014/09/27〜28) E

今週の11号カーブのウラジロナナカマド
完全に落葉

こちらは先の左画像に近い箇所の個体ですから、先週の段階で枯れ始めて今週は完全に落葉してしまいました。昨年と比べて1週間早い進捗です。

 

要所要所にはきれいなものが温存している

先週のピークど真ん中の状態と比べるとかなりの違いを感じますが、それでも、要所要所にはきれいなものが温存されていて、そんなところを探し出すのも紅葉散策の楽しみといってもよいでしょう。

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