ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2015/05/30〜31) A

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(Update:2015/06/04)

 

【乗鞍岳春山バス、大雪渓に到着】

気温12℃ − 今日は寒さはありませんが、防寒着は必ず持参を

8時過ぎの大雪渓の気温は12℃、バスから降りても寒さとか暑さとか感じない状態です。ただ、5月・6月でも、山麓と大雪渓では時として10℃近くも温度差がある場合があります。ですから、必ず防寒着は持参してください。

 

大雪渓トイレ・避難小屋が利用可能になりました 除雪作業中、落石あり − 大雪渓から先は進入禁止

春山バスの大雪渓延長に伴い、大雪渓のトイレ・避難小屋は利用できるようになりました。除雪は大雪渓からさらに先の県境方面へと進められています。右の画像は大雪渓前に設置されたバリゲートです。歩行者の進入により、除雪作業の妨げになったり、富士見沢周辺で頻繁にみられる落石の危険性から、このような措置が取られていますので立ち入らないようお願いいたします。

 

シールを貼って出発 久々に剣ヶ峰へ

バスを降りたスキーヤー・ボーダーの方々は、山頂方面に向かうため、シールを装着するのなどの準備を行います。「山頂(剣ヶ峰)って、今年まだ行ってないんですよ〜」と、おっしゃることらの方。シーズン終盤を迎え、最後の剣ヶ峰に向かうとのことでした。

 

スキーシーズン最後はノリクラで

そして、こちらのグループも今日でスキーシーズン終了とのこと...「でも、あと一回くらいは来て見たいんですけどね...」雪のあるうちは何が何でも雪上に立ちたいというスキーヤー根性が見え隠れしますが、「今日で終了」と、おっしゃるスキーヤーの多くは、実はそんな風に考えているのではないでしょうか?

 

稜線目指して...

おそらく、100名近くの方々が、稜線目指して一斉に登って行きます。

 

【大雪渓下部】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2014/05/31〜06/01) A

先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(2015/05/23〜24) C
今週の大雪渓入口
昨年より2週間早い雪解け

こちらは大雪渓入口付近の様子。左上が昨年、右上先週の様子で、下が今週の画像。先週よりも50センチ少なく、昨年より1メートル少ない状態で、昨年より2週間ほど早い雪解けです。雪解けスピードは先週と同じです。

 

大雪渓入口の看板 ガードロープ付近

左の画像では、大雪渓入口右側にある「高山植物などの採取は禁止...」の看板が出現し、右の画像では、ガードロープが出始めている様子がうかがえます。

 

昨年同時期の大雪渓入口の看板
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2014/05/31〜06/01) A
昨年同時期の1週間後のガードロープ付近
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.5(2014/06/07〜08) A

先週の段階では、昨年より2週間ほど遅い雪解け状況でしたが、左の看板付近は昨年とほぼ同じ状況に、そして、ガードロープ付近は昨年より1週間遅い雪解け状況で、先週よりも雪解けスピードが遅くなっています。

 

大雪渓トイレ・避難小屋は利用に

先ほど、申し上げたように、5月27日の乗鞍岳春山バスの大雪渓延長に伴い、大雪渓トイレ・避難小屋は利用できるようになりました。

 

昨年同時期の2週間後のトイレ付近
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.6(2014/06/14〜15) A
先週のトイレ付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(2015/05/23〜24) C
今週のトイレ付近
昨年より2週間早い雪解け

車道の反対側は、雪面が道路よりも1..5メートルほど低くなっています。左の画像は昨年同時期の2週間後の様子、右の画像が先週で、下段が今週のものです。昨年よりも2週間早い雪解けです。

 

モーグルコースの岩 − 昨年並みの積雪量

岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのが画像の中央に写るモーグルコースの岩です。そのためモーグルコースの岩は、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

ほぼ、昨年並みの積雪量。先週までは昨年よりも1週間ほど遅い雪解けがでした。他のエリアが昨年より2〜4週間も早い雪解けを見せる中、昨年と同じ個所はここだけです。

 

ゲートをセット

さて、これまでの大雪渓は、稜線へ登って行くための通過地点に過ぎませんでしたが、今日はゲートをセットしたボーダーの方々が大雪渓で何度も登り返して滑走されています。

 

タイムの計測装置も設置して 「年々、参加者が増えてきてうれしいですよ。」

スタートとゴールにはタイムの計測装置も設置して本格的なタイムトライアルです。ざっと数えただけで20〜30名の方がお越しになり、「年々、参加者が増えてきてうれしいですよ。」と、おっしゃっていました。静かな中、このエリアだけが夏の大雪渓並みの熱気が感じられます。

 

これから毎週、7月末まで通い続ける予定

これから毎週、7月末まで通い続けられるとのこと。一足早く、夏のノリクラがもう始まっています。

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