ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2014/10/18〜19) C

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(Update:2014/10/23)

  

【登山道の積雪、頂上小屋】

山頂への登山道 − 肩の小屋より積雪

さて、17日(金)の初冠雪から一日経過しましたが、肩の小屋から先はご覧のように積雪が残っている状態。

 

日陰部分は要注意 − 硬く踏みしめられてアイスバーンに

全面積雪という状況ではないものの、日陰になる部分はかなり多くの降雪が残っています。また、多くの人が歩いて踏み固めてしまうため、場所によってはアイスバーン状態になっているところもあって、かなり慎重に歩く登山者ですら、しりもちをついてしまう様子が見られるほどでした。

 

稜線気温0℃ − 日差しの強さがあって寒さはない

10月後半になると、ノリクラは秋から初冬に差し掛かる時期で、今日も稜線の気温は0℃まで低下しました。それでも、まだ、力強い日差しがたっぷりあって、寒さをそれほど感じません。しかし、翌日の19日(日)は同じように快晴でしたが、気温が4℃もあるにもかかわらず、空気感に冷たさを感じ、アウターなしでは寒さに耐えられない状態でした。

 

大きな荷物を降ろすのは山頂神社の方 − 山頂神社は明日(10月19日)まで

そんな中、大きな荷物を背負って下山されるこちらの方は、山頂神社の方。明日で山頂神社は締めるとの事。また、畳平の神社はもうしばらく続けられるとの事ですが、冬季閉鎖が早まれば、それに合わせて締めるとの事でした。

 

今週の権現ヶ池 ノリクラ雪渓カレンダー初回版の権現ヶ池(5月上旬)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2014/05/10) B
今週の蚕玉岳〜朝日岳稜線 ノリクラ雪渓カレンダー初回版の稜線(5月上旬)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2014/05/10) B

こちらは権現ヶ池と蚕玉岳〜朝日岳稜線方面の様子。うっすらと積雪が見られます。右の画像は、今シーズン最初のノリクラ雪渓カレンダー(初回版 Vol.1のB)の時の様子。まるで別世界の状況ですね。

 

今週の朝日岳 ノリクラ雪渓カレンダー初回版の朝日岳(5月上旬)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2014/05/10) B

こちらは朝日岳の様子ですが、こちらも初回版のVol.1とは別世界。でも、あと1ヶ月もすれば、同じような光景に変化します。

 

まだ根雪にはならない − しかし、20日以降の降雪は一段と厳しくなる

この時期の降雪は根雪になることはまずありません。そのため、アイゼンが必要になるほどの状況ではありませんが、10月20日以降になると、雪の降り方が一段と厳しくなり、ガチガチのアイスバーンとなってしまう場合があります。時には登山道の位置さえわからないほどの積雪に見舞われる場合があります。

 

快晴無風でも天候悪化に備えた装備を

今日は日差しが暖かく、ほぼ無風に近い状態でしたので、夏場の登山とほとんど変わらない状況でした。ただ、これからの時期は天候が悪化傾向になるとひどい吹雪になることもありますので、しっかりした装備が必要となります。

 

頂上小屋

こちらは剣ヶ峰直下にある頂上小屋。

 

10月31日まで営業予定

天候状況がよければ、10月31日まで営業する予定との事。

 

厳冬期から小屋を守る柱がすでに用意される

冬は屋根よりも高く雪が積もるため、倒壊の危険を避けるために小屋の周囲に柱をかけて補強するとの事で、すでに小屋の周りには何本もの柱が用意されていました。

 

オリジナルのお土産なども販売

また、頂上小屋でしか手に入らないオリジナルの土産物などもあって、今日も珍しそうに買い求める登山客の方々がいらっしゃいました。

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