ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2015/10/03〜04) A

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(Update:2015/10/08)

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 U(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘)】 

三本滝ゲート − この先マイカー規制

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。このゲートからマイカー規制が始まります。

 

いつものタヌキ − ちょっと寂しそう

さて、いつもお伝えしているタヌキの子供。今日はいくらか寂しそう...野生であるが故の厳しさがあって「仲間たち」が少なくなってしまいました。

 

かもしかゲレンデ

三本滝ゲートを通過してこちらはかもしかゲレンデ。

 

紅葉前線はこの付近まで進んできた

今週はこの付近まで紅葉前線がやってきた模様で、見頃を迎えています。9時近くになると日差しの暖かさ・暑さも感じられるようになってきて、寒さから解放されます。これからの時期のヒルクライムは寒さに対する対策が必要になってきます。今日は問題ありませんでしたが、、日差しがないと登りでも寒く感じるようになるからです。

かもしかゲレンデ上部へ 広々としたゲレンデ

さて、沿道だけでも充分な紅葉ですが、一歩奥に進んでかもしかゲレンデを歩いてみます。かもしかゲレンデを横切るとヘアピンカーブ(35号カーブ)があり、それを過ぎると左の画像の部分に出ます。矢印のとおり左上に上るとご覧のような広々としたゲレンデに立つことができます。

35号カーブの位置については、ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号版 をご覧ください。

 

色鮮やかな紅葉(藪漕ぎ覚悟・熊に注意)

かもしかゲレンデ上部では、高天ヶ原をバックに色鮮やかな紅葉を楽しむことが可能です。ただし、下草がかなり生い茂っていますので、、藪漕ぎ覚悟で登ってください。また、藪で見通しが効かない場所もあって、熊との鉢合わせを避けるために、必ず熊鈴を携行してください。

 

摩利支天付近 − 今回はこの辺りが最も鮮やか

さて、車道に戻って、この付近は標高2000メートルの摩利支天。今回はこの辺りが最も色鮮やかな状況です。また、ノリクラの峰々を遠望できる唯一のポイントでもあります。県道乗鞍岳線は常にノリクラを見ながら進んでいるわけではなく、こちらの摩利支天を過ぎると、次は位ヶ原山荘を1.5kmほど過ぎた森林限界以降(11号カーブ以降)まで行かないと見られません。

 

ビューポイントで足を止めて 「来週は、毎年恒例の山越え予定です」

そんなビューポイントで足を止めるこちらのヒルクライマー。「来週も来ますよ!毎年恒例の山越えの予定で木曽福島から高山ですね...」 たしか、数年前は夕方近くになって冷泉小屋付近を登って来られたところにお会いした記憶があります。畳平到着は閉門ギリギリだったはず...今年もなかなかストイックな自転車旅行になりそうです。

 

今週の紅葉ベストポイント − 来週までもってくれるか...

来週お越しになるときもこの風景が残っていてくれるとよいと思いますが、見頃はやや過ぎてしまうでしょう。

 

場所によって状況は刻々と変化

少し場所が違うだけでも、、紅葉の状況は刻々と変わるもの...

 

冷泉小屋付近 − 颯爽と走り抜ける

紅葉がピークに達すると、終息は一気に訪れますので、できるだけ早めにお越しいただくのが鉄則です。高山植物の花期よりももっとシビアと考えられます。「昨日は大会で、今日は足パンパン...」と、おっしゃりながら颯爽と走り抜けるランナー。夏の暑さがなくなるとマラソンの季節がやってきます。

 

冷泉小屋前

こちらは標高2230メートルの冷泉小屋前。

 

今日も多くのヒルクライマーにお会いできました

今日もたくさんのヒルクライマーにお会いすることができました。取材一日目の10月3日(土)の自転車入山台数は113台、二日目の10月4日(日)は135台で、10月に入って100台以上は恐らく初めてのことと思います。秋のヒルクライムも夏とは違った趣がありますので、ぜひともお越しください。

 

シャトルバスと自転車のハイブリッドで紅葉散策 三本滝〜畳平間は途中下車可能(往復乗車券)

さて、冷泉の前で声をかけてくださったこちらのお二人。今日は折り畳みの自転車を持参してシャトルバスに乗車し、下りながら紅葉散策を楽しんでいます。冷泉付近は落葉が目立ち、「何年か前の素晴らしい紅葉を期待していましたが、ちょっと残念。例年より1週間も早いんですね...」 このあと、再び、上りのシャトルバスに乗車して、もう一度位ヶ原の紅葉散策に向かうとのこと...シャトルバスと自転車のハイブリッドで機動力を活用した紅葉散策です。ちなみに、片道乗車券での適用はありませんが、往復乗車券の場合、三本滝〜畳平間は途中下車可能です。

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 V(位ヶ原山荘〜大雪渓)】

位ヶ原山荘 落葉が目立つ

こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘。落葉が目立ってきました。

 

薪ストーブの前で陣取って 良い天気の下、今シーズンのノリクラ終了できて何より

気温は10℃。これからは日中でも一桁という状況も珍しくなくなってきます。こんな日は薪ストーブの前で陣取ってコーヒータイムが最高のぜいたく...「今日で今年のノリクラヒルクライムは終了です。8月の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は大変でした。レースが終わってすぐ温泉に入ったんですが、そのあと風邪ひいちゃいました。でも、今日は良い天気に恵まれ、シーズン最後が良いコンディションで締めくくれそうです。」

 

あら!お久しぶり... 初めての方をお連れして...

マウンテンバイクの足を止めて振り返るこちらの方。冬のバックカントリーでお会いする常連さんです。今日はノリクラ初めての方をお連れしてお越しになりました。ただ、この道は初めての方にとっては厳しいものがあり、乗っている時間よりも歩く時間のほうが長くなってしまった模様でした。

 

先々週の位ヶ原山荘上 − ピーク前、徐々に色づく
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.20(2015/09/19〜20) A
先週の位ヶ原山荘上 − ピークの状態
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2015/09/26〜27) B
今週の位ヶ原山荘上
ピークが過ぎると一気に落葉 − ピーク前にお越しください

こちらは位ヶ原山荘先の直線から望む屋根板方面の様子。右上の先週はピークに近い状況でした。その前後1週間を見ると一目瞭然ですが、ピーク1週間後の今週とピーク1週間前の先々週とを比べると、ピーク前にお越しになったほうが断然よいことがわかります。

 

位ヶ原11号カーブ 綺麗なものが所々に残る

位ヶ原山荘から1.5km先の11号カーブ。位ヶ原・大雪渓エリアの紅葉は見頃を過ぎてしまったものの、ご覧のようにきれいなものが部分的に点在しています。

 

多くのカメラマンが陣取る

そのため、多くのカメラマンが絶えることなくお越しになっていました。例年であれば、10月第1週あたりが見頃になるため、観光バス・マイクロバスを貸し切ってやってきた団体ツアーが多数お越しになっていました。ツアーの場合はあらかじめ日程を組んでしまうため、紅葉の状況に合わせて変更は難しいものと考えられます。

 

紅葉が終わっても、撮影モチーフはまだまだあります

紅葉は終わってしまいますが、紅葉だけがノリクラではありません。曲がりくねったダケカンバは青空をバックに構図をとれば、それなりのモチーフとなります。紅葉が終わっても、ノリクラには見どころがまだまだあることを忘れてはなりません。

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