第12回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム

(2015/07/11〜12) A

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(Update:2015/07/30)

 

【7月12日(日)、レース当日の朝、開会式、スタート】

青空の朝 今年から担当に(左) − 青空に一安心

一夜明けて、翌日7月12日(日)は若干筋状の雲がたなびくものの、きれいな晴天の朝を迎えます。5時30分の気温は16℃。朝のひんやりした感覚はなく、今日も暑い一日が始まりそうです。

すでに大会本部にはスタッフが集まっています。今年から大会運営を一手に担当するこちらの方も、天候の心配がなくなり、まずは第一段階をクリアした模様(画像右に写る左の方。右は実行委員長の小島氏)。

 

選手駐車場(殿下平)

殿下平駐車場は、6時前の段階で半数以上が埋まっている状況。もう一つ上の段にも駐車場がありますので、満車になることはありません。ただし、前日のコーナーでも申し上げましたが、殿下平用の駐車券が必要です。

 

朝からハイテンション! − お決まりのポーズで

朝からハイテンションなこちらのグループ。「ピンクのジャージを見たらこのポーズ!」ローラー台を出してウォームアップをされるご様子ですが、すでにこのノリならウォームアップは必要ないかも...

 

ローラー台でウォームアップ − 「一回走ったけど相当厳しい」

レース開始まで2時間以上ありますが、ずーっとローラー台を回し続けるこちらの方。「いつもこれくらいからウォームアップし始めるんですよ。」今回初めての出場。「大会コースは一回走りましたけど、相当厳しい...涙が出てきちゃった(笑)。」

初めて出場されるその理由をお聞きすると、「勤務の関係で、近隣の県に転勤していて、今回は来場しやすかったため。」とのこと...今回エントリーされた1048名の都道府県の内訳は、北海道から熊本まで35の都道府県からお越しで、最も多いのは地元の岐阜県から192名で全体の18.3%でした。また、隣接する県では愛知県176名が2番目に多く、石川県47名(5番目)、富山県40名(7番目)、三重県38名(8番目)、長野29名(12番目)、滋賀県26名(15番目)、福井県8名(22番目)でした(下表)。

 

【都道府県別の出場人数(上位15)】

  都道府県 人数
岐阜 192
愛知 176
大阪 87
東京 65
石川 47
京都 44
富山 40
三重 38
神奈川 38
10 兵庫 36
11 静岡 31
12 長野 29
13 千葉  27
14 埼玉 26
15 滋賀 26
その他 -
合計
(35都道府県)
1048

畳平に向かうシャトルバスの県内者乗車率が約10%程度と言われ(参考:2013乗鞍フォーラム)、乗鞍入山者の県内者・県外者の割合を表していると推測されます。したがって、今大会は地元からの出場者が相対的に多かったという見方もでき、また、逆に見れば、県外へのPRにさらに力を入れれば、さらに認知度を上げる効果が期待できるとも取れます。

 

自分のペースで走れるからヒルクライムは好き

「ほら〜、うちのチームって、どちらかというとロードが主体なんですが、あんまりスピードとか好きじゃないんですよ。その点、ヒルクライムはスピードが遅くても問題ないし、一人で自分のペースで走行できるから、ヒルクライムは好きなんです。」

ロードレースとなると、駆け引きとか他の選手との「格闘」が必要な場面もあり、純粋にタイムを競う個人TTが別途設けられている場合もあります。闘志をウチに秘めて自分と戦うのがヒルクライムの特徴かもしれませんね。

 

家族で見守ってウォームアップ中

さて、お父さんに見守られながら、黙々とウォームアップ中。やはり初めての出場とのことですが、お父さんに応援には行かれないのですか?とお聞きすると、「下で待ってます。でも大丈夫です。ほかに仲間も一緒に走ってますから...」

本大会の参加資格は、「中学生以上の健康な男女で、本コースを競技時間内で完走できる自信のある方。」となっています。「自信」のほうはお父さんが「大丈夫!」と言っていますので問題ありません。「年齢」のほうも大丈夫! 実は本大会最年少での出場です(がんばって!)。

 

今年もMCは新田真士さん 6時より荷物預かり(防寒着・フルフィンガーの手袋等)

会場PAからの第一声は「時刻は6時前となりました。みなさん、おはようございます。乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム荷物預かりの時間となりました。準備が整いましたので、荷物預かり所までお越しください。荷物預かりは本部テントの横あたりで行っております。」と、聞きなれた声の主は、昨年も大会MCを担当された新田真士さん。「今年もWebSite 参考にさせてもらいました。よろしくお願いします。」

