ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2015/08/22〜23) A

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(Update:2015/08/27)

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景とヒルクライマー U(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘)】

三本滝ゲート − この先マイカー規制

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先マイカー規制となります。ご覧のように今日は乗鞍スカイライン側は濃霧のため自転車通行止です。長野県側は午後から天候が回復したものの、岐阜県側は終日濃霧で、結局、乗鞍スカイラインは終日自転車通行止となりました。

この場合、自転車でも畳平には進入はできますが、誤って、乗鞍スカイラインへ下山することのないようにご注意ください。

 

全国、ランニングの旅

さて、こちらのランナーはすずらん橋駐車場から走って来ました。キャンピングカーとともに全国あちこちを走っていらっしゃるとのこと...雨の中でも元気そのもの。

 

緑の回廊

さて、緑の回廊が続きますが、そんな中でも少しずつ季節の変化が訪れています。

 

オオカメノキ(実) ウラジロナナカマド(実)

左はオオカメノキ(ムシカリ)、右はウラジロナナカマド、どちらも実が赤くなってきました。

 

山野草が咲き誇る

そして、こちらでは、いろいろな山野草が咲き誇っています。

 

トリカブト ゴマナ

最も目立つのはトリカブト。その周囲に咲くのはゴマナ。いずれも晩夏から秋のはじめに咲き始めます。

 

ミネカエデの紅葉

その上を見ると、ミネカエデが黄色く色づいています。ウラジロナナカマドが部分的に紅葉する現象は真夏でも見られましたが、ミネカエデが黄色く変化する様子はこれまでほとんど見られず、本格的に秋が近づいている証拠でしょうか?

 

マウンテンサイクリングまであと1週間

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで、あと1週間。訪れたヒルクライマーの中には、最後の追い込みにお越しになった方も多かった模様...

 

濃霧の中 − ぐいぐいとママチャリを

8月23日(日)は中腹の摩利支天付近はひどい濃霧で、周囲が薄暗く感じるほどでした。それでも、マウンテン大会最終日曜日とあって、最後の調整にお越しになった選手も数多くいらっしゃったようです。そして、やっぱりこのママチャリ選手も最後の追い込みにお越しになりました。

 

前方左側の木々をよく見ると...

 

枝先にととろ昆布? サルオガセ
空気中の水分と光合成で自活

さらに拡大してみると、木々の枝先にとろろ昆布のようなものがぶら下っているのがお分かりでしょうか?サルオガセ(猿尾枷、猿麻桛)は、サルオガセ科サルオガセ属の地衣類。キノコのような菌類と藻類が共生することで生命を維持しています。サルオガセは木に付着していますが、空気中の水分と藻類の光合成で自活しており、ヤドリギのような寄生植物ではありませんので、サルオガセが付着したからと言って、その宿主が枯れることはありません。

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景とヒルクライマー V(位ヶ原山荘〜大雪渓)】

位ヶ原山荘

こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘。今日も様々な方がお越しになっています。

 

湧き水でボトル補充 ノリクラは今日初めて

「今日初めてノリクラに来たんですよ〜」と、おっしゃるこちらのヒルクライマー。来週のマウンテン大会には出場されないとの事ですが、その翌週にエンデューロの大会に出るために足慣らしでお越しになったのこと...エンデューロの練習のためにヒルクライムとはかなり志向が異なっているようですが、「要は足が動くようになればいいですから...(笑)」との事。さて、本当にそれが正解かどうか筆者にはわかりません...

 

「いや〜ダメダメ...」と駆け込んできた マウンテン大会最終調整 − 「最後の悪あがきですよ!」

「いや〜〜ダメダメ...全然調整が間に合ってない!」といいながら駆け込んできたこちらの方。もちろん今年もマウンテン大会に出場され、今日は最終調整。「最後の悪あがきですよ!」と苦笑い。

 

先ほどの三本滝ゲートで 畳平まで!

...と、そこに走り込んでこられたのは、先ほど三本滝ゲートでお会いした方。今日はこれから畳平までの往復との事。国内はほぼすべて走り尽くされて走るところがもうないとの事。

 

常連タクシーが到着 お客様を登山道へご案内

さらにそこにやってきた常連ドライバーのタクシー。クルマを停めると、お客様を登山道へご案内。

 

ここにサンヨウカの実ができてますよ。 タクシーに乗りながら、高山植物説明から観光案内まで

「これはタケシマラン、猛毒ですよ!ユキザサと間違えちゃダメね。そして、こちらはこの標高だとアキノキリンソウじゃなくてミヤマアキノキリンソウかな...ここにサンヨウカの実ができてますよ。」と、高山植物を一つ一つ丁寧に説明されています。

ガイドつきの登山ツアーといっても良いほどの説明内容で、もしかするとそれ以上かもしれないほど話題盛りだくさんです。観光案内から高山植物まで幅広くノリクラを楽しみたいという方は、タクシーを利用するのも手でしょう。移動手段だけではないプラスアルファがあるはずです。

 

山麓からの激しく湧き上がる雲 来週、マウンテン出ます!!

山麓からモクモクと湧き上がる雲。モクモクというよりもモウモウと燃え上がるといった表現のほうが正しいほど激しく山麓から湧き上がってきます。「来週、マウンテンに出ます!」と、元気な声でカメラの前を通過して行きました。

 

位ヶ原11号カーブ − 他に先駆けてすでに紅葉が始まる

こちらは位ヶ原山荘から1.5km先の11号カーブ、ツアーコース入口付近。ウラジロナナカマドが黄色く変化しています。この付近のウラジロナナカマドの紅葉はほかに先駆けて始まりますが、8月中下旬でご覧のように、その変化がはっきりとわかるほどの色づきはこれまでにはなかったと記憶しています。

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