ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2015/07/18〜19) B

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(Update:2015/07/23)

 

【大雪渓に到着】

9時の大雪渓 − 雲間に青空

大雪渓に到着した9時の時点では、雲間に青空がのぞき、山頂は見えないものの、まずまずの状況。

 

10時前 − 周囲に霧が立ち込める

しかし、10時前あたりになると周囲に霧が立ち込めるようになってきます。

 

9時便が到着 − 手分けしてスキー・ボードの搬出

こちらはシャトルバス9時便が大雪渓・肩の小屋口バス停に到着したところ(定刻:9時45分)。皆さんで手分けしてスキー・ボードの搬出をされるとかなり時間短縮になります。

 

気温10℃の霧雨 − 「もう帰りたい!」

気温は10℃、霧雨の粒がやや大きく、バスを降りたばかりの方々は、悪条件の前にすでに「帰りたいモード」になっています。

 

レインウェアを急いで着用 − 「WebSite、いつも見てます!」

こちらの親子もレインウェアを急いで着用です。「WebSite、いつも見てます!」と、お声をかけてくださりありがとうございます。夏スキーは梅雨明け後が本番、まだまだ、お越しくださいね。

 

コブ管理人、本日の作業終了 − 霧雨でびしょ濡れ 足早に避難小屋へ

さて、コブ管理人が今日の作業を終えて、一旦雪渓から降りてきました。霧の粒でぬれて、ウエアは真っ赤から赤黒くなっていますよ。皆さん、足早に避難小屋に集合です。

 

ごった返しています

これから登山に出かける方。夏スキーの休憩に訪れる方など、さまざまです。

 

【雪渓下部 T】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.11(2014/07/19〜20) B
今週の大雪渓入口
昨年より若干遅い雪解け

雪解けが進むと、雪渓下部の一部に岩の頭が見られるようになってきます。昨年と比べると若干雪解けが遅い様子がみられます。今週は全体的に雪解けスピードが遅くなっています。

 

昨年の大雪渓入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2014/07/19〜20) B
先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.10(2015/07/10〜11) B
今週の大雪渓入口
昨年並みの積雪状況になる

こちらは大雪渓入口隣の車道と接する部分。車道からの距離は14メートルで、昨年の13メートルとほぼ同等です。先週までは昨年より1週間早い雪解けを見せていましたが、今週は雪解けスピードが遅く、ほぼ昨年並みとなりました。

 

スキーヤー専用道 ウラジロナナカマドにつぼみ−昨年より1週間以上早く例年並

雪渓上部に向かうスキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド。ようやくつぼみがみられるようになってきました。昨年より1週間以上早い状況ですが、例年と比べるとほぼ同じ状況です。

 

昨年同時期の1週間後の登山道入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2014/07/26〜27) B
先週の登山道入口
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2015/07/10〜11) B
今週の登山道入口
昨年より1週間早い雪解け

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。左上は昨年同時期の1週間後の画像で右上は先週の画像、下は今週の画像です。先週と同様、昨年より1週間早い程度です。

 

昨年同時期の1週間後の登山道入口(隙間6メートル)
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2014/07/26〜27) B
今週登山道入口(隙間7.5メートル)
昨年より1週間以上早い雪解け

車道との間の隙間は7.5メートルほど、昨年同時期の1週間前は6メートルほどでした。そのため、先週は1週間程度早い状態でしたが、今週は1週間以上早い雪解けです。

 

昨年同時期の1週間後の登山道入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2014/07/26〜27) B
今週の登山道入口
昨年よりも1週間ほど早い雪解け

登山道入口付近を別の角度で見ると、昨年よりも1週間ほど早い雪解けが見られますが、それも徐々に差がなくなってきました。

 

登山道入口から積雪が始まる場所までは約50メートルほど。

 

シナノキンバイ − 昨年よりやや早い

その登山道脇には毎年お伝えしているシナノキンバイが咲き始めました。昨年よりやや早い進捗です。

 

積雪箇所は誘導ロープに沿って登る

積雪区間が始まるとルートがわかりにくくなりますので、誘導ロープに沿って登るようにしてください。

 

昨年同時期の1週間前のモーグルコースの岩
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2014/07/11〜12) B
先週のモーグルコースの岩
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2015/07/10〜11) B
今週のモーグルコースの岩
昨年より1週間遅い雪解け−昨年より積雪が多いのはここだけ

岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのが画像の中央に写るモーグルコースの岩です。そのためモーグルコースの岩は、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

先週と同様、昨年より1週間遅い雪解けで、全エリアの中で、昨年より積雪量が多いのはここだけです。

 

昨年の石碑の岩
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2014/07/19〜20) B
先週の石碑の岩
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.10(2015/07/10〜11) B
今週の石碑の岩
昨年とほぼ同じ雪解け

そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります。これまでは昨年よりも1週間早い雪解けでしたが、先週からほぼ昨年並みとなっています。この場所だけなく、今週は雪解けスピードが全体的に遅くなっています。

 

石碑の岩のチングルマ − つぼみがみられる、昨年と同じで例年よりも遅い

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。しっかりと若葉が広がり、中央につぼみができている様子が確認できます。昨年とほぼ同じ進捗ですが、例年よりも遅い状況です。

 

昨年の石碑の岩の下部のバーン
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2014/07/19〜20) B
今週石碑の岩の下部のバーン
昨年よりやや早い雪解け

石碑の岩の下部のバーンでは、ご覧のとおり、中央部分の岩の大きさから、昨年よりもやや早い雪解けであることがわかります。

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