ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2015/08/13〜15) E

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(Update:2015/08/20)

 

【肩の小屋、畳平、お花畑】

お盆最終日の肩の小屋 − 今日も登山客がお昼休み

こちらはお盆休み最終日8月16日(日)の肩の小屋。今日も剣ヶ峰登山の方がお昼休憩をされる様子がみられます。

 

そして、肩の小屋の軽食コーナーでは...

 

こちらも一休み − 連日の忙しさから開放されて

やはり最終日とあって、連日の忙しさから少し開放されました。暑い夏もそろそろ終わりですが、生ビールをジョッキ1杯も飲めないけど、小休憩でちょっと一口だけほしいというとき、「チビ生」があったらと思うのは筆者だけでしょうか?(笑)...という事で、「今度スタッフ会議で提案してみる!」とのこと...提案が通るといいですね。

 

県境にて休憩中の親子お二人 「息子にはまだまだ負けませんよ!」

こちらは県境で休憩されているヒルクライマーのお二人。今年も親子で全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に参加されますが、「いやいや〜、まだ息子には負けませんよ!」と、おっしゃっていました。でも、そんなことを言っているうちに、あっという間に抜かされる日が来ちゃうかもしれませんね...

 

8月15日(土)夕方15時 − お盆期間中で最も混雑した日の 最も混雑する時間帯

お盆休みで一番賑わったのは8月15日(土)でした。こちらは午後の畳平ですが、午後になると下山の方が押し寄せます。こちらは、8月15日(土)の15時便を待つ列の様子で、最も混雑した日の中で、最も混雑する時間帯の模様です。

ちょうど、長野県側乗鞍高原行の乗客の列が長く延び、スタッフの方が最後尾のプラカードを掲げています。

 

バスを取り囲むように長蛇の列

畳平バスターミナル前は待機するバスを取り囲むように長蛇の列ができています。

 

それぞれのバスにお客様を誘導 「え〜っと、次に配車するバスは...」

そして、それぞれのバスにお客様を誘導。それと同時に、「え〜っと、次に配車するバスは...」と、配車表とにらめっこするスタッフ。結局、この便は6台が運行され、あと16時便・17時便の2便残す中、下山していない乗客数が残りわずかとなり、スタッフの表情ももほっとした様子に...

 

畳平お花畑 − 入口階段付近 ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲの群生が残っている

それでは、いつものように畳平のお花畑の様子をお伝えします。すでに高山植物のピークは終わっていて、全体的な数はかなり少なくなっています。こちらは入口階段付近。その中でも、高山植物の群生がわずかに残っている場所です。ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲの群生です。

 

ヨツバシオガマ、ミヤマクロユリは結実の時期 コウメバチソウはこれから咲く

それ以外の場所ではどのような状況かというと、ヨツバシオガマやミヤマクロユリはすでに結実を迎えています。また、コウメバチソウはこれから咲く花。ヨツバシオガマはまだ咲いているものもあります。

 

チングルマはきれいな綿毛 − 二度目の開花 コウゾウリナが咲き始める

チングルマもきれいな綿毛が咲き始め「二度目の開花」といってよいでしょう。また、場所は入口部分に限定されますが、コウゾウリナも咲き始めました。

 

遊歩道分岐点

そして、遊歩道をさらに奥へと進み、分岐点へ。

 

ハクサンボウフウの群生 − すでにピークを過ぎる

分岐点を右に進むと、白い花が点在しています。ハクサンボウフウの群生ですが、こちらもすでにピークを過ぎてしまいました。

 

クロクモソウ − 葉が特徴 ヨツバシオガマ − 見頃が続く

左は先週もお伝えしたクロクモソウ。先週は他の高山植物と一緒になっていたため、葉が写っていませんでしたが、ご覧のように丸っこい葉に特徴があります。そして、ヨツバシオガマはまだ咲いているものも数多く見られます。

 

ミヤマクロスゲが黄変 − きれいな小麦色へ

遊歩道の一番奥、折り返し地点付近をよく見ると、それまで緑一色だったものの、一部で小麦色に変わってきました。ミヤマクロスゲが枯れてきたといってしまえばそれまでですが、「草紅葉」と呼ぶと風情が感じられます。実際、ミヤマクロスゲが枯れてくると、小麦畑のような黄金色に輝き、なかなかの見応えです。

 

ミヤマキンバイの紅葉 − 高山植物の紅葉はビビッドな色彩

こちらはミヤマキンバイの紅葉。赤く縁取られていますが、今後、全体が真紅に染まります。このような微妙なタイミングに巡り合えるのはなかなか難しいところ。ノリクラの紅葉はウラジロナナカマドとダケカンバが主体ですが、降霜の影響を受けやすく、シーズンによって色づきの出来・不出来があります。しかし、こちらのミヤマキンバイやチングルマの紅葉は、降霜の影響を受けにくく、さらに色合いもかなりビビッドで見事な紅葉を見せてくれます。高山植物の紅葉は山全体を染め上げるスケール感はありませんが、色合だけは負けません。

 

トウヤクリンドウ − 高山植物シーズンは終了へ

トウヤクリンドウが咲くと、高山植物のシーズンは終了です。

お花畑は今後「草紅葉」の季節へ

先ほど申し上げたように、これからは秋の紅葉「草紅葉(くさもみじ)」の季節へと移り変わって行きます。

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