手荷物はゴール地点で受け取るもので、下山までの待機中や下山時に必要なものを一つの袋にまとめて手渡します。6時現在の畳平の気温は9℃、レースが行われる時間帯はもう少し高くなると思いますが、下山待機中や下山走行中は防寒用のウインドブレーカーやフルフィンガーのグローブが必須です。手荷物には防寒対策のウェアを忘れずに預けてください。なお、下山用のホイールは預けることはできませんのでご注意ください。

 

7時、サインシートへの署名(実業団)

一般選手の方は、手荷物を預ければ、開会式とスタートまで会場で待機するだけですが、実業団の選手は7時からサインシートへの署名を必ず実施しなければなりません。

 

「表彰台は狙いますよ!」 左脇のゼッケンは縦に(みんなで取り付け直す)

実業団の選手は事前登録したチームジャージを着用しての参加が義務付けられていますが、当WebSiteをよくご覧の方なら、このジャージどこかで見覚えありませんか?今回のコースとなっている乗鞍スカイラインは毎年5月15日にオープンし、一番乗りしたいヒルクライマーがこの日を狙ってお越しになります。しかし、今年は生憎の悪天候で、自転車通行止めとなってしまいました。しかし、どうしてもあきらめきれず、マラソン用のランニングシューズに履き替えて、走って(ランニングで)畳平まで登ってきたのが真ん中の選手...「表彰台は狙いますよ!」と頼もしい一言!

さて、サインシートへの署名の段階で、自転車・ヘルメット・ゼッケンなどの装備チェックがあり、その際に多くの選手が指摘されていたのが、左脇に装着するゼッケンの取り付け方でした。

 

機材・装備の装着規定 − 【拡大】

これは大会HPに掲載されている図です。赤丸は筆者がつけたものですが、ご覧のように左脇は縦に装着しなければなりません。

 

7時20分、開会式 開会宣言
(実行委員長 小島義弘氏)

そして、7時20分、開会式が始まります。会場にはしっかりとした日差しが差し込み、じりじりと肌を焦がす強烈日差しに汗がにじみます。

最初に実行委員長の小島義弘氏の開会宣言が行われます。
「皆さんおはようございます。今日は絶対晴れ男と自負しておられました小見山大会名誉会長・西倉副市長のおかげで見事な晴天となり、第12回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムが盛大に開催できます。最高の天気ですので、レースはもとより、乗鞍の大自然を全国からお越しの皆様に堪能していただきたい。それではただいまより、第12回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムレースを開催いたします!」

 

各選手はスタート地点へ 見守られながら出発

開会式が終わり、各選手はスタート地点へと移動します。最年少のこちらの選手も、ちょっと緊張した趣きですが、見守られながら移動します。

「ゴールは畳平の手前400メートルのところですが、6時時点の気温は9℃、晴、風速は5メートルです。荷物受付は7時40分まで、応援バスは7時50分から出発します。そして、出走サインは8時5分までに必ず行ってください。」と、会場MCが流れます。

 

森本誠選手へのインタビュー

スタートまでのわずかな時間ですが、招待選手の森本誠選手へのインタビューと選手へのメッセージ...

▼今回招待選手として来てくださっているのは山の神様と言われている森本誠選手です。おはようございます。最高の天気になりましたね。
「おはようございます。初めて岐阜県側乗鞍スカイラインを登ったんですが、これまで天候が良くなかったと聞いていますが、今日は良く晴れてよかったです。」

▼森本誠選手と言ったら、もう一つのノリクラ。長野県側の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍では三連覇ですよ(※)。そして、2010年にはJプロツアーで日本人のコースレコードを持っていらっしゃるとのこと。そして、今回、森本選手は最後尾からのスタートとのことですが、これについてはいかがでしょうか?
「そうですね〜できる限り実業団E1について行けるように頑張ります(笑...会場からも笑)。」

▼選手の皆さんに今回のレースでアドバイスするとしたら
「勾配がかなりきついので、最初に飛ばしすぎると持たないので、周りの選手が気になるかと思いますが、前半は飛ばしすぎないように注意してください。」

※ 三連覇を果たした2010年の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍では、コースレコード(55分08秒)を樹立。現時点でもまだ記録は更新されていません。

 

エントリー1048名 − 過去最高

今回のエントリーは1048名で過去最高になりました。昨年大会は突然の悪天候で下山困難な状況が問題となり、今年は応募が減少するのではという懸念がありましたが、それを払しょくすることができました。

 

レース直前の緊張感 「WebSite楽しみにしてますよ〜」

レース直前の緊張したひと時ですが、「WebSite楽しみにしてますよ〜」と、声をかけて下さる選手もいらっしゃり、今回も数多くの選手の方々の様子をお伝えしたいと思っております。

 

スターターは小見山大会名誉会長 8時15分、E1・E2がスタート

そして、8時15分、実業団E1・E2のレースが、小見山大会名誉会長のスタートピストルで始まります。

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