ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2015/07/10〜11) A

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(Update:2015/07/16)

  

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 U(三本滝〜大雪渓)】

三本滝ゲート − この先はマイカー規制 かもしかゲレンデにはニッコウキスゲ − 昨年より1週間早い

さらに進んで、観光センターから7km先の三本滝ゲート。この先はマイカー規制で、バス・タクシー・自転車のみ通行可能です。そして、その隣のかもしかゲレンデでは、ニッコウキスゲが一斉に咲き始めました。昨年より1週間早い状況です。

 

青空を行き交う雲は夏の雰囲気

青空を行き交う雲が夏の雰囲気を感じさせるようになると、梅雨明けも間近と思ってしまいますが、東海地方・関東甲信地方の梅雨明け平年日は7月21日。まだ10日もあります。これから梅雨末期は最も雨の降る時期でもあります。

 

コバイケイソウ ロープ規制があります

さて、コバイケイソウが見事に咲き乱れています。どうやら今年は当たり年なのか...コバイケイソウは一般的には二年おきに当たり年・外れ年があるといわれています。実は先週から咲き始めていたものの、掲載件数が多くなりすぎたため、保留してしまいました。コバイケイソウの開花も例年と比べると早い状況が見られます。また、おそらく、立ち入る方が多かったのか、ご覧のようにロープで規制がされています。

 

カラマツソウ

さて、こちらは先週もお伝えしたカラマツソウ。

 

すべて雄しべで花弁はない 萼も開花すると落ちてしまう

カラマツソウにある無数の白い糸状のものはすべて雄しべで、花弁ではありません。元々、花弁はなく、萼も開花すると落ちてしまいます。右の画像では萼が落ちようとしている状態。こんな瞬間は図鑑ではなかなか見られず、現地でその瞬間に立ち会う必要があります。

 

冷泉小屋 冷泉の左側に注目

さらに進んで、冷泉小屋。冷泉の左側をよく見ると...

 

ウラジロナナカマドの紅葉 − 夏でもしばしば見られます

ウラジロナナカマドの紅葉が始まっています。本格的な紅葉は9月下旬頃ですが、ご覧のように部分的に紅葉するケースはしばしば見られます。ただ、このまま秋まで赤い状態を保持することはなく、この後、枯れてしまいます。

 

位ヶ原山荘 富士見沢・屋根板方面 − 残雪より緑が多くなる

そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘。富士見沢や屋根板方面も残雪より緑の部分のほうが多くなってきました。

 

位ヶ原山荘周辺を見ても、山頂付近にのみ残雪がみられるのみです。

 

11号カーブ・ツアーコース入口

そして、位ヶ原山荘から1.5km先の11号カーブ・ツアーコース入口。まだまだ残雪が見られ、昨年よりも若干早い雪解け状態です。

 

新緑と残雪のコントラスト素晴らしい 秋の紅葉はさらに素晴らしい(9月下旬)
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2014/09/27〜28) E

新緑と残雪のコントラストも素晴らしいのですが、これが秋になると、右のような状況になり、まさに錦絵そのものです。大雪渓から位ヶ原周辺の紅葉は例年9月中下旬。乗鞍岳の紅葉については、乗鞍紅葉概要 をご覧ください。

 

快晴が続く 遠景の山並みは見事な水墨画

今日は見事な快晴が続きます。ノリクラの青空は平地のそれとは次元の違う深さを感じさせます。そして、遠景の山並みは見事な水墨画です。

 

位ヶ原お花畑 超絶景
空の青・ハイマツの緑・残雪の白 − ノリクラの夏の三原色

位ヶ原お花畑はまだ残雪が残っています、ほぼ、昨年と同じ状況です。こちらは前日撮影したもので、かなりの雲量があり、雲が激しく湧き上がってそれはそれなりに夏らしさを醸し出しています。そして、右の画像は雲一つない見事な超絶景!空の青・ハイマツの緑・残雪の白は、ノリクラの夏の三原色と言ってもよいでしょう。

 

5号カーブ 登山道口は雪の中(5号カーブ)

こちらは宝徳霊神バス停のある5号カーブ。右の画像はこの雪渓の左端から始まる登山道入口で、ここを登ると大雪渓に出ます。しかし、ご覧のように登山道は雪の中で、歩くことができません。

 

ノリクラを魅了するロケーション

どこをとってもすべてが絶景...これこそがノリクラを魅了するロケーションです。

 

位ヶ原の台地

今まで登ってきた道路が蛇のようにうねうねと這う光景...これが俯瞰できるところまで到達できれば、ヒルクライマーとしては感無量なはず。

 

自転車を止めてカメラを構える − 「今日は本当に切りがないですよ」

「どこを撮ってもキレイ...今日は本当に切りがないですよ。また、秋に来ます」と、言いつつ、何度も自転車を止めてカメラを構え、なかなか先に進めません。

 

まるで錦絵(9月下旬)
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E

そして、9月下旬になるとご覧のように錦絵が位ヶ原の台地に広がります。四季の移ろいのある日本に住んでてよかったなぁ〜と思うとよく言われますが、こんな変化があるからこそ「ノリクラに来てよかったなぁ〜」と、誰しも思うのではないでしょうか?

 

【大雪渓に到着】

総勢60名以上のボーダーの方

今日の大雪渓は夏山シーズンに入って初めて賑わいを感じました。こちらの方々はこれからボードのゲートを設置して、今日・明日で練習と競技会を開催とのこと。60名以上の大所帯で、それはそれはにぎやかなことです。

 

タクシーで登山口へ 初めてのノリクラ、初めての夏山登山

さて、こちらの方々はタクシーを利用して登山口で下車。ノリクラは初めてで、夏山というものに一度来て見たかったとのこと。これから剣ヶ峰登山に向かいますが、ちょっと肌寒そうで、一枚着ようかどうか迷う所。8時時点の大雪渓の気温は13℃、すがすがしい風が流れています。おそらく、動き出せば寒さはなくなると思いますので、もし、寒さを感じたら、肩の小屋で調節されてみてはいかがでしょうか?

 

登山口からすぐ先は積雪 誘導ロープにしたがって進む − 冷え込んだ日はアイゼンを

速報でもお伝えしているように、大雪渓登山道入口(肩の小屋口)から先は、ご覧のとおり、ほぼ全線積雪です。今日のようなバーンが緩んだ日は、ほぼ問題ありませんが、天候が悪くて気温が低く、バーンが硬いときはアイゼンを用意されることをお勧めします。

 

そして、シャトルバスも到着。

 

シャトルバスが到着するとあわただしく荷物の搬出 今日もスキー&生ビール
=とうちゃん、待ってるよ=

シャトルバスの到着と同時に、スキー板などの搬出が一斉に始まり、かなりバタバタします。バスのトランクから荷物を搬出するときは、全員で協力しながらお願いいたします(その際、畳平へのお客様の荷物を間違えて搬出しないように)。さて、今週もやってきたスキーヤー。「3週間後待ってるよ!」と、とうちゃんへのメッセージ!

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