ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.17(2015/08/28〜29) B

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(Update:2015/09/03)

 

【雪渓下部T】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.17(2014/08/30〜31) B
先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.16(2015/08/22〜23) B
今週の大雪渓入口 − 昨年よりもかなり大きい

先週と比べると一回り小さくなっている様子がわかりますが、それでも、昨年と比べるとかなり大きい状態であることがわかります。

 

昨年の大雪渓入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2014/08/30〜31) B
先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2015/08/22〜23) B
今週の大雪渓入口
車道まで73メートル − 昨年よりも雪解けが遅い

こちらは下端部分から車道方面を撮影したもの。車道までの距離は先週の75メートルから73メートルへ縮小しています。縮小した原因は雪渓の左端(下から見て)からの距離を測定していて、雪解けとともに測定位置が変化したためです。積雪が増えたわけではありません。昨年は75メートルでしたが、測定位置が今年よりもかなり内側ですから、昨年よりも積雪量が多い状態には変わりありません。

 

スキーヤー専用道

こちらは雪渓上部に向かうスキーヤー専用道。ウラジロナナカマドの実は先週とほとんど変わっていません。

 

登山道入口

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。

 

昨年の登山道入口(雪渓との距離73メートル)
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2014/08/30〜31) B
今週の登山道入口(雪渓との距離46メートル)
昨年より1週間遅い雪解け

車道と雪渓下端その距離は46メートルで、昨年は73メートルで、1週間前が44メートルでした。これまでは昨年よりも早い雪解けを示しつつも、雪解けは徐々に遅くなり、先週ようや逆転し、今週は昨年より1週間近く遅い状況となりました。

 

石碑の岩

大雪渓で二番目に姿をあらわす石碑の岩。周辺は1ヶ月以上前に雪解けが終わっています。

 

石碑の岩のチングルマ

こちらはいつもお伝えしている石碑の岩のチングルマ。

 

ほぼ真横に広がり、あとは飛散するだけ 紅葉が始まる − 昨年より3週間も早い

綿毛もこれだけ真横まで開くと、あとは飛散するしかない状態...葉のほうをよく見ると、ご覧のように紅葉が始まっています。チングルマの紅葉はナナカマドに見られる「早期の部分紅葉→即落葉」という現象とは異なり、このまま全体が真紅に染まることと思います。

チングルマの紅葉も、昨年より3週間早く始まっていて、例年よりもかなり早い状況です。

 

昨年の雪渓上部右側の下端部分
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2014/08/30〜31) C
先週の雪渓上部右側の下端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2015/08/22〜23) B
今週の雪渓上部右側の下端部分
位置が先週より15メートル上昇

こちらは、雪渓上部の下端部分。先週と比べると、下端の位置は15メートルほど上昇しています。

 

昨年同時期の2週間前の雪渓上部下端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.15(2014/08/13〜16) C
昨年同時期の雪渓上部下端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー正式版 Vol.17(2014/08/30〜31) C
今週の雪渓上部下端部分
昨年より2週間遅い雪解け

左上は昨年同時期の2週間前、右上は昨年同時期のもの。それぞれ右下に写る黄色の矢印のある岩と雪の位置をご覧いただくとお分かりのとおり、今週は昨年よりも2週間遅い雪解けで、先週よりもさらに遅くなっています。

